韓国の旅 済州島 釜山 慶州 ソウル(2009年10月)

10月16日 富山から済州島


9時45分集合ということで、急いで富山空港にいったら、
添乗員による参加者のパスポート等のチェックが行われていた。
これが長い!!
他の旅行社の人は、すぐ終わったのに何で? 
結局1時間近くもかかった。
もっとゆっくりくればよかった。
返却してくれるはずのお金も、催促してやっともらえた。
この先、何か嫌な予感がしてきた。
ツアー参加者は22名、皆さんお年寄り。うち3人は1人での参加だった。
 飛行機内の機内食は缶ビールが無料だった。アルコールが無料だなんて!!
でも、おしっこが近くなるので1本が限界です。

k01.jpgインチョン空港

インチョン空港到着後、バスで金浦空港へ。
胡散臭そうなガイドに車内で両替してもらう。1万円が12万ウオンだった 。

k02.jpg金浦空港

昔は国際空港だった金浦空港、待合室はさびれていた。
免税店は、つぶれかけのスーパーのお店という感じ。
ロッテリアだけはお客が多く、ここでカルビハンバーグを食べた。

金浦空港から飛行機で済州島へ、

k03.jpg飛行機から見えた幻日

到着したら、あたりはすっかり暗くなっていた。
驚くのは、道路上のいたるところに車が駐車していることである。
片道2車線の道路で、両側に車が駐車していて、すれ違いもできない。
また、大きな交差点でも信号が少なく、とても危険に思えた。
夕食は黒豚焼き肉、おいしくない。肉が固いだけだった。
ホテルの水は飲めないというので、ファミリーマートで水2リットルなどを買う。
水が飲めないというのは恐怖だ!
でも考えてみれば日本のホテルで水を飲んだ記憶はない。

「済州パシフイックホテル」に着いたのは午後9時過ぎ。
トイレはウオッシュレットだった。
4泊した中で、このホテルがいちばんよかった。
しかし、3人部屋なのにバスローブなどは2人分しかなかった。
翌日の起床は5時とのこと、早すぎる!!

10月17日 済州島から釜山


6時にホテルを出る。
地面が濡れている。明け方雨が降ったのであろう。
朝食は別の場所で、「牛のスープ料理」。
これはおいしかった。
これ以降、ホテルは全て、ただ泊まるだけ、素泊まりである。
食事をするために早起きさせられているようで気分が悪い。
 世界遺産、城山日出峰は、よい天気に恵まれ、さわやかな気持ちで散歩できた。
トイレの近くでおばあさんからミカンを買った。3,000ウオンだった。

k04.jpg世界遺産 城山日出峰

次に訪れた万丈窟は、暗く足元が悪い中をただ歩くだけ。
何にもなし。
実に時間の無駄。
なぜこれか世界遺産なのか理解に苦しんだ。
済州島の古い民家がある城邑民族村で観光。
ただの観光かと思ったら、商売だった。 
胡散臭いと思っていたのに、「冬虫夏草」を買ってしまった。
なんと600,000ウオン。どう考えてもばかばかしい。
どうかしていたとしか考えられない。
今回の旅行で、もっとも後悔していることである。

でもインターネットで調べて見ると偽物ではないみたい?
昼食は済州グランドホテル近くで太刀魚の定食、
これはおいしかった。娘は冷麺を追加したが8,000ウオンで、あわびの刺身などが入っていた。
これもおいしかった。
気がつくと済州新羅免税店は目の前、でも行く時間はなかった。
時間があれば行きたかったのに残念。

k05.jpg />道路はどこでも車が駐車<br />
<p></p>
済州島の飛行場の前はソテツ?の木がいっぱいで南国ムード。<br />さすがは韓国のハワイ(沖縄?)<br />
<p></p>
<img src=空からみた釜山

釜山の花火を見るために16時過ぎに夕食。
昼食は13時だったのに、あまりにも早い。「海鮮鍋」はいまいちの味、
チヂミはおいしかった。追加しようとしたら15,000ウオン。高すぎるので取りやめ。
20時から45分間の花火のために17時に席に座り、寒い中を耐える。
トイレも満員。なにせ100万人も集まってくるのだから。

k08.jpg寒い中、花火開始まで3時間待つ

花火が終わってからは大渋滞。
海雲台センタムホテルに到着したのは23時30分。
45分のために6時間半とは!!

k09.jpg釜山の花火(45分間で115,000発)

ホテルと花火会場の距離は約3km。
この間をバスで2時間30かかった。
歩けば、45分。
添乗員は、去年はホテルに着いたのが24時だったと自慢していた。
おまえはアホか(怒り怒り怒り)
わかっていたなら、もっと近いホテルを選ぶとか、歩いて帰るとか、すこしは考えろよ。
バスとの連絡が悪くて、バスに乗るまで、ぐるぐる同じような道を1km近くも歩いたのだから。
そしてさらなる不幸が待ち構えていた!!

ホテルについたら部屋の中はベッドを含めすべて二人用。
自分が間違えたのに違いないのに添乗員はホテルのせいにする。
しかも部屋にもやって来ない。

最悪だ!!こんな添乗員とは二度と一緒にツアーに行きたくない。
ソファベットの設置などで、落ち着いたのは24時過ぎ。
明日は5時30分起床だって
部屋はきれいだったが、トイレはウオッシュレットがない。がっかり。
添乗員に対する怒りで花火大会のことを書き忘れた。

45分で115,000発という花火大会。確かにすばらしかった!!
しかし、終わって席をたってからびっくり、というかガッカリ。
歩道も、道路も、いたるところ、新聞紙、食べ物・飲み物の食い残しや容器などのすさまじいゴミの山。
足の踏み場がない。
やや強い風のため、それらの一部は舞い上がっている。
儒教精神はどこへ行ってしまったのだろうか?
日本の海岸にゴミがたくさん流れ着くはずだ。

10月18日 釜山から慶州


5時30分起床。
6時30分にホテルを出て、朝食の食堂へ行く。
ガイドはどこへ食事に行くにもレストランへ行くという。
どこがレストランだ!!
朝食は「あわびのおかゆ」。さっぱりして日本人に向いている。
食べた後、おしっこと歯磨きのためトイレへ行き、扉を開けてゲゲッ。
男子用はなく、しかも、くみ取り式トイレ。
ゲゲゲッ。
これ以降、ことあるごとに、この光景が浮かんできた。
すぐ近くの海雲台の海岸はきれいなのに、がっかり!!!
「あわびのおかゆ」、先に食べておいてよかった。ゲゲゲッ

k10.jpg海雲台の海岸

釜山は韓国第二の都市だけあって高い建物がたくさんあった。
どこへいっても、港はやっぱりいいな!!(感動)。

k11.jpg釜山港と釜山市内

釜山から、高速道路を使って慶州まで移動。
途中サービスエリアに到着。見かけは日本と変わらない。
ただ、駐車場のど真ん中でCDを売っていた。販売許可を得ているのだろうか?
ここで、一度は食べたかったトッポギを食べた。
辛い!めちゃくちゃ辛い!!
もちのやわらかい食感など消えてしまうほど辛かった。

慶州では、まず古墳を観光。大きな公園内にある古墳。
秋の晴れた日、こういうところを散歩するのは心の洗濯になる。
洗濯と言えば、毎日、本当によく晴れている。
それだけなら時々あることだけど、韓国についてからというもの雲がまったくないのである。
不思議だ。
そして残念だ。
せっかく重たいカメラを持ってきたのに。

k12.jpg古墳公園

昼食は慶州。料理名はプデチゲ、ソーセージを野菜と煮込んだもの。
それにゆでたインスタントラーメンを入れて食べる。
いかにも安っぽい。
麺が少なかったので追加したら3,000ウオン。
えぇっ!!!
ただのインスタントラーメンが、えぇっ!!!

 食後は、敷地内にある紫水晶の店へ、
あんな安っぽいものを食わせて、さらにぼったくろうなんてとんでもない話だ。
何も買ってやらないよ。
この後は、寺巡り。残念ながら、私には何の感動もない。
ガイドは韓国の奈良だという。
奈良は行ってみたいが、やっぱり韓国の歴史に興味がないから仕方がないか。

k13.jpg仏国寺

18時ころ「慶州朝鮮ホテル」に到着。
インターネットでは、この地域では最高ランクと書いてあった。
今晩はゆっくりできると喜んでいたら、部屋はボロボロ。
トイレにウオッシュレットがついているはずもなく、シャワーは向きを変えることがほとんどできないうえ、水量が少ない。
今回のツアーで宿泊したホテルの中では最低のホテルであった。
何が最高級だ!!!
(まっ、他のホテルはもっとぼろいのかも?比較の問題かも?)

夕食は近くの焼き肉店でブルコギ。これはおいしかった。
  店員がチヂミはいかが?と聞いてきた。
うまいに違いないと思って、値段を聞いたら、15,000ウオン。
高すぎるよ!!!や〜めた。

10月19日 慶州からソウル


6時起床。
7時にホテルを出て、朝食の食堂へ行く。
同じ事だか、ガイドはどこへ食事に行くにもレストラン。どこがレストラン???
朝食は「豆腐チゲ」とサンマ。サンマはいかにも新鮮でない。
高速に乗って太田へ、そこから韓国の新幹線に乗る。

車内のメーターは途中、時速300キロを表示するが、そんあに早いとは思えない。
面白いのは途中通る小さな町にも、高い団地がいくつも建っていたことである。
ソウル駅についてガイドは言った
「ソウルの空気は悪い」。
わたしは、そう感じなかった。

k14駅.jpgソウル駅構内

そして昼食、ここに初日の胡散臭いガイドが現れた。
私たちはビビンバのみの昼食。
添乗員とガイドたちは焼き肉やチヂミを食べている。
添乗員がツアー客の横で、客よりいいものを食べる!!
さまざまなツアーに参加してきたが、こんな光景は初めてだった。
もちろん、自腹なら構わないが、ツアー客の手前、最低限、隠れてするものだ。
「ソウルの空気」より「お前らの空気」がよっぽど悪いよ。

 この後、新羅免税店へ。
 ここでの時間は1時間。土産物などの買い物をしたかった私たちには、あまりにも短い時間。
 「お前たちも一緒にビビンバだけを食べていれば、ここでもっと時間を使えたのに」と逆恨み。
 そしてソウルの繁華街、明洞へ。
 

k15.jpg明洞でショッピング(にせものあります???)

k16.jpgペヨンジュと一緒(明洞)

買い物するために両替店で換金、1万円が12万8千ウオン。
えぇっ!! ということは・・・・・
初日のバスの中での両替で、あの胡散臭いガイドは
各家族が1万円換金したとして、
10万4千ウオン(8,200円)も搾取したのか(怒、怒、怒)。
  宿泊した「ソウルガーデンンホテル」は、
日本の少しレベルの高いビジネスホテルという感じで満足であった。
しかしトイレがウオッシュレットでなかったから残念。

10月20日 ソウルから富山


4時30分起床。
眠たいよ!!
5時30分に出発。
どこかの地下にある食料品店で40分も浪費。
昨日、新羅免税店で1,200円だったチョコレートが2,000円。
人をばかにするのもいい加減にしろ。何にも買ってやらないもんね。
それでも店員がぴたりとつきまとうので、早々にバスに戻る。

でも、バスの中は暖房が利いていないのでさぶい。
こんなところで無駄に時間をつぶすのだったら5時30分起床でもよかったのに。
その後も暖房はなかった。
今朝のソウルは最低気温が7℃と、とっても寒かったのに。

インチョン空港でもパピッとしない添乗員。
ムダに時間が過ぎていく。
添乗員は、「朝は空港のお店は一部しか開いていない」と言っていたが、
ウソばっかり、
全部開いていた。

k17.jpgインチョン空港内

残り少ない時間で、急いで買い物。
ほんとうに今回は添乗員の時間管理の悪さと、
ツアーにつきものの契約商店で費やす時間で、時間のムダが多かった。
そしてそのシワよせが、むちゃくちゃ早い起床時間。
あの添乗員とは二度と行きたくない。

富山行きの飛行機は満席。満席の飛行機ほど憂鬱なものはない。
閉そく感で息がつまる。
しかもこの飛行機は3列+3列で、通路は一本しかないからなおさらである。
偏西風のため行きより飛行時間が短いのは幸いだった。

もっとも、これで旅行も終わりというさびしい気持ちも加わるのであろう。
以前南西諸島に出かけた時も、毎日好天に恵まれ、いいホテルにも泊まれて大満足。
しかし帰りの機内は憂鬱だったことを思い出した。

気象の話題に戻る