ご案内
おの小児科分院の診療内容
分院では感染症(カゼ・嘔吐下痢など)の診療は行いません。
◆診療時間
午前(受付時間 9時分から11時30分)午後(受付時間 14時から17時30分)
◆主な診療内容
乳幼児健診、予防接種、乳児・幼児の育児相談、夜尿、便秘
皮膚疾患、心臓疾患、神経発達症、起立性調節障害、不登校など
*1人の診察に時間がかかるため、原則として電話で予約してご来院ください。
*神経発達症、起立性調節障害、不登校で初めて受診される方は
できるだけ来院される前に
またはFAXでご連絡ください。
事前にご相談した上で、受診していたきたいと考えています。
おしらせ
★インフルエンザ予防接種について★
12月からインフルエンザ予防接種の予約を再開します。
★予防接種情報★
1)日本小児科学会は3種混合と不活化ポリオワクチンの任意接種を推奨しています。
1.学童期以降の百日咳とポリオに対する免疫を維持するために
就学前の3種混合・不活化ポリオワクチンの追加接種を推奨しています。
2.2 種混合ワクチンの代わりに
3 種混合ワクチンの追加接種(任意接種)を推奨しています。
2)新型コロナウイルスワクチン接種を、小児科学会・小児科医会は推奨しています。
こども用のワクチンは、副反応が軽く、発熱もほとんどありません。
3)武田のMRワクチンが今年度末まで、供給できないことになりました。
武田のシェアは約50%であるため、供給量が半分に減少しています。
1歳の1回目の接種を優先せざるを得ない状況になっています。
就学前の2期の接種は、しばらくお待ちください。
4)ヒトパピローマウイルスは今年度中に1回目の接種を行うと公費で3回目接種までできるようになりました。
キャッチアップ接種の対象の方で、接種されていない方は、ぜひ、接種してください。
感染症情報(11月30日)
諫早市では、インフルエンザと新型コロナの感染者数は1日10人未満の状態が続いていますが、12月から次第に増加すると思われます。
12月と年末年始の予定
- 12月 5日(木)~12月7日(土)検診のため休診
- 12月30日(月)~ 1月4日(土)休診
ワクチン情報(2024年11月30日)
・RSウイルスに感染すると呼吸困難になることがあり、6か月未満の乳児が重症化しやすいため、注意が必要です。
RSウイルスワクチンを妊娠後期に母体に接種すると胎児に免疫が移行して、新生児・乳児の重症化を予防することができます。
妊娠中の方は、ご相談ください。
・4月から小児用肺炎球菌ワクチンが13価から15価に変更になり、筋肉注射が可能になりました。
また10月から、20価ワクチンも接種できるようになりました。
小児用肺炎球菌ワクチンは接種後に発赤・腫脹がみられることが多いため、筋肉注射を行っています。
・4月から4種混合ワクチンとヒブワクチンを混合した5種混合ワクチンが使用できるようになりました。
・4月から接種を開始した児は5種混合ワクチンを接種しています。
5種混合ワクチンは発熱する確率が高いと言われているため、小児用肺炎球菌ワクチンとの同時接種を行わずに状況を確認しています。
5種混合ワクチンとB型肝炎ワクチンだけ接種した場合には発熱率は10%以下のようです。
*これまで、4種混合ワクチンとヒブワクチンを接種していた児には、まだ5種混合ワクチンを接種していません。
ヒトパピローマウイルスワクチンについてのお知らせ(2024/11/30)
*ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンのキャッチアップ接種
HPVワクチンは、安全性が確認され、積極的接種勧奨が再開されています。
これまで、おの小児科でHPVワクチンを接種して特別な副反応は経験していません。
9価ワクチンは90%以上子宮頸がんを予防することができます。
平成9年度~平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性で過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない人は、令和4年4月から令和7年3月までHPVワクチンを公費で接種できます。
令和7年3月31日までに1回でも接種すると接種を完了するまえで補助されることになりました。
キャッチアップ接種の対象者でまだ接種されていない方は接種してください。
日本脳炎ワクチンを6か月から接種しましょう!
日本脳炎ワクチンは3歳からが標準的な接種時期ですが、日本小児科学会は流行地域の小児に生後6か月からの接種を推奨しています。
諫早は流行地域で、最近4年間で3人日本脳炎の患者が報告されています。
小児の日本脳炎患者は2006年に熊本で3歳児
2008年に高知で1歳児、熊本で7歳児、2010年に山口で6歳児、2011年に沖縄で1歳児、福岡で10歳児、2013年に兵庫県で5歳児、2015年に千葉県で11か月児が報告されています。
6か月から日本脳炎ワクチンの接種を開始してください。
インフルエンザワクチンは発症を予防するワクチンではなく、症状を軽くするためのワクチンです。
不活化ワクチンで効果は6か月程度しか持続しません。
インフルエンザウイルスが変化するため、毎年接種する必要があります。
諫早医師会と新潟大学公衆衛生学教室が行った調査でワクチンを接種した人は
2011~2012年シーズン:A型で1~2歳55%、3~5歳32%、6~11歳8%。B型で1~2歳33%、3~5歳25%、6~11歳2%、感染者が少なくなっていました。
インフルエンザに罹ったことがない年少児はワクチン接種が特に有効でした。