二度目の台湾(その2)
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9月18日
野柳地質公園、そして九フン・十分へ
今年の夏は、毎日毎日、とても暑い日が続き、このまま、ずっと続くのではと心配していましたが、
季節は正直、9月になるとあっという間に猛暑がおさまりました。
そして台湾。暑い、アツイ・・・・、
昨日と言い今日と言い、汗がとめどもなく流れてきます。
二度目の台湾というより、二度目の夏です。

今朝は8時20分に出発。
ガイドさんは「今日の台北の最高気温の予想は37度だから海では40度を超えるかも」と言っています。
そんなわけないでしょう。
海岸は海風で気温が少し下がるはずです。

野柳地質公園に向かう途中の道路から、
台北101ビルと手前に松山空港が見えました。
DSC00641.jpg台北101ビルと松山空港
台北に近くて便利な空港ですが、騒音問題から利用できる機種が限られているそうです。

野柳地質公園
まだ朝も早いというのに駐車場には多くの観光バスが、
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海には基隆港に出入りするたくさんの船が見えています。
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野柳地質公園は野柳岬の付け根にある、
風化や浸食によってできた奇岩が並ぶところです。
その中で、最も目につくのはキノコ岩です。
DSC00681.jpgたくさんのキノコ岩
つぎはミイラ岩
ミイラが立ち上がろうとしている様子だそうですが、
私にはカメかラクダのように見えました。
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岸からすこし離れて、象岩があります。
これがゾウね?・・・・
カバですよ、カバですよね。
DSC00658.jpg ゾウというよりカバ?
歩いているとちょくちょく見かける花びらを描いたような茶色い物体。
実はこれ、ウニの化石なのだそうです。
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いちばんの人気スポットは女王の頭。
写真を撮るために長い順番待ちの列が続きます。
同じ人が長い間撮影していると、監視員が注意するのですが、
それにもかまわず撮影している人がいます。
集合時間がせまっているので、すこしイライラです。
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この女王の頭、浸食によりあと20年で首から上がとれてしまうといわれてます。
見るなら今の内か??

九フン
九フンは雨の日が多いそうですが、今日は晴れていてよかった
バスを降りて、しばらく歩くと、勾配のきつい狭い階段。
降りてくるたくさんの人を気にしながらの昇り。

途中の広まったとことにある、「九戸茶語」という風情のあるお店で郷土料理の昼食。
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キャベツの炒め物、イカのフライ、蒸したエビ、マーボ豆腐、豚の角煮などなど。
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おいしかったですね。エビは木の容器に入れて目の前で蒸してくれました。
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昼食後、さらに階段を昇ってメインストリートへ
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提灯がかかり、狭い道の両側にたくさんお飲食店や土産物屋などが並んでいる。
言ってしまえばそれだけ。
ムムムッ・・・・
九フンは暗くなってからが、いいのかな?

疲れたので、途中の店の店内で椅子に腰かけながらタピオカ紅茶を飲みました。
おいしいし、安いですね55台湾ドル、200円くらいです。
DSC00716.jpgタピオカミルクティ
ストリートの突き当りは展望台。
展望台からはきれいな海の景色が、案外海に近いのです。
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最後は宮崎駿監督が映画「千と千尋の神隠し」を作る時に訪れたと言われている、
阿妹茶酒館(あめおちゃ)は九フンでいちばんの撮影スポットです。
DSC00718.jpg阿妹茶酒館

次は十分。
バスで平渓駅へ
それから単線の平渓線に乗って十分駅へ・・・・
列車は私たちが駅に到着する数分前に発車。
で、一時間待ち。
そんなわけで少し散策することに・・・
なんか、のんびりした町だな。
露店の売り子さんが二人、ぐっすり昼寝。
だってお客さんもいないもんね。
のんびりしてたので、写真を撮り忘れ!!
次の列車で十分駅へ

十分駅の北には、線路沿いに商店があり、 商店街のまん中を列車が通っています。
DSC00743.jpg十分駅の北にある商店街
ランタン(天燈)に願い事を書き、空に飛ばすと願いが叶うとされていて、
十分では線路上で「ランタン上げ」が行われています。
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願いごとを書く面一つにつき200元、約800円です。
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単純だけど、とてもおもしろいのです。
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ランタンに書いてある願いごとはさまざま。
その中で、ある女性の願いごと
「パスポートの期限切れまでには結婚したい」
いちばん気に入りました。
ランタンの中には建物の二階に引っかかるものがありました。
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関係者が急いで二階へ上り、手で離し、無事空へ飛んでいきました。
BS NHK、二度目の台湾では、突然強い風が吹いて、
上がる前に燃えてしまうものもありました。
そんなこともあるんですね。料金はもう一度支払うのでしょうか?
NHKの場合はお店のご厚意で無料でもう一度飛ばせたということですが?

十分の後は近くの十分瀑布へ
十分瀑布は 落差が約20メートル、幅は約40メートルで、
カーテン型としては台湾最大の滝だそうです、
半円形の形状とその美しさから、「台湾のナイアガラ」と呼ばれているそうです。
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滝にかかった虹は、主虹と副虹の二つになって見えていました。
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夕食は台北市内にある阿美飯店という店での台湾料理です。
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オムレツ、白酢小巻(イカの冷製料理)、タンツー麺等々
DSC00797.jpg白酢小巻
イカはお店の漁船で捕獲するとメニューに書いてあるそうです。
みんな美味しいですね。
特にタンツー麺はおいしかったです。
タンツー麺は、麺と辛くないスープ、その上に豚のそぼろ肉・海老などの具材をのせたものです。
優しい味で、食べたとき、エビの載ったラーメンだと思っていました。
なおタンツー麺はこの店の人気メニューだそうです。
DSC00790.jpgラーメンではなくてタンツー麺
ここで気になったのがあの、辛い辛い台湾ラーメン。
名古屋発祥というのは知っていましたが・・・・・
実は・・・
台湾ラーメンを考案した人が台湾へ行って食べたタンツー麺が美味しかった。
それを再現しようとしたがうまくいかない。
そこで辛口にアレンジして作ったのが台湾ラーメンになったそうです。
タンツー麺と台湾ラーメンの関わり、おもしろいですね。

今夜の宿泊は、グロリアプリンスホテル。
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日本のプリンス系のホテルです。
外国では珍しいウオッシュレット。うれしいですね。
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これもまた外国では珍しいのですが浴衣もついています。
そして、アメニティグッズが充実。
浴槽も広い。
今夜はゆっくりお風呂につかることができます。
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(その3)に続く