魚菜王国いわて

自由とは?

ここで「自由(freedom;liberty)」という言葉について触れたい。
重要なキーワードとなるので。

自由(freedom;liberty)
一般的には責任をもって何かをすることに障害がないこと。
自由は、このような条件からの自由、何かへの自由であり、条件と目的によってさまざまである。無条件な絶対の自由は人間にはない。
  
これは広辞苑からの引用であるが、ここで国民と国家の関わりに当てはめて考えてみよう。
国家からの経済活動の自由を、国民が主張するとはどういうことか?
つまりこれは、国家の干渉を否定することである。
その裏返しで考えると、国家の立場からは、「それならば、国は、自由を主張するものに対して、いっさいの責任をとらない」ということになる。
その場合、国民は経済活動がうまくいかなくても国のせいにはできない。

前項で紹介したリバータリアニズムとは、そういう思想である。
だから、自分のことは自分でやるのだ。
これが本当に自由を主張できる条件である。

太古の昔、人類が誕生した時、すべてがリバータリアンであったのだ。
「自分のことは自分でする」。
生きていくうえで当然のことである。
これができなかった原始人は死んでいった。

ちょっとここで横にそれるが、もしかしたら、子供の教育に、このことが役立つかもしれない。
中学、高校の頃って、やたら「自由」を主張したがる年頃。
しかし、自由を主張できるだけの条件が子供の頃に備わっていただろうか?
「これは俺の自由だ!」と自由の行使できる範囲もわきまえず、なおかつ、その行動にも何の責任も持てない。
最後は親、または学校、教師の責任。
さらには社会が悪い。
政府の取り組みが悪い。

自由なら、他人のせいにするな!

このようなことを、私たち自身、自覚していない。
これを繰り返さないために、「自由」を子供に教えることこそ、親、教師、社会の重要な役目なのである。



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