日本が誇る、唯一無比なるロックンローラー・布袋寅泰
彼のソロとしてのキャリアをアルバムを追って見ていこう!

*赤色で記された曲名はシングル曲、緑色はカップリング曲です*

≫SINGLES≪


GUITARHYTHM (1988)
(1)LEGEND OF FUTURE
(2)C'MON EVERYBODY
(3)GLORIOUS DAYS
(4)MATERIALS
(5)DANCING WITH THE MOONLIGHT
(6)WIND BLOWS INSIDE OF EYES
(7)WAITING FOR YOU
(8)STRANGE VOICE
(9)CLIMB
(10)GUITARHYTHM
(11)A DAY IN AUTUMN
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そろそろ90年代ロックンロールの幕開けというべきロックンロールを提示していかなくてはならない時期が来た。そもそもロックンロールに国籍はなく、イギリス、アメリカを問わず、ビル・ヘイリー(元祖ロックンロール!!)、リトル・リチャード、チャック・ベリー、ジーン・ビンセント、エディ・コクラン、ボ・ディトリー、プレスリー、ビートルズ、ストーンズ〜時は流れて、T-REX、ルー・リード、デヴィッド・ボウイ、イギー・ポップ〜セックス・ピストルズetc...。ジグジグ・スパトニックによる90年代へのアプローチは奇しくも失敗に終わったが、常に刺激を求めるビート・フリークたちの関心は、なまやさしいメロウなロックンロールでは満足できなくなっている。パンク・ムーヴメントの果たした役割ははかりしれないほど偉大なものだったが、大きく分けてビート派とメロディ派に極端に分かれすぎて、今やシーケンスの反復を利用した、ドナ・サマー(!?)が切り拓いたディスコ・ミュージックとほとんど変わらないありさまだ。ロックという言葉の持つ意味が個人の解釈に委ねられた今、逆にインパクトを持ち、国内のみならず海外にもアピールしうるロックンロールがこれから作っていく≧GUITARHYTHM≦の基本になっていく。テーマは[スピード][リフレイン][メロディ][コンピュータ][パンク]の5つに集約することができる。わかりやすく言えば、セックス・ピストルズのギタリストとジグジグ・スパトニックのリズム隊をバックにエディ・コクランがビートルズの歌を赤いスーツを着て歌うことだ。

TOMOYASU HOTEI




GUITARHYTHM II (1991)
≫DISC-1≪
(1)GUITARHYTHM REPRISE
(2)BEAT EMOTION
(3)PRISONER
(4)SLOW MOTION
(5)SPHINX
(6)MERMAID'S DREAM
(7)PARADISE
(8)DEVIL'S SUGAR
(9)DRIVIN' TO YOUR HEART TONIGHT
(10)ANGEL WALTZ
(11)YOU
(12)GUITAR LOVES YOU
≫DISC-2≪
(1)ROCK'N ROSE
(2)MAN+WOMAN IN LOVE
(3)LIBIDO
(4)FLY INTO YOUR DREAM
(5)WONDERLAND
(6)METROPOLIS
(7)MERRY-GO-ROUND
(8)TELEPHONE CALL
(9)RADIO!RADIO!RADIO!
(10)NOT FOR SALE
(11)CITY LIGHTS
(12)STARMAN
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「魂がさまよいながら今を通過して未来を指向しているうちにビートの衝動で弾けて、スフィンクスに会ったりパラダイスで遊んだりして、最後はスターマンが救済してくれる」というイマジネーションの炸裂を抜群の構成力で仕立てた、全24曲のCD2枚組。彼の音楽知識の幅の広さを思い知らされた作品である。レコーディングはロンドンで行われたが、湾岸戦争の戦火が激しくなりプリプロを残し帰国することになる。アルバム発表3日後から全国ツアーがスタートし、終盤にはロンドンでのジャパンフェスティバルに参加。会場には競演を約束したジーザスジョーンズやアルバムにも参加したアンディ・マッケイ(ROXY MUSIC)の姿も。因みに、この作品は8月30日に5000枚限定で4枚組のアナログ盤も発売されている。


GUITARHYTHM III (1992)
(1)MILK BAR PM11:00
(2)UPSIDE-DOWN
(3)DIRTY STAR
(4)さよならアンディ・ウォーホル
(5)DIVING WITH MY CAR
(6)PRESIOUS DEAL
(7)EMERGENCY
(8)ELECTRIC WARRIORS
(9)GUILTY
(10)I'M FREE
(11)LONELY★WILD
(12)WILD LOVE
(13)MILK BAR AM3:00
(14)GUITARHYTHM(musicbox)
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<Looking for WILD>ワイルドを探して、というテーマのもとに作られた3作目。「ロックンローラーの皮膚だ」と称する皮ジャン姿がジャケットを飾る。ハードなギターで加速度的にドライブしてくるサウンドのスピード感が気持ちいい。本作のゲスト・ミュージシャンは凄い。前作にも参加したアンディ・マッケイ、ジグジグ・スパトニックのニール・X、ジーザス・ジョーンズのマイク・エドワース。マイクとはお互いのスケジュールが合わず、フロッピーでのやり取りで(8)を完成させた。そしてもう一人、布袋の憧れのギタリスト、クリス・スペディング。彼はセッション・ミュージシャンで、これまで幾多の人とのセッションをしてきた。布袋はブライアン・フェリーのコンサートに行った時、ブライアンそっちのけで隣でギターを弾いていたクリスばかりを見ていたらしい。(10)の後半のギターバトルではレコーディング時、緊張で手が震えて余計にビブラートがかかってしまった…というエピソードがある。このバトルは圧巻だ。


GUITARHYTHM IV (1994)
(1)TIME HAS COME
(2)SERIOUS?
(3)SURRENDER
(4)薔薇と雨
(5)気まぐれ天使
(6)INTERMISSION
(7)SIREN
(8)OUTSIDER
(9)さらば青春の光
(10)ESCAPE
(11)RUN BABY RUN
(12)GUITARHYTHM FOREVER
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ギタリズムと冠するアルバムは本作をもって終了。最終章。しかしこのアルバムは、シリーズの中では一線を画すものとなっている。なぜかと言うと、ノーコンセプトで作られているからである。レコーディングの予定はない、コンセプトも立てない、曲ができてもデモテープは作らない、とだけレコード会社、事務所に言い残し、布袋はロンドンへ飛ぶ。「あらかじめコンセプトを立てて それに縛られるより、自由に曲を作ってみよう。自然な思いでギターを弾いてみよう。そして言葉が浮かんだら大事に記憶しておこう…」布袋は旅をした。 マヨルカ島、アムステルダム、カリブ海と旅を続けていくうちに曲は自然にできていた。バンドのメンバーをロンドンに呼び寄せ、みんなの前でアコギ一本で歌ってみせる。「WILDツアーでのバンドとの一体感を確実なものにしたいということから、サウンドはほとんどテクノロジーは使わず生バンドのグルーヴでほぼ一発録りされている。スタジオ内をロウソクの光だけでレコーディングしたと言うエピソードも。このアルバムは、終わりでありながら始まりなのである。


KING & QUEEN (1996)
(1)RUNAWAY!JOHNNY!!!
(2)スリル
(3)TWO OF US
(4)KING & QUEEN
(5)GHETTO BLASTER
(6)BOYS BE AMBITIOUS
(7)命は燃やしつくすためのもの
(8)SPACE COWBOY
(9)CAPTAIN ROCK
(10)ラストシーン
(11)FULLMOON PARTY
(12)VELVET KISS
(13)DEAR MY LOVE
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ギタリズム・シリーズが完結し、次なる展開の序章として「スリル」が先行発売された。そして前作から1年8ヶ月ぶりにリリースされたアルバムは、珠玉の名曲を収めた音の玉手箱だった。いきなりストレートなロカビリーのリフで始まったかと思えば、ロンドン・フィルハーモニック・オーケストラ を起用した曲があったり、王道R&Rや打ち込みがあったり…。ポップ・チューンばかりなので聴き易いと思う。当時布袋は、プレスリーを聴きまくっていたというのもうなずける。初回はスペシャルパッケージ仕様。ブルーとピンクのバージョンあり。


SUPERSONIC GENERATION (1998)
(1)SUPERSONIC GENERATION
(2)FUCK THE FAKESTAR
(3)THEY SPY YOU
(4)BELIEVE ME,I'M A LIAR
(5)MYSTERY OF LOVE
(6)WE ALL ALONE
(7)IMMIGRANT SONG
(8)LOVE OR DIE
(9)SPIDER IN THE SKY
(10)DESTINY
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今だに賛否両論が起こる、問題作。それまでポップでキャッチーなナンバーを好んでいた、もしくは前作でファンになった人はこれを聴いて唖然としただろう。サウンドはテクノ、インダストリアル、ハウス、ドラムンベースetc...といったグルーヴ系で、布袋流にしたもの。ソロ・デビュー作「GUITARHYTHM」を彷彿させる、コンピュータとギターが融合したデジタルロックである。俺は大好きなアルバム。これは世界15ヶ国で発売された(主にヨーロッパ)。レコーディングはドイツ・ベルリン。


GEATEST HITS 1990-1999 (1999)
(1)スリル
(2)POISON
(3)バンビーナ
(4)ラストシーン
(5)CHANGE YOURSELF
(6)NOBODY IS PERFECT
(7)LONELY★WILD
(8)薔薇と雨
(9)Deja-Vu (in Paris)
(10)CIRCUS
(11)さらば青春の光
(12)サレンダー
(13)BEAT EMOTION
(14)YOU
(15)THANK YOU & GOOD BYE
(16)命は燃やしつくすためのもの
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グレイテスト・ヒッツである。決して「ベスト・アルバム」ではない。布袋本人も言っているが、もしベストを出すならCD10枚組みぐらいになるだろう。これはファンへのギフトだそうだ。多彩を極めた16の楽曲たちが詰まった、ジュークボックスのようなアルバムです。


fetish (2000)
(1)BOY MEETS GIRL
(2)LOVE JUNKIE
(3)NO.1 IN THE UNIVERSE
(4)BEAUTY & THE BEAST
(5)PRINCE OF DARKNESS
(6)LIFE IN TOKYO
(7)VAMPIRE
(8)SECRET
(9)HEAVEN
(10)FETISH
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20世紀最後のオリジナルアルバム。本作はデヴィッド・ボウイ、T−REX、ROXY MUSICに捧げられたものである。フェティッシュとは「拘り」。メンバーはこの「拘り」で選ばれている。JAPANのミック・カーン、DAVID BOWIE BANDのマイク・ガーソン、ROXY MUSICのアンディ・マッケイという、豪華なゲスト。ツアーでは、会場にお香が焚かれ何とも妖しげな雰囲気だった。(3)のメロディ、コード進行は絶妙。タイトル曲(10)はインストだが、手法が変わっている。テンポだけ決め、6人のメンバーに10分のジャムセッションを3回ほどやってもらっただけ。その後、布袋がそのジャムの中から各パートのプレイで強烈な匂い発しているものを取り出し、調合してエディットするというもの。まるで、絵を描いて感じ。「どのプレイにピンとくるか……究極のフェティッシュだよね」とは布袋談。極上のサウンド・フェチズムである。


SCORPIO RISING (2002)
(1)SCORPIO RISING
(2)RUSSIAN ROULETTE
(3)VENUS
(4)MY NAME IS DESIRE
(5)PYSCHOBILLY & PUSSYCAT
(6)SHOCK TREATMENT
(7)BABYLON
(8)I HATE YOU
(9)DOUBLE TROUBLE
(10)Mr.LONELY
(11)LONDON BLUE
(12)R&R NEVER DIE
(13)DREAMING IN THE MIDNIGHT
   CITY
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キーワードは "スピードとギターと衝動"。まさに陰鬱な世の中を切り裂くような痛快ロックンロール・アルバム。歌詞はかなりポジティブでストレート。40歳を迎え、子供ができ、妻の父の死、頭蓋骨折の事故、とこの時期に誰も体験できないような波乱万丈な出来事が起こり、そして完全復活して迎えたツアーではファンの心配を吹き飛ばすような激しいステージを50本こなした。無敵のロックンローラー布袋寅泰の最高傑作である。
本作を作った経緯についてのコメント――
「いつもよりストレートで、自分の音楽に対してこういう服着せてやろう、あんな色に染めてやろうなんて考えなかったな。骨組みというか、自分がいまだにロックンロールに夢中なんだというスピリットだけ貫こう、本当の自分に向き合おう、というような作業だった。だから、水はけがいいというか(笑)。こういうアルバムがつくりたいという、最初の思いのまんまのアルバムになった。これこれこれ!って感じでまっすぐ到達したよね。言葉に言い表せない"SCORPIO RISING"の立ち姿というか、音のエッジみたいなものがアタマを通り越してカラダのなかにはっきりイメージできて、それを体現していくっていう作業だったと言えるかな。」


DOBERMAN (2003)
(1)DOBERMAN
(2)弾丸ロック
(3)TWISTED BON VOYAGE
(4)やるだけやっちまえ!
(5)GET HIGH!!

(6)NOCTURNE No.9
(7)EVIL DANCE
(8)デスペラード
(9)
グレイト・エスケープ
(10)NEW WORLD
(11)HOWLING
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KING IS BACK――前年の転倒事故で生死を彷徨い、ある意味生まれ変わったことで、ロンドンに渡りソロデビューアルバム【GUITARHYTHM】以来、久しぶりにデモテープを自ら全て作るという、原点回帰、新たなHOTEIのスタートである。布袋氏曰く、KINGとはギターのことで、本作はギターリフの鳴りが凄まじい。初めてデジ・アンプ【zenTera】を使用しライン録りされている。作詞には町田康、吉田修一と作家陣を据え、俳優で親友の豊川悦司も参加している。文学とロックの新しい融合、2003年を代表するギター・アルバムだ。


MONSTER DRIVE (2005)
(1)MONSTER DRIVE
(2)
IDENTITY
(3)PARTY KING
(4)CHASE!!!
(5)BARBARELLA
(6)BITCH
(7)火の玉BOOGIE
(8)Finger Skippin' Jive
(9)LIBERTY WINGS
(10)月光ピエロ
(11)永遠の花
(12)MIRROR BALL
(13)
PUSSY CAT
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記念すべき10枚目のオリジナル・アルバム。痛快なロカビリーギターサウンドのオンパレードだが、これはブライアン・セッツァーとのプロジェクトの為に作られた曲達だったが、不運にも頓挫する。しかしその悔しさを見事にバネにし、「魂の開放」と「真実のLIBERTY」を求めてメッセージを叩きつけた。パーティ・アルバムとしは最高。ベントレーを豪快にペイントし、ツアーでは街を駆け巡った。



ALL TIME SUPER BEST (2006)
(1)BAD FEELING (25 YEARS ANNIVERSARY VERSION)
(2)BE MY BABY (25 YEARS ANNIVERSARY VERSION)
(3)さらば青春の光 (UNPLUGGED VERSION)
(4)スリル (PUNKY VERSION)
(5)BEAT SWEET (25 YEARS ANNIVERSARY VERSION)
(6)バンビーナ (BAMBINA GO! GO! VERSION)
(7)LONELY★WILD (ORCHESTRAL VERSION)
(8)POISON (SEXY JAZZ VERSION)
(9)SONG FOR US (25 YEARS ANNIVERSARY NEW SONG)
(10)BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY (SAMURAI MIX)
(11)RUSSIAN ROULETTE (ORIGINAL VERSION)
(12)NOCTURNE No.9 (ORIGINAL SINGLE VERSION)
(13)DESTINY ROSE (ORIGINAL VERSION)
(14)LOVE JUNKIE (ORIGINAL VERSION)
(15)IDENTITY (NEW MIX)
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GREATEST HITS以来、6年半ぶりのベストアルバム。BOØWYのギタリストとしてステージに立ってから25周年を迎え、全てのファンへの感謝の気持ちが込められたオールタイム・ベスト。BOØWY時代にすでに自身のスタイルを確立にし、最も布袋らしいリフの『BAD FEELING』や『BEAT SWEET』、COMPLEXの最大ヒット曲『BE MY BABY』、タランティーノのキルビルで世界的な大ヒットとなった『BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY』など布袋の代表的な15曲。内、9曲が新録。そして新曲『SONG FOR US』。 単なるベスト盤には収まらないスケールの大きなアルバムだ。

...to be continued


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