光 柱


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おもに冬、富山湾の夜空に光のすじが何本も見えることがあります。

空の高いところにある「うす雲」の中の小さな氷で、
漁り火の光が反射されてできたもので、光柱とよばれています。
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1983年、長崎県対馬で数百本の光の柱が現れ大騒ぎになりました。
それから福井、函館などで観測されました。
 海に近いところばかりで観測されるということは光源はたぶん「漁り火」に違いありません。
しかし、それを示す資料はありませんでした。
そんな中、光柱の光源が漁船の漁火であることを初めて示す写真を
撮影することができました。(下の写真)
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光柱が現われる高さは観測者と漁火の距離に関係し、
漁火からの距離が近いほど高い所に現われます。
   同じ方向の違った距離に漁火があると、
違う高さに光柱が何本も現われることがあります。
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同じ距離にある漁火 違う距離にある漁火