ハナヘナ


 ヘナとはインド原産のミソハギ科の植物で葉っぱを乾燥・粉末にして水やお湯で溶かしたものを髪に塗って使います。 ヘナは白髪をオレンジ色に染めることができます。

 何千年も前からインドなどでは白髪染めとして使われてきました。 白髪が病気の一種だと思われていた時代ではヘナは治療薬として使われていました。

 頭皮の毛穴の汚れも取れ、育毛効果も期待できます。髪への効果としては、コシやツヤを出したりと、天然トリートメントとしても働きます。 髪を傷めず健康にしさらに環境にもやさしい。それがヘナです。


 日本ではヘナは30~40年前からありました。当時はヘナによく似た植物を粉末にし、ヘナと混ぜ、かさましした粗悪なヘナばかり輸入されていたのです。 そのため『ヘナは染まらない』という認識が広がってしまいました。

 それをどうにかしようと、ヘナメーカーや現地のヘナ工場が天然ヘナをうたいながら様々な化学染料を混入させ染まりをよくしたものがいわゆるケミカルヘナです。 ヘナは天然だから安心だと思って使った人たちに健康被害を与え、ついには国民生活センターに指導されました。

 現在でもたくさんのヘナメーカーがありますが、一部のメーカーではかつてほど害のある染料ではないものの依然としてヘナとケミカルヘナを混同して売っています。


 この問題を解決しようと宮崎の美容室のオーナー岡本さんよって作られた『本物のヘナ、混ざりものなしのただのヘナ』が「ハナヘナ」です。 現在では、全国の理美容師に最も信頼されているヘナがハナヘナです。



 ハナヘナというかヘナは天然の植物なので、色はオレンジ一色のみです。これにハナヘナと同じ工程で作られるインディゴ(インド藍)を混ぜて、 茶色のような色味や自然な黒に近い紺色っぽい色合いを出していきます。すなわちオレンジと藍色だけで、できるだけお客様の希望に沿った色を作っていきます。





ハーブマホガニー(自然な黒髪に近い色)

 ハナヘナのハーブマホガニーを塗布し45分置きました。 インディゴの発色過程で白髪の所が緑色ですが、この後1~2日かけて発色し、きれいな元の黒髪に近い色になります。 一度でできるだけ黒髪に近い色にしたい人におすすめですが、白髪が多すぎると、ぼかしくらいの印象にしか感じないかもしれません。

 

 上の図の左が塗布前、右が塗布後45分で、この時点では塗布前白髪だった部分が緑色ですが、1~2日後にきれいに発色します。



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