作品集2
NO.108「煩悩」の紹介
人間には俗に108の煩悩があるといわれ、12月31日の除夜の鐘はその108つの煩悩を滅するために鐘を突くと言われます。
なかなか最近では生活が忙しくて(精神的にもゆとりが無い)手を合わせて参るということをしませんが、今回作品集2が108作目と言う事ともう直ぐお盆も近いということで、こんな作品を作って見ました、またお寺が多い京都に住んでいるというのもあるかな?
仏像ブームに乗って製作したわけではありませんが、以前から仏像を彫れたらなあと思っていました。
どの宗教がうんぬんと言うことではなく、木工をしていると仏像の完成された魅力があり、技術的に高度なものを必要とされ、一度は挑戦して見たかった物です。(^_^;)
しかし、いきなりはとても無理なのでお地蔵さんにしようか迷った挙句、お寺の和尚さんになってしまいました(^^ゞ
やっぱり顔の部分が難しいですね!、これで作品のすべての価値というか、重みが変わってきます。
和尚さんはヒノキをカッターナイフを使って削り出して、表面をペーパーで磨いています、座布団は杉の木を使って作りました。
着物の右袖に節が来てしまいちょっとまずかったかな?と思いました、取り様によっては模様にも見えま〜あいいかって感じです。
やはり仏像とかは無垢の節の無い木で彫るべきでした。m(__)m