無錫・蘇州・上海旅行(その2)

3月11日 無錫・蘇州から上海へ
朝食のためホテルのエレベーターで食事の会場へ向かう途中、
エレベーターが止まり、開くと、なんとバスローブを着た人が立っていました。
えぇっ、バスローブで食事???
なぜか、その人はエレベーターに乗りませんでした。
どこへ行くのだろう。気になって仕方がありませんでした。
このホテルにはバスローブが使えるもっといい部屋がある
ということが分かりました。
朝食はビュッフェスタイル。
品数は少なく、味も私の口には会いませんでした。
スイカは美味しかったです。
そういえば、上海では普通サイズのスイカが60元(約1,080円)で売られていました。
けっこうなお値段ですね。

今朝は8時出発。
昨日から乗っているバスは一列が2+1席で、
席の幅が広く前との距離もゆったり、
B737の座席を、はるかに上回る座り心地です。
DSC00059.jpg隣のバスと座席を比べて見てください

このツアーの走行距離は約850km。座り心地がいい、というのは大切なことです。
こんな安いツアー料金で、こんなにいいバス、なんてラッキーなのでしょう!!!
仮に次に行く機会があるとしても、こんないいバスに巡り合いたいものです。

最初の観光地は南禅寺
創建は547年で、現在の建物は1980年に修復されたもの。
周辺は古くからの商店街や、土産物店などが集まっていて、
いつもはにぎわっているらしいのですが、朝早いせいか、人は少なかったです。
DSC00064.jpg
境内には。水害を鎮めるために建てられたといわれる高さ43mの妙光塔があります。
DSC00069.jpg
寺の階段の下に、大好きな「小心」がありました。
こちらは'Causion' 。
'be Careful'は「注意してね!!」、'Causion'は「注意!!」かな???
「地滑」も面白い。日本だと「地面が滑る」、
こちらは「地面で滑る」。ぜんぜん違うのですね。
DSC00070.jpg

自動車を見ているとサイドミラーに赤いの布がついているのをよく見かけます。
ガイドさんに聞いたところ
「新車を買ったけど、事故に遭いませんように」っていうお祈りだそうです。
DSC00072.jpg

続いては清明橋周辺の散策
運河沿いに広がる歴史的な景観を残す町並みです。
2014年に世界文化遺産になった京杭大運河の一区間で、
周辺の街の発祥は10世紀ごろだそうです。
趣があって、いいですね。
DSC00076.jpgDSC00078.jpg右は清明橋

次は、大胡
大胡の面積は琵琶湖の約3.4倍。大きな湖であり、
無錫市に有名な観光地があるそうですが、
私たちの訪れた場所はどうも違うようです。
琵琶湖の南端から琵琶湖を眺めているようで、
その大きさを実感できませんでした。
DSC00088.jpg

無錫で最後に訪れたのは巡回塘古鎮
出かける前にWebでいくら調べても日本語の解説が見つからなかった観光地。
中国語の解説では1913年に建設されたとのこと。
まあ、川沿いに古い家々があり風情はありました。
DSC00103.jpgDSC00105.jpg
ここではハローを見ることができました。
DSC00108.jpg

午後は「蘇州夜曲」で知られる蘇州へ
蘇州のシンボルで、少し傾いているため中国ののピサの斜塔といわれている
961年に建立された八角七層の虎丘塔があり、
DSC00109.jpg バスの窓から撮影
「臥薪嘗胆」で知られる 呉の国王夫差が父を埋葬している
「虎丘」に行きたかったが、バスからの車窓観光だけでした。
後で調べてみると、入場料は35元(約630円)。そんなに高くないのにな??

蘇州での観光は藕園(グエン) だけでした。 世界遺産に登録されている蘇州の古典庭園の一つ。
清代の光緒年間(1875年〜1909年)、ある高級役人が退官後に
夫人とともに蘇州に隠居することになり、この庭園を買い取り「藕園」と名付けたとそうです。
DSC00118.jpgDSC00122.jpg
空には、かぎ状巻雲が見えました。
DSC00109.jpg
文化大革命のとき紅衛兵によって首を切り取られた彫刻がありました。
DSC00120.jpg

蘇州から約3時間で上海へ
夕食は上海の「大富豪酒楼」という店で、四川料理。
DSC00144.jpg
入口に魚が並べられていてタチウオは「帯魚」。姿にぴったりの漢字です。
一匹78元(約1,400円)でした。高いな!!
DSC00142.jpg
ビールはサントリープレミアム。ほんとう??
アルコール度数4.3%。30元(約540円)でした。
DSC00139.jpg
料理はテーブルに乗ると、すぐなくなるので写真がなかなか撮れません。
四川料理といえば「辛い」というイメージですが、そうでもありませんでした。
この店のチャーハンが今回の旅行で唯一おいしい米料理でした。
DSC00140.jpg写真下の茶色いのがチャーハンです
また、マーボ豆腐は新宿中村屋の「麻婆豆腐」とよく似た味で
「辛みはあるが、こくがない」。言い過ぎですね。
それでも私は時々、新宿中村屋の「麻婆豆腐」を食べています。
余談ですが、スープが置かれたとき、誰かが「ふかひれスープ」だ、
というので、あわててカップにすくったら、
ふかひれではなく春雨だったのでがっかりしてしまいました。
こんなツアー料金で出るわけないじゃん!!

今日の宿泊は高級な「シェラトン上海嘉定」
DSC00153.jpg
上海の中心からはバスで一時間ほどかかりますが、さすがにいいホテルです。
部屋は広く、トイレの横にはシャワールームがあり、
DSC00154.jpg
DSC00159.jpg
洗面台を挟んで浴室があります。
シャワールームの"Push" が気になりました。
「押」の中国漢字表記は「推」に似た字。
DSC00163.jpg
「押す」の左は手の象形、右は亀の甲羅の象形。
「亀の甲羅のような物で覆う」から「手で者を覆って、おさえる」に
なったのだそうです。
「簡体字」では意味不明!!

(その3)に続く