パワースポット巡りで神社仏閣を訪れていると、必ずと言っていい程ある現状に遭遇します。それは、お供え物やお賽銭のあり方です。管理されている神社仏閣ならまだ良しとしますが、人も滅多に訪れない山奥の神社や山頂の奥の院ではどうでしょうか。お賽銭やお神酒を上げたりする人が少なくありません。

 

　人もいない祠にお賽銭を上げても朽ち果てるだけで利用されません。そもそも誰がお金を回収するのですか。お賽銭は運営費として活きたお金として利用されるよう管理されている賽銭箱に入れるべきです。

　食べ物や飲み物は腐ります。そして容器はゴミとして永遠に残ります。これは一体誰が片付けるのでしょうか。飲み物やお神酒は、石碑周りの地面に撒いて必ず容器は持ち帰りましょう。

 

　以前、鎌倉岳山頂の石祠をお参りしたときに、お賽銭の他にワンカップ数本と清酒一升瓶がお供えしてありました。勿論中身は腐っていました。この現状は、腐ったお神酒を神様に上げているのと同じですね。また風にあおられてビンが割れでもしたら登山者に危険となる行為なのです。

 

　時に良かれと思ってやることが、無意味無責任であり迷惑行為になることを理解しましょう。やるなら最後まで責任を持つべきですね。