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 作後随想

 この頁は、それぞれの話を書いた動機などをお伝えしたくて設けました。
 駄文の言い訳になってしまうかもしれませんが、よろしければお付き合いください。

 Mare di Luce”について

 パスワード通過後のページにあとがきがありますので、そちらをご覧ください。

 サンタクロース”について

 この話は、育児中の職場の友人が、“何歳位まで、子供に、サンタさんはいるんだと言ったらいいか、迷っている”と話していたのを聞いて、思いつきました。自分はどうだったかを振り返ると、うすぼんやりで物心がつくのが遅かったせいか、サンタが実在することなんか信じたことがなかったんですね。
で、リツコさんはどうだったのだろうかと。
 まあ、利発な人ほど、小さい時から活発だから、そう言う人の方が、ある程度の年まで、サンタさんの実在を信じるのかもしれません。
・・・あの悲しげな話を書く動機、というには、この文は片手落ちかもしれませんが。
 それと、勉強の出来る女の子が味わう疎外感、のようなものも書きたかったというのもあります。そういうのは、多分気にしなきゃ気にならないのですが、気にする質の人には気になるものだと思うので。リツコさんは、気にする質のような気がするのです。

  スイカ”について

 この話は、香淳皇后(昭和天皇の皇后さんのことです)が亡くなられた日に思いつきました。かなり脈絡が無いような気もしますが。
私には、祖母というものに対して、かなりの思い入れや思い出があります。
それで、書いてみたくなったのかもしれません。
 それと、リツコの死を悲しんでくれる人が、エヴァワールドにいるだろうか、と、考えてしまったこと、また、サードインパクト(補完計画)の後、リツコの祖母はどうなったのだろうか、と考えたことなどが動機になっています。
孫を失い、生きていても甲斐の無いような生、短い余生を送るのだろうか。それでは余りに悲しい・・・と思ったのも、書く動機の一つであったかもしれません。
(その割には、地味な話にありがちなように、描写や文章のあらばかりが目立ちますが。派手なストーリー展開があるほうがまだごまかせますが、こういった地味な話になると・・・ 自分の力量不足を痛感してしまいます。)

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