AMATEUR GUITAR REPAIR

キャッツアイ TCM-50V

Poor man's guitar repair

 焼酎をチビチビやりながらお気に入りのCE500CFをポロポロ弾くのが最近一番の至福の時なんですが、サウンドホール辺りをボーっと見ながらピッキングしては「余分な白ふちがおしいな〜」なんて独り言をブツブツ言いながら、中古ギター検索サイトを見ていたら余分な白ふちが無い5-9-5サウンドホールロゼッタのキャッツアイTCM-50Vが目に止まりました。中古としては適正だと個人的に思う値段(キャッツアイとしては安い?)で「ブリッジ下のセンターシームに塗装のチェッキングが有りますが、ボディ裏には補強が有り問題は有りません」との事だったので速攻で注文しました。そして翌日に無事私の所にやってきました。

 センターシーム部分は一度修理されてるようで、そこだけ塗装が厚くなってますが再び割れてきてます。それ以外にもネック接合部分付近からサウンドホールまでの1弦側指板横にクラックが、そしてネックブロックと裏板の接着部分が外れてました。  


 ブリッジからエンドブロックまでは補強されてますがブリッジよりサウンドホールまではXブレーシングやロゼッタの補強板が有るので大丈夫とは思いますが念のため補強の無い部分にパッチを貼りました。

 指板横のクラックの裏側はブレースやトラスロッドの補強ブロック等があるのでサウンドホール部分だけパッチを貼り補強しました。ネックブロックは裏板を手で押してみると隙間が無くなるので接着剤をパレットナイフで隙間に流し込んでクランプで圧着し接着しました。もう剥がれない事を祈ります、、、。


 弦高を下げるのにサドルの底面を削ったようでちょっと長さが足りなくなってます。新しいのを作ったら良いのですが余ってるサドルの端材を削って貼り付け長さを合わせました(Poor man's repairです)。せっかくエンドピンジャックに交換してくれてるのでピエゾのピックアップを取り付けました。

 最近のギター雑誌でMartinのボディーの内部写真が出てますが良く見ると、どの年代のブレーシングも角ばっている所を丸く削ってるようなのでサンドペーパーで削ってみました。

 さて、CE500CFとこのTCM-50Vを取っ替え引っ替えながらポロポロ弾いて至福の時を過ごす事にしましょう。今度はセンターシームの塗装クラックが気になってくる、、、いや〜、センターシームの塗装クラックをきれいに修理するのはちょっと自信が無いのでこれで様子を見る事にします。

 MonotisのYouTubeチャンネルに試奏動画アップしてもらいました。「Tokai Guitar TCM-50V 試奏」


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