魚菜王国いわて

宮古の除雪

土曜日の大雪は、報道によると、宮古で42cm。
今回の大雪では、県内最大積雪量でした。
どういうわけか、春先に一気に降るのが宮古の雪の特徴でして、1月に降って以来、全くといっていいほど、雪は降りませんでした(少しは降るんですが、気温が高いのですぐ融ける)。
春雪にしては湿り気の少ない軽い雪で、ここ3日ばかりの低温のせいもあったのでしょう。
雪かきは、軽い雪のせいで進み、私的には網交換するため、至急の仕事である倉庫前駐車場の雪かきも軽く終わりました(←ウソ?)。
というのも、いつも通る除雪車が通らなかったから、早く終わったんです。

この倉庫の駐車場は、道路のそばにあって、除雪車が通ると雪が盛り上がります。
盛り上がった雪は重く、しかも道路の雪が集められたものですから、当然量も多いわけです。
今回は通らず、道路は圧雪状態になり、そのため、駐車場側はきれいに雪かきできました。
圧雪では、車の通行には別に支障はないですから、別に除雪しなくてもいいと思うんですけど。
安全のために除雪する?
ん〜?、これぐらいの雪でアブナイと思う人は、このような日には車に乗るべきでない。
自分の運転技術の未熟さのほうを恥じるべきです。

国道の除雪は、市ではなく、国土交通省の領分ですが、あの除雪車の使い方は、やはりどうみてもおかしい。
相変わらず1mmの雪すら残さないかのように、というより道路を削っていくように、除雪車を走らせています。
削っていくために火花が散っているほど。
まるで、少しでも道路を痛め、道路建設業の仕事を増やそうという魂胆があるのではないか、と疑いたくもなります。
少しぐらいの雪を残したって、宮古の場合、どうせ2日も経てば乾燥してしまうのですから、あそこまでしなくてもいいはずなんですが。
20cm以下の雪の場合は、山岳地帯の方だけを除雪し、ほかは素通りすればいいのです。
そうすれば道路も長持ちしますね。
少しでも雪残すと、ブーブー文句を言う人でもいるんですか?
そんな人は運転控えて、バスに乗ってください。

もう一つ、国土交通省の除雪に文句。
私の近所では、歩道の雪かきも共同で行います。
別に取り決めがあるわけではないのですが、お互い助け合う気持ちで雪かきをしてるのでしょう。
しかし、国土交通省の除雪車は、雪かきした歩道へ雪を跳ね飛ばし、今回、翌朝には悲惨な歩道となっていました。
全部雪で埋まっていたのです(苦笑and怒り)。

何度も書きますが、あの除雪車が除けた雪は重いんですよ。
結局、最初からの積雪分を雪かきする破目になりました。
そうでなければ、新たに積もった分だけでよかったのです。
よく見ていると、雪かきしている人がいると、除雪車は減速していって、いないと加速します。
除雪車がゆっくり走れば、雪はそれほど飛びませんが、速く走ると遠くへたくさん飛びます。
ですから、除雪車が歩道のあるところを除雪するときは、ゆっくり走ること。
どのくらいのスピードで走ればいいかって?
そんなことは国土交通省で調査できます!
それでも、国道に面した家の人は、道路の面積分を雪かきしなくちゃならないのは宿命です。

雪かきサンデーだった宮古は、市民総出で協力しあって雪かきしたことと思います。
今回は市に苦情の電話が多数あったとは聞きませんでした(本当はどうだったんですかねえ?)。
網仕事を終わったあと、イサダカゴを市場へ取りに行ったんですが、民間のトラック類はフル活動で、雪を山盛りに積んで走ってました。
中には、よく批判を受ける道路へ雪出しをする人も見受けられました。
でも、よ〜く考えると、歩道の雪を車道に出すのは批判されて、どうして除雪車が歩道へ雪を押しのけるのは誰も批判しないんでしょうか?
歩道を利用する人は弱者が多いですよね。
逆に車を使っている人は、ある程度お金持ち。
なんか変ですね。
歩道の雪かきしていると、こんな考えが浮かびまして、私もついキレて、歩道の雪を車道に放ってやりました(笑)。
その時通ったドライバーはきっと怒ったでしょうが、今、私が書いたことを考えたら、どう思うでしょうね。

もう今年は雪が降らないように!
(2004年3月8日)



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