白楽駅側入口
白楽駅側入口
表通り
歩行者天国のような表通り
六角橋交差点側入口
六角橋交差点側入口

六角橋
〜六角 蛸太郎氏からの寄稿〜(1999年)

[MAP]
[公式サイト]

 その昔、ヤマトタケルがこの地の豪族に世話になったお礼に、
六角形の箸を置いていったという伝説が地名の由来。
上麻生道路の六角橋交差点から東急東横線白楽駅へと向かう、
旧綱島街道沿いに伸びている。
下町っぽいごみごみした商店街で、日用雑貨から食料品、
ぼんたんからシンナーまで何でもそろう。


白楽駅側入口
注意していないと
見過ごしてしまう
仲見世通り
間口一軒ほどの
個人商店が並ぶ
六角橋交差点側入口
六角橋交差点側入口

仲見世通り

 旧綱島街道に平行して、戦後の闇市が発展した狭いアーケード通り『仲見世通り』がある。人がすれ違うのも大変な路地裏のようなこの通りは、間口一間ほどの小さな個人商店が100店近くも並ぶ、まさに市場通りという風情。肉屋、魚屋、八百屋の定番商店にはじまり、鰹節屋、乾物屋、漬物屋、貝類専門店、下駄屋、呉服屋、金物屋など、時代錯誤してしまいそうな専門店が軒を連ねている。近年、この仲見世通りを『ふれあい通り』などと別称しているらしいが、なんとなく凋落商店街の轍を踏んでいるようで「六角橋よ、おまえもか」という気分にさせられる。


表通り

 近くにある神奈川大学の通学路ということもあって、ファーストフードの店やB級グルメの安い食べもの屋、若者向けの商店が多い。しかし学生の質の低下に伴って(??)、ステレオタイプ化した店やチェーン店が増え、商店街としての個性がますます失われているように思えて、少し淋しい。


貝類専門店
貝類専門店の店先
鰹節屋
鰹節屋
だるまや
全国的に有名なだるまや
親松の湯
サウナもある銭湯・親松の湯
千代田湯
路地裏にある千代田湯
呉服屋
もんぺやさらしの腹巻きも
なかじま
子どもの買い食い場所
揚げたてのコロッケがうまくて安い「なかじま」

店ガイド

 趣味系・アミューズメント系の店は、古本屋5軒、中古CD・レコード屋4軒、レンタルビデオ屋6軒、中古・新着ゲームソフト屋3軒、鉄道模型専門店1軒、パチンコ屋5軒、ゲーセン3軒、古着屋5軒。パソコンショップなし。銭湯2軒、飲み屋数知れず、神奈川大学近くにビリヤード場が数カ所あるなど。食べ物系はB級グルメの他にラーメン屋、粉もの鉄板屋、町の洋食屋にまぁまぁイケル店が多い。立ち飲み可の酒屋も多い。


裏から
裏から見た商店街
六角橋郵便局
レトロな郵便局


六角橋今昔物語

 六角橋は70年代初頭まで横浜市内を走っていた路面電車・横浜市電の北の始発駅だった。当時は、市電を使えば横浜駅を通って伊勢佐木町、中華街、元町、本牧や三渓園方面へダイレクトに行くことが出来たので、ここより以北の、今は港北ニュータウンと呼ばれている新興住宅街の横浜線沿線、港北区(現在の緑区、都筑区)や多摩丘陵方面の農民たちが、六角橋まで牛車やトラクター、時には五体倒地(嘘)で港町の匂いを嗅ぎにやってきていた。横浜といえば市電エリアのことを指し、横浜最北部の六角橋・岸根(旧米軍の病院があった現・岸根公園)以北の地域は「横浜のチベット」と呼ばれていて、追いはぎ、イタチ・狸の住む人外魔境の地だった。そんな横浜チベット人たちの買い出し客で六角橋商店街は相当に賑わっていた。


六角橋文化

 往時は『紅座』という主に邦画の名画館、『白鳥座』というとてもモダンでお洒落な洋画の二番館があった(横浜・寺尾に住んでいた故・淀川長治が講演に来たりしていた)。パチンコ屋が多く、また春日八郎の後援会長(総金歯でつるっ禿げのファンキーなおやじだった)が経営していた大衆演歌酒場『松竹梅』があり、ディスコ全盛時代には2軒ものディスコが出現し、ピンサロなどもありーので、時代を反映した近隣地区庶民の文化娯楽風俗センター的役割を担っていたのだが、その影は日々薄れていくように思える。毎月第三土曜にはドッキリ闇市場が開催される(後述参照)。年に数回「六角橋・大道芸フェスティバル」が、六角橋商店街の庶民文化復興を目指して開催されているようだ。お中元、お歳暮の季節にはガラポン福引きセールあり。ブルーチップ加盟商店街。


フリマ
若者のサブカル・リサイクル品が豊富。掘り出し物もあるよ
ヨーヨー釣
この角は元、金魚屋さん。店番のおねーさんの愛想よし。子供を餌におねーさん釣りたい
ふれあい通り
照明も暗めで、怪しい雰囲気、人通りが多いとまさにふれあい通り
ストリートパフォーマー
5月の闇市で一番人気だったジャグバンド。なかなかよかったです
弾き語り
弾き語りミュージシャンの参加もできる(ギャラは投げ銭)
アフリカン
ナイヤビンギ、アフリカンドラム?夜の下町商店街にダンサブルな太鼓の音が響く
入口
白楽駅側の仲見世入口。かめちゃんの看板が目印

ドッキリ・ヤミ市場
(27/MAY/'01 追加)


 毎月第三土曜(11月〜3月、8月はお休み)、夜8時から11時まで「ドッキリ・ヤミ市場」(通称・ヤミ市)が開催される。
 仲見世(ふれあい通り)がフリーマーケットと化す。シャッターが下ろされたあとはじまるので、照明は暗く、なかなか怪しくもあり、闇市世代ではないが、まさに闇市風情である。出店の多くが、古着や雑貨などの、よくあるガレージ・セールのご家庭不用品売買ノリの和やかなもの。<掘り出し物あり
 何よりも、辻辻に音楽があるのが楽しい。今後の展開に期待したい。もちろん、たばこ(携帯用灰皿持参が望ましい)、生ビール、やきそば、やきとり、立ち飲み立ち食い可(もしかしたら座っても怒られないかも)。(去年は洋食「スワン」のカツサンドが食えたのに、お店たたんじゃったんだよね。残念!)
 ここ数年の間に出現した、ラーメン「うっまいよ」、「ほんぱん餃子」、「Boro's BAR」、謎の中国人料理人の中華屋2店+物産屋1店、ざる豆腐の店、もんじゃ「ちいちゃん」も白楽駅裏から六角橋に進出。やや古いところでは、居酒屋「大洋」「かめちゃん」「どん」、やきとり「鳥小屋」、洋食「とも」、もちろん、みんな営業していた。
 六角橋側の入り口近くには「親松の湯」、白楽側の入り口近くには「千代田湯」もあるし、ひと風呂浴びて、ぶらぶらして、一杯飲んで、軽くうまいものを立ち食いする。土曜の夜の暇つぶしには、なかなかばっちりだと思うのだが。

開催日(2001年):6月16日、7月21日、(8月休み)、9月15日、10月20日(すべて第三土曜日)
時 間:20:00〜23:00
場 所:ふれあい通り(アーケード内)、雨天決行!
出店料:1コマ1000円(募集コマ数約40コマ、抽選)
申込先:六角橋商店街ドッキリヤミ市場事務局 FAX:045-432-3285
申込締め切り日:開催日の一ヶ月前まで
※出店希望日、住所、電話、FAX番号をお忘れなく


おまけ

 小学生時代の山本リンダが、キャロル結成前夜の矢沢永吉が、ハードボイルド作家矢作俊彦が10代・30代の頃に六角橋で暮らし、シャープ&フラッツの原信夫、真心ブラザースの倉持の実家が商店街の裏にあり、さらにマンガ家望月三起也も暮らしていて、『ワイルド7』の背景に六角橋の景色がよく描かれていたことはあまり知られていない。近隣の高台(篠原地区)は高級住宅街で、女優・岸恵子の実家や作家・五木寛之の仕事場がある。また、モルモン教団の日本本部があり斉藤由貴がそこに通っていったらしい。そしてここ『あやめの場所』の主宰者も十(?)数年前までこの辺でお嬢様面をさげていたとのウワサだ。オホホ。


神奈川県警察交通安全センター

交通安全センター

交通違反で免停になると、ここに行かされる。だから「六角橋」と聞くと不快な気分になる人も多いのではないだろうか。交通展示館が併設されている。



お嬢様面管理人の思い出


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