人生の約束
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新湊の内川周辺と曳山が舞台となった映画「人生の約束」が、
2016年1月9日に公開されました。このことに関連して、
新湊で見られる雲や気象現象を紹介します。
映画の場面にあった、旧新湊漁港の灯台からは、
晴れていると、海王丸や立山連峰が見えます。
ある日の早朝、空には高積雲が、かかっていました。
同じく、映画の場面にあった内川には、
たくさんの漁船が係留されていて、情緒があります。
晴れた日には、内川ごしに、立山連峰が見えます。
曇り空が続く富山の冬。
たまに訪れる、晴れて風のない冬の朝。
海岸に出かけると、冷たい空気と暖かい海面によって発生した、
蒸気霧を見ることができます。。
旧新湊漁港の灯台からは、蒸気霧の中、
係留地の内川へ帰る漁船が見えていました。
なお、船の上にかかる橋は新しい奈古の橋(なごのうらおおはし)です。
すぐ奥には、もうひとつ、旧の奈古の橋(みなとはし)がかかっています。
10月1日の「新湊曳山まつり」では、西からきた曳山が、道路を直角に右折して、坂を上り、
今度は直角に左折して旧の奈古の橋を通る(下図の白い矢印)という、
巡行コースの中では操るのがいちばん難しい地点になっています。
見どころであるため、祭りの日は、たくさんの人が見に来ます。
映画の中でも、ここでの曳山シーンが、いちばん多く使われていました。
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googleマップより | 直角に曲がる道 |
夜の曳山(全部で13基あります)
蒸気霧ごしに見える奈古の街です。
昔は、堤防のすぐ後ろに家々があって、
台風などによる高波の被害を受けていましたが、
今は、海側に、新しい道路と堤防ができたため、
高波の危険は少なくなりました。
別の日、庄川河口では川霧が発生していました。
晴れて風のない日でしたが、やや高い波が押し寄せていました。
寄り回り波だと思われます。
また、冬の晴れた夜には、光柱を見ることがあります。
晴れた夜といっても、「満天に星が輝いている」というのはダメで、
上空には巻層雲が必要です。
また、空の条件が良くても、風が強かったり波が高いときは、やはりダメです。
なぜなら、漁船が漁に出ないため、光源がないのです。
冬は、たつまきをみることがあります。
この写真は、夏に撮影したもので、消える直前でした。
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たつまき | 拡大図 |
おもに夏にみられる現象を紹介します。
雷は寒冷前線の通過時などにみられます。
積乱雲
最後は、きれいな積雲です
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