道普請のあゆみ その6 神流町での道普請2

平成17年  5/8 杖植峠持倉道の道普請


入林許可書

国有林の入林許可書
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許可が下りるまで

 一昨年より杖植峠の道普請を実現させるべく、地元の神流町と峠道が通じている国有林を所轄する林野庁群馬森林管理署へ働きかけをしてきました。この春は時間的に余裕をもって早めに当局への働きかけを始めてみました。また、道普請に参加してくれた地元在住のMさんが何と町議会議員に当選して町役場の関係部所を説得してくれたりして、今度こそ順調に事が進むかと思われました。
 と、ところがドッコイ??、年度が変わった4月になって、赤道である杖植峠道は財務省が管理管轄するところとなりました。作業も財務省の許可が必要で、町役場からはさいたま市の関東財務局へ行けとのこと。財務省というと非常に畏れ多い感もありますが、私達の行動のセオリーとして、攻める??ならなるべく現場に近いところからということで、群馬県の出先機関である群馬財務事務所(前橋)にあたってみることにしました。幸いというか、何というか、群馬財務事務所が戸惑いながらも親切に対応してくれたのと、群馬在住メンバーのYさんの頑張りで、赤道(杖植峠道)の作業について了解を出し、群馬財務事務所(財務省)から群馬森林管理署(林野庁)にその旨を連絡してくれたところ、管理署から即座に峠道の作業を許可する入林許可書が発行されて、ぎりぎりの滑り込みセーフでその許可書が手元に届いた次第です。

 GWがらみでお忙しいところ、畏れ多い国の機関のみなさんに速やかな対応をしてもらい、感謝に絶えません。


道普請当日

 

 当日と言いながら・・・・、前日7日の晩はいつもの神流川の丸岩に集まって夜遅くまで語りあい、明けて8日、正式に許可を受けての国有林内道普請の日を迎えた。道の駅万葉の里で当日参加のメンバーと合流してから持倉の峠道取付きへと登る。ここで地元森林組合のMさんら二人と合流。この付近の山主である持倉のIさんは、体調不良で不参加とのことで残念であった。
 さて、昨年道普請をした、Iさんの山に続く峠道を草を払いながら登る。多少の倒木はあるものの、この辺は大して作業をする必要はない。やがて国有林に入り、引き続き道に被る笹や倒木を刈ながら進む。倒木は森林組合のMさんがチェーンソーで切ってくれるので、労せず取り除くことができる。中には一抱えもありそうな倒木もあり、これを人力だけで片付けるのはまず無理だったろうと思う。路肩の甘い所には倒木を置いて土留めとするが、十分に倒木が集められない地点では土留めがきちんとできず、この点は今後の課題とする。遅れてきたメンバーが合流したところで、お僧さまと呼ばれる祠?で昼飯とする。実はこの時遅れてやってきた内の一人は地元神流町の旧中里 山室出身の方、同じく旧中里 橋倉出身のFさん共々、地元所縁の参加者がいるのが嬉しい?ですね。
 さて、作業許可の下りた萱の平分岐の尾根まで笹刈りを行い、今後の作業に向けて杖植峠まで歩いてみる。この先は相変わらず路肩が甘い道が続き、この地点の作業の大変さを改めて確認する。峠のすぐ近くに見える岩峰では、この地ではヨウラクと呼び慣わされているヤシオツツジ?が岩場を覆うように咲いている様が実に見事でした。下の画像はヨウラクの咲く岩峰と麓で撮った参加メンバーの写真です。


11/26(土)・27(日)+29(火) 杖植峠道普請

 この春の道普請に続き、再び杖植峠付近の国有林内作業許可を林野庁より取り付けて、いよいよこの峠道で一番手入れが必要な部分の杖植峠付近の道普請を行いました。今回は参加者も10名以上となり、土曜日は峠のある稜線沿いのスーパー林道から峠道に入って、笹刈りや倒木除去、崩れた道形の切り直しなどを行いました。その晩は恒例の丸岩キャンプサイトにていつもより賑やかな宴会となり、鈴木も宴会だけ駆け付けてみなさんと楽しい時を過ごしました。日曜日はさらに作業をした人、峠道下りを楽しんだ人と三々五々に過ごしたようです。
 火曜日は、土日に作業ができなかった鈴木他1名で、沿道の倒木を利用しての道作りなどをしてきました。この日はちょっと不安定な天気で雨が降ったり、その後に日が出たら冷たい北風が吹いたりとつらい天気で、作業は軽めでお茶を濁した程度となってしまいました。下の写真は作業後の道の様子です。

 

 今回の作業区間では素人の手には負えない崩壊地が今後の課題として残っており、これをどうしていくか地元当局と相談していきたいと思います。また、土日に休みずらい鈴木のため、いつもの土日の作業に加えて平日火曜日にも作業許可を申請して平日道普請をやった訳ですが、次回も同様にやってみようと思いますので、もし火曜日に休める人がいればいっしょに作業をやりましょう。

 土日の作業の様子なども後日写真入りで詳しく紹介したいと思います。

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