昭和45年、農林省園芸試験場口之津支場(現在:独立行政法人農業・生物系特定
産業技術研究機構果樹研究所カンキツ研究部口之津)において、
温州みかん(三保早生)とクレメンティンの交雑実生として育成した。(口之津5号)
名前は育成地(長崎県南高来郡(みなみたかきぐん))一帯の呼び名「南高(なんこう)」と
この品種のもつ良香に因む。
平成元年3月27日に「南香(なんこう)」として品種登録された。
(参考)
三保早生・・・・・・ 宮川早生にカラタチを受粉して得られた珠心胚実生から選抜された
温州みかん。
クレメンティン・・・アフリカのアルジェリアで発生したみかんの雑種。育成者のクレメント
神父に、ちなんで命名。
南香みかんの幼果1
南香みかんの幼果2
収穫期の南香みかん