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原作との一致度 |
評価 |
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映画は、”嬉し野の凶事”(ゴラム(ゴクリ)の回想)から始まる。ゴラム(スメアゴル)が仲間のデアゴルが見つけた”指輪”を、デアゴルを殺して手に入れる。
話が現実に戻って、ミナスモルグルに向うフロド達一行に付いて行っているゴラム(夜で、フロド・サムは寝静まっている)。ゴラム、2人を出発させる。
(嬉野の凶事がまともに映像化されるとは思っていなかったので、びっくり仰天。でも、出来はかなり良い。導入としても、良いと思う。まあ、私はうるさいので、”イメージぴったり”とは言えないんだけど。) |
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◎ |
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話は、西側の一行に飛ぶ。アイゼンガルドに到着したガンダルフ、アラゴルン、レゴラス、ギムリ、セオデン。ピピン、メリーに会う。メリピピが皆をアイゼンガルドの根元にいる木の髭の元へ。ピピンがパランティアを見つけ、拾い、ガンダルフが取り上げる。その後、ローハンの館(エドラス)に戻る一行。その夜、ピピン、誘惑に負けてパランティアを寝ているガンダルフから取り、覗く。引き込まれ、叫び声を上げるピピン。白の木と、襲われているゴンドールを見る。ガンダルフが取り押さえる。ピピンに見た内容を聞くガンダルフ。ピピンを連れてゴンドールへ向う。メリーとの別れ。(お気楽なピピンに対し、メリーが真剣に別れを惜しんでいるのが胸にジンと来る。) |
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△
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西の港(灰色港)にに向うアルウェン一行。アルウェンが、男の子が駆けて行って、アラゴルンに抱きつく(子供は、未来の自分の子供(アラゴルンとの間の子))幻影(予知)を見る。連れの従者に急ぐよう促されるが、馬を駆って裂け谷へと引き返すアルウェン。エルロンドに自分の予知を話す。”まだ望みはある”と言うアルウェン。エルロンドに、”折れたる剣”ナルシル(アンデュリル)を鍛え直すよう頼む。ビルボの詩が詠じられる。(灰の中から火はよみがえり・・・の詩。)鍛えなおされるナルシル。 |
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○〜△ |
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話は再びフロド達の一行へ。ゴラムは自分の企みを口にし、偶然起きて聞いていたサムにどやされる(フロドに止められるが)。ゴラムはフロドにサムへの疑念を抱かせるようなことを囁く。 |
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○〜△ |
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今度はゴンドールに到着したガンダルフとピピン。デネソールに会う。デネソールの膝の上には、2つに割れたボロミアの角笛が。ピピン、ボロミアが彼らを守って死んだことを告げ、感謝の印としてデネソールに忠誠を誓いたいという。デネソールの反応は冷淡。アラゴルンのことを知っており、ローハンへの援軍要請を進言するガンダルに、”わしを盾に使って、イシルディアの世継ぎを代わりに連れてくるんだろう。ゴンドールに王は要らん”という。(何故知ったか(原作ではパランティアで見てたってことになってるが)についての言及はなし。)食事の果物に執着する、老いぼれ爺というイメージで描かれている。
あてがわれた宿舎に入り、フロド達の事を思い、東の、ミナス・モルグルの方を見るガンダルフとピピン。 |
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(辛うじて) |
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話は再びフロド達の一行へ。ミナスモルグルの門前を横切り、山越えの階段(シェロブの洞穴へと続く)へ2人を導くゴラム。折しも、ミナスモルグルの門が開き、一行はナズグルに先導された軍勢がミナスティリスに向けて出発するのを見る。ミナスモルグルの塔から吹き上がる、禍禍しい緑色の光線。実は、ゴラムはトリック(レンバスをわざと捨てて、サムに罪を着せる)を行っている。最終的に指輪の重みに耐えかねて打ちひしがれるフロドに対しサムは、”おらが代わりに持って差し上げますだ”と言い、フロドの最終的な疑念を誘い、2人は別れてしまう。一人先へと(シェロブの洞窟へと)進むフロド。
(話を判り易くする為、ゴラムが完全に悪党として描かれている。原作では、心の弱さゆえに指輪に執着すると言うイメージで、レンバスのトリックは勿論使っていない。また、サムの、”おらが代わりに・・・”のシーンは、原作ではモルドール入国後、滅びの山に向う途中でのもの。まあ、後の伏線として、話を判り易くする為にここに持ってきても可だとは思うが。) |
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○〜△
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ミナスモルグルの塔から吹き上がった光線を見るガンダルフとピピン。
オスギリアスを防戦するファラミア率いるゴンドール軍のシーン(だったと思う。以下、順不同というか、不確かになります)。ゴンドールに逃げ帰るファラミア軍。救いに出るガンダルフ。宮殿前でガンダルフとピピンと会う。フロドに関する情報を得るガンダルフとピピン。
ガンダルフ、ピピンに言いつけて、援軍要請の狼煙を上げさせる。山々の狼煙場を伝わっていく狼煙。(狼煙の伝わるシーンは超感動的。美しい。) |
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(原作では、ピピンは狼煙を上げていない。) |
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ローハンで、狼煙を見るアラゴルン。宮殿に駆け込み、セオデンに狼煙が上がったことを告げる。ゴンドールを救援に行くことを決断するセオデン。戦いの準備。ローハン軍、馬鍬谷へ。エオウィンも行動を共にする(付き添いのみと言い訳)。とがめるアラゴルン。エオウィンが剣を馬に隠して着けていることを見つける。馬鍬谷で、メリーの面倒を見る(剣を研いでくるように言うなど)エオウィン。アラゴルン、死者の道を見る。 |
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○ |
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ゴンドール宮廷内。ピピンがデネソールに忠誠を誓っている。”忠誠には愛を、不忠には相応の報いを(だったっけ)”という意味の事を言い、ファラミアを叱責するデネソール。ファラミアにオスギリアスの奪還を命じるデネソール。”兄の代わりに私が死んでいれば良かったのか”というファラミアの問いに、肯定の返事を返すデネソール。ファラミアらの出陣(悲しみの)。ファラミアを励ますガンダルフ。ゴンドール付近の野で行われる戦闘。その間、ピピンを傍に侍らせ、歌を所望しながら、食事(果実など)を貪り食うデネソール。 |
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場面は馬鍬谷へ。夜、セオデンに呼び出されるアラゴルン。セオデンの幕屋で待っている客人。セオデンは座をはずす。客人はエルロンド。サウロンの力により、アルウェンが衰弱していると話す。娘を救う為に、サウロンを倒すようアラゴルンに依頼する(というか)エルロンド。死者の道を取り、ゴンドールの正統な世継ぎになら従うであろう死者達を味方につけるよう勧める。死者達が従うかどうか自信なげなアラゴルン。エルロンドがアンデュリルを渡す。そしてエルフ語で言う。”私は人間に望みを与えた”アラゴルンが返して言う。”私は私の為に望みを取っておかなかった。”(この発言については、”良かった点”で述べます。原作にある言葉(但し出典は別の場所)。私としては、この言葉をこのシーンで聞けたことだけで、今回の映画3部作全ての存在意味がある位に思っています。エルフの高貴さと悲しみを、これ以上に表したシーンはないと思っています。) |
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(アルウェンの設定について)
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(エルロンドとアラゴルンのエルフ語のやりとりについて) |
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ゴンドール城壁前の戦闘。1人、瀕死の状態で馬に引きずられて城門に辿り着くファラミア。城に投石器で投げ込まれる、討ち死に者の首。例の極めて不愉快な叫び声を上げ、飛び回るナズグル。(ナズグルの乗り物の鳴き声は、全く原作のイメージ通り。秀逸。)担架で宮殿前に運ばれるファラミア。ファラミアが生きていることを確かめるピピン。ファラミアを見、城壁前の敵軍を見、ローハン軍が来ていないことから、絶望して取り乱し、”皆逃げろ”と叫ぶデネソール。ガンダルフに殴り倒される。以後はガンダルフが城内を指揮。 |
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再び馬鍬谷。アラゴルンが死者の道へと出発しようとする。止めるエオウィンに”あなたは幻影を愛している(だったっけ)”と語るアラゴルン。ギムリ、レゴラスが共に行く。
翌朝、ゴンドールへと出発するローハン軍。エオウィンが男性の出で立ちで密かに加わっている。セオデンに、置いて行かれそうになるメリーを、馬に乗せて連れていくエオウィン。 |
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ここら辺だったと思うんですが、シェロブの洞窟に入っていくフロドのシーン。進むにつれ、蜘蛛の巣に足を取られ、ついには手足が巣にくっついてぶら下がってしまうフロド。シェロブが来る。何とか抜け出して、ガラドリエルの玻璃瓶をシェロブに向ける。エルフ語で叫ぶ。”アイヤ (エアレンディル(?)) エレニオン アンカリマ!”玻璃瓶が光を発し、シェロブは退散する。フロドは洞窟の外に(一旦)逃れる。
場面変わってサム。階段を降りていく。途中で足を滑らし、転げ落ち、止まったところでゴラムが投げ捨てたレンバスを発見。涙ぐみ、思いなおしてフロドを救うため、引き返す。 |
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-以下、工事中- |
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