魚菜王国いわて

規制

今日、旗下ろしも終わり、お祭りも終わりです。
そのお祭りの話題。

沿岸のお祭りでは、「ひき船」が定番ですが、規制がどんどん厳しくなり、この「ひき船」の興業が、非常に困難になりつつあります。
私の地区のお祭りで、初めてひき船を出した頃は、ただ、その辺の船にフライ旗を掲げ、お客さんを乗せて湾内を回遊したそうです。
ところが、船の申請とか検査とかしなければなくなり、いろいろとおカネもかかるようになりました。
その結果、ごく限られた船しか出せなくなりました。
安全面を考えてのことでしょうが、過去1度も事故は起こっていません。
他の地区のどこかで起きたのかもしれませんが。
昔は、ライフジャケットすら積んでなく、事故なんて起きる事を誰も考えていなかったんでしょうね。
まあ、起きてから問題になり、それを機会に対策するのが常ですから。

で、今年から、乗客全員分の保険も負担しなれければならなくなったそうです。
そのため、私の地区では3年に1度だけひき船をすることになりました。
あらゆる行政機関が危険予測を勝手にし、どんどん規制を加えてきます。
まあ、事故が起きたらどうするんだ?と問われれば答えようがないのですが、しかし、この規制を境に、このような行事はどんどん後退していくでしょう。
私は、その辺の限界というか、境界の線引きが必要だと思います。
どこまで事故予測をするのか、ということです。

こんな田舎のお祭りでも規制が増えていますが、これが都会だったらどうなのでしょう?
主催者側の苦労の一端が、こんなところにもあるのでしょう。
各種イベントの主催者の方、ご苦労様です。
(2003年10月13日)



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