三度報告! ロードオブザリング・王の帰還 先行オールナイト上映鑑賞記!
既に本公開からかなり過ぎ、アカデミー賞も決まってしまいましたが、書き出しましたので、upします。ご了承下さい。
追記:祝! 第76回アカデミー賞 最多11部門受賞(作品賞、監督賞他)
 
さてさて、周りの批判をものともせず(誰も批判してません)、またまた行って来ました”ロードオブザリング・王の帰還”先行オールナイト上映。いえ、誰も批判なんかしてませんけどね。何しろ、ここんところ(というかこの1年)、超忙しいのがようやく多少一段落して、今なら行って来れますよ、って感じだったし。
いや、前評判とか結構高かったし、イベントとかもいろいろあったようなので、ちょっくら期待してたのですが・・・
(アカデミー賞最多11部門ノミネートだそうだし。)
まあ、感想は、順次このページの内容をお読みください、って感じで。
あ、総体に言って、評価は”まあまあ以上”です。ご安心を。要因は、皆さんの想像するものと違うかもしれませんが。
なんせ、最終作ってことで、前準備から、”トールキンファンとしては、ここはリキを入れねば!”って感じで結構(私としては)熱を入れてましたからねぇ。
という訳で、事前準備と劇場までの道から、お話させていただきます。
ネタバレになりますが、その点はご容赦下さい。(って言っても、のろのろ書いてるから、書きあがる頃には多分本公開が始まっているでしょうけどね。)気になさる方は、ご自分がごらんになるまで、読まないことをお勧めします。
・・・って言って、とろとろ書いている間に本公開始まっちゃった(ついでに、アカデミーも決まっちゃった)から、いいですよね?>ネタバレ。

追記:
なんだかんだで(主に多忙が理由)、本公開も殆ど終わったのに、書き終わっていません。途中ですがUPします。ご了承下さい。
 

では、始めます。
”三度報告! ロードオブザリング・王の帰還 先行オールナイト上映鑑賞記!”

(目次:1.劇場まで2.内容は? 1)あらすじは? 2)何が良かった? 3)何が良くなかった?|3.見終わって|
    4.番外・良くなかったこと)


 
1.劇場まで
 
 さて、上に書いたような事情で、”トールキンファンとして”リキを入れて前準備。(って程でもありませんけどね。)
まずは、先行上映があることの確認と、劇場調査から。
忙しいのが一息ついた時点で、ぴあを購入。先行オールナイトがあることを確かめ、劇場を探しました。
・・・だが、ちょっとめんどい。そこで、yahooの映画館情報ページを使用。(いや、別にyahooでなくてもいいんだけどさ。)東京でのロードオブザリング・王の帰還の上映館を検索。
そーすると、私の最寄りの、新宿と吉○寺で、先行上映館が各3軒と2軒。
・・・なんだ、ぴあ買う必要無かったじゃん。時間の経過と共に更新されて、上映時間とかも記載されてるし。
そもそも、月に何千円単位の料金をプロバイダに払ってるんだから、Webで情報集めりゃいいという話もあり。

で、劇場を調べ、それぞれの上映時間や規模を確認。
(実はこの作業、先行上映の前日夜(2/6)に行いました。それまで、ちょっと気の抜けないことがあったんで。
って言うか、先行上映に差し支えないように、それに合わせて厄介事を片付けたって感じです。)
といっても、各劇場について、それぞれ1個くらい判らないことがあったんで、吉○寺の一番小さい劇場以外について、全館に電話して、上映される館の席数とか、上映時間とか、不明なことを調べました。
その結果、一番広い劇場で上映されるのが、2年前に先行上映を見に行った、新宿松竹(820席)。上映時間(初回)は、午後7時半から。
よっしゃー、これに決まり! 行くぜぃ!ってなもんで、劇場は新宿松竹に決定しました。
あ、でも、7時半頃からの映画だから、食料仕入れとく必要があるなぁ・・・
あれ、この前行った時、新宿松竹の下に、ウェンディーズがあったんじゃなかったっけ。
いえ、最近、結構ウェンディーズづいてるもんで。(行動範囲に、このお店があるので。結構レアなんですけどね、このお店。)ここの、”クラシックダブル”っていう、でっかいミートパテが2枚入った(その分物凄く高カロリーだけど)ハンバーガーが、最近好みで。
で、Webで調査調査。
あ、やっぱ、1階に入ってる〜。これは、食料をここでゲットするしかないでしょう。

で、当日。
事前に、製作者が来日してのイベント(上野増上寺で)とかがあったり、いろいろかまびすしくやっているから、こりゃおそらく先行オールナイトは激混みだろうと予想した。前回、前前回は、確か1時間前くらいに着くように行ったような気がする。(1作目は1時間ちょっと切る位かな。)それでも相当並んだ。(まあ、まあまあの席に座れたけど。)
で、今回は、1時間半前には並んどいた方がいいな、と結論。
服装は? ちゃんとしたお洒落な服着ていきたい気もしたけれど、当日は寒そうだし、ちょっときれい目の普段着で、暖かめのを着て、コートだけはいい奴で、防寒性能はいい奴を着ました。待つことになるから、最近手に入れたトールキンの”帰らざる物語”上巻を抱えて。ハンカチ・ちり紙は必携(泣いちゃうかもしれないからね)。
で、家を5時に出て、5:45頃には現地到着。(実は1回、良く判らずに通りすぎてしまったりした・・・)
既に物凄い列が出来ている。(この劇場では、通行人の邪魔にならないように、映画館の中の階段とかで並ばせるんですが、その列が、窺い知ることが出来る範囲で既に長蛇の列になっている。)
急いで、1階のウェンディーズに入り、目的の食料をゲットしようとする・・・・が、ここも結構混んでいる。おまけに、ウェンディーズって、接客対応が遅いんだわ。マクドなんかと比べて。いらいらしながら待ち、クラシックダブルとサイドシーザーズサラダ、それにミルク(実は私のいつものメニュー)をゲット。ついでに、外の自販機で、ミネラルウォーターをゲット。
で、並ぶ。6時少し前。以前(第1作で)並んだ時(1時間弱前)より、大分後ろの方になっている。もうちょっと、早く出たら良かったかな。
 程なくして(10数分だったかな)列は動き出し、私の位置では、映画館の入り口の直前で停止。そこでしばらく待つことに。(中に入った人も、映画館の外側に並んで待っているらしい。)しばらくしてから、ハンバーガーで腹ごしらえ。
近くに並んだ人達は、あまりトールキンのコアなファンというわけでもなさそう。カップルに親子連れ、後ろには3人組み(らしい)映画企業関係者らしい人々。(この3人連れについては、少しばかり腹が立つことがあるので、後述する。ここに書くのは、見苦しいからね。)前評判を聞いて、来たのだろう。なんかみんな小奇麗な感じ。私って、ダサく見えてるんだろうな。ま、いいか。
 かなり経ち、上映まで30分位になった時、再び列が動き、場内へ。劇場の後ろの階段(私は2Fへの踊り場でストップ)に並んで更に待つ。しばらくして(15分前位)、前の映画の上映が終わり、観客が外へ。で、いよいよ劇場内に入場。やっと入れた〜。
 席の位置は、真ん中の指定席の更に後ろ。余り良好とは言えないかも。でも、一番後ろじゃないのでまあいいか、って感じ。確か、2年前はもうちょっといい席だったかなぁ。
パンフレットを購入して、さて、後は上映を待つのみ。さてさて、楽しみだぁ。

2.内容は?
 

1)あらすじは?
さてさて、では、あらすじをば書かせていただきます。ネタバレ失礼をば。
”自分で見るまで知りたくない!”という方は、読むのをご遠慮下さい。
長くなりそうですが、ご辛抱を。順に、項目別に行きます。○×で評価を付けるんで、表形式で。
原作との一致と、評価は、必ずしも一致しません。内容が違ってても、映画としていい場合もあるから。
あ、それから、既に数日経ってしまってるので、順番が狂ってるかもしれません。でも、内容は一応かなりの程度合ってると思います。
 
    原作との一致度 評価
映画は、”嬉し野の凶事”(ゴラム(ゴクリ)の回想)から始まる。ゴラム(スメアゴル)が仲間のデアゴルが見つけた”指輪”を、デアゴルを殺して手に入れる。
話が現実に戻って、ミナスモルグルに向うフロド達一行に付いて行っているゴラム(夜で、フロド・サムは寝静まっている)。ゴラム、2人を出発させる。
(嬉野の凶事がまともに映像化されるとは思っていなかったので、びっくり仰天。でも、出来はかなり良い。導入としても、良いと思う。まあ、私はうるさいので、”イメージぴったり”とは言えないんだけど。)
話は、西側の一行に飛ぶ。アイゼンガルドに到着したガンダルフ、アラゴルン、レゴラス、ギムリ、セオデン。ピピン、メリーに会う。メリピピが皆をアイゼンガルドの根元にいる木の髭の元へ。ピピンがパランティアを見つけ、拾い、ガンダルフが取り上げる。その後、ローハンの館(エドラス)に戻る一行。その夜、ピピン、誘惑に負けてパランティアを寝ているガンダルフから取り、覗く。引き込まれ、叫び声を上げるピピン。白の木と、襲われているゴンドールを見る。ガンダルフが取り押さえる。ピピンに見た内容を聞くガンダルフ。ピピンを連れてゴンドールへ向う。メリーとの別れ。(お気楽なピピンに対し、メリーが真剣に別れを惜しんでいるのが胸にジンと来る。)
○〜△
西の港(灰色港)にに向うアルウェン一行。アルウェンが、男の子が駆けて行って、アラゴルンに抱きつく(子供は、未来の自分の子供(アラゴルンとの間の子))幻影(予知)を見る。連れの従者に急ぐよう促されるが、馬を駆って裂け谷へと引き返すアルウェン。エルロンドに自分の予知を話す。”まだ望みはある”と言うアルウェン。エルロンドに、”折れたる剣”ナルシル(アンデュリル)を鍛え直すよう頼む。ビルボの詩が詠じられる。(灰の中から火はよみがえり・・・の詩。)鍛えなおされるナルシル。 ○〜△
話は再びフロド達の一行へ。ゴラムは自分の企みを口にし、偶然起きて聞いていたサムにどやされる(フロドに止められるが)。ゴラムはフロドにサムへの疑念を抱かせるようなことを囁く。 ○〜△
今度はゴンドールに到着したガンダルフとピピン。デネソールに会う。デネソールの膝の上には、2つに割れたボロミアの角笛が。ピピン、ボロミアが彼らを守って死んだことを告げ、感謝の印としてデネソールに忠誠を誓いたいという。デネソールの反応は冷淡。アラゴルンのことを知っており、ローハンへの援軍要請を進言するガンダルに、”わしを盾に使って、イシルディアの世継ぎを代わりに連れてくるんだろう。ゴンドールに王は要らん”という。(何故知ったか(原作ではパランティアで見てたってことになってるが)についての言及はなし。)食事の果物に執着する、老いぼれ爺というイメージで描かれている。
あてがわれた宿舎に入り、フロド達の事を思い、東の、ミナス・モルグルの方を見るガンダルフとピピン。
○〜△
(辛うじて)
話は再びフロド達の一行へ。ミナスモルグルの門前を横切り、山越えの階段(シェロブの洞穴へと続く)へ2人を導くゴラム。折しも、ミナスモルグルの門が開き、一行はナズグルに先導された軍勢がミナスティリスに向けて出発するのを見る。ミナスモルグルの塔から吹き上がる、禍禍しい緑色の光線。実は、ゴラムはトリック(レンバスをわざと捨てて、サムに罪を着せる)を行っている。最終的に指輪の重みに耐えかねて打ちひしがれるフロドに対しサムは、”おらが代わりに持って差し上げますだ”と言い、フロドの最終的な疑念を誘い、2人は別れてしまう。一人先へと(シェロブの洞窟へと)進むフロド。
(話を判り易くする為、ゴラムが完全に悪党として描かれている。原作では、心の弱さゆえに指輪に執着すると言うイメージで、レンバスのトリックは勿論使っていない。また、サムの、”おらが代わりに・・・”のシーンは、原作ではモルドール入国後、滅びの山に向う途中でのもの。まあ、後の伏線として、話を判り易くする為にここに持ってきても可だとは思うが。)
○〜△
ミナスモルグルの塔から吹き上がった光線を見るガンダルフとピピン。
オスギリアスを防戦するファラミア率いるゴンドール軍のシーン(だったと思う。以下、順不同というか、不確かになります)。ゴンドールに逃げ帰るファラミア軍。救いに出るガンダルフ。宮殿前でガンダルフとピピンと会う。フロドに関する情報を得るガンダルフとピピン。
ガンダルフ、ピピンに言いつけて、援軍要請の狼煙を上げさせる。山々の狼煙場を伝わっていく狼煙。(狼煙の伝わるシーンは超感動的。美しい。)
(原作では、ピピンは狼煙を上げていない。)
ローハンで、狼煙を見るアラゴルン。宮殿に駆け込み、セオデンに狼煙が上がったことを告げる。ゴンドールを救援に行くことを決断するセオデン。戦いの準備。ローハン軍、馬鍬谷へ。エオウィンも行動を共にする(付き添いのみと言い訳)。とがめるアラゴルン。エオウィンが剣を馬に隠して着けていることを見つける。馬鍬谷で、メリーの面倒を見る(剣を研いでくるように言うなど)エオウィン。アラゴルン、死者の道を見る。  
ゴンドール宮廷内。ピピンがデネソールに忠誠を誓っている。”忠誠には愛を、不忠には相応の報いを(だったっけ)”という意味の事を言い、ファラミアを叱責するデネソール。ファラミアにオスギリアスの奪還を命じるデネソール。”兄の代わりに私が死んでいれば良かったのか”というファラミアの問いに、肯定の返事を返すデネソール。ファラミアらの出陣(悲しみの)。ファラミアを励ますガンダルフ。ゴンドール付近の野で行われる戦闘。その間、ピピンを傍に侍らせ、歌を所望しながら、食事(果実など)を貪り食うデネソール。  
場面は馬鍬谷へ。夜、セオデンに呼び出されるアラゴルン。セオデンの幕屋で待っている客人。セオデンは座をはずす。客人はエルロンド。サウロンの力により、アルウェンが衰弱していると話す。娘を救う為に、サウロンを倒すようアラゴルンに依頼する(というか)エルロンド。死者の道を取り、ゴンドールの正統な世継ぎになら従うであろう死者達を味方につけるよう勧める。死者達が従うかどうか自信なげなアラゴルン。エルロンドがアンデュリルを渡す。そしてエルフ語で言う。”私は人間に望みを与えた”アラゴルンが返して言う。”私は私の為に望みを取っておかなかった。”(この発言については、”良かった点”で述べます。原作にある言葉(但し出典は別の場所)。私としては、この言葉をこのシーンで聞けたことだけで、今回の映画3部作全ての存在意味がある位に思っています。エルフの高貴さと悲しみを、これ以上に表したシーンはないと思っています。)
(アルウェンの設定について)

(エルロンドとアラゴルンのエルフ語のやりとりについて)
ゴンドール城壁前の戦闘。1人、瀕死の状態で馬に引きずられて城門に辿り着くファラミア。城に投石器で投げ込まれる、討ち死に者の首。例の極めて不愉快な叫び声を上げ、飛び回るナズグル。(ナズグルの乗り物の鳴き声は、全く原作のイメージ通り。秀逸。)担架で宮殿前に運ばれるファラミア。ファラミアが生きていることを確かめるピピン。ファラミアを見、城壁前の敵軍を見、ローハン軍が来ていないことから、絶望して取り乱し、”皆逃げろ”と叫ぶデネソール。ガンダルフに殴り倒される。以後はガンダルフが城内を指揮。 ○〜△ ○〜△
再び馬鍬谷。アラゴルンが死者の道へと出発しようとする。止めるエオウィンに”あなたは幻影を愛している(だったっけ)”と語るアラゴルン。ギムリ、レゴラスが共に行く。
翌朝、ゴンドールへと出発するローハン軍。エオウィンが男性の出で立ちで密かに加わっている。セオデンに、置いて行かれそうになるメリーを、馬に乗せて連れていくエオウィン。
○〜△
ここら辺だったと思うんですが、シェロブの洞窟に入っていくフロドのシーン。進むにつれ、蜘蛛の巣に足を取られ、ついには手足が巣にくっついてぶら下がってしまうフロド。シェロブが来る。何とか抜け出して、ガラドリエルの玻璃瓶をシェロブに向ける。エルフ語で叫ぶ。”アイヤ (エアレンディル(?)) エレニオン アンカリマ!”玻璃瓶が光を発し、シェロブは退散する。フロドは洞窟の外に(一旦)逃れる。
場面変わってサム。階段を降りていく。途中で足を滑らし、転げ落ち、止まったところでゴラムが投げ捨てたレンバスを発見。涙ぐみ、思いなおしてフロドを救うため、引き返す。
○〜△ ○〜△
  -以下、工事中-     

2)何が良かった?
-工事中-

3)何が良くなかった?
-工事中-

3.見終わって
-工事中-

4.番外・良くなかったこと
 

-工事中-