漢字の部首一覧(タブレット/スマホコピペ用) 世の中には読み方を良く知っているのに入力できない文字があります。 それは漢字の「部首」です。 「あれって漢字そのものではないので、パソコン/スマホでそもそも変換・入力できない文字では?」と思い込んでいる人も多いのでは? 「部首そのもの(部首だけ)」って確かに日常生活ではあまり使う機会が無いかもしれませんが、実は「部首そのもの」もそれぞれ文字コードを持っているので「部首だけ入力」も可能です。 しかし、大半の部首は「読み」で変換できないので、タブレットやスマホで入力することはほぼ不可能です。 パソコン(Word等)でも、「部首で検索して漢字入力」はIMEパッドの部首索引機能を用いてできますが、「部首だけ入力」は通常は使わない文字パレット(文字一覧)から一文字づつ探し出してコピペするしか方法が無く、ものすごく面倒です。 「小中学校の国語の先生ってどうやって漢字テスト問題やタブレット学習の教材とか作っているんだろう?部首だけ手書き?」と疑問に思ったので、部首だけ全部集めたコピペしやすい一覧表を作ってみました。 (先生方に限らず自由にお使い下さい。でもネット上で使う場合は使い方にご注意下さい。) 「部首そのものの文字」はなぜかそれぞれ2つの文字コード(Unicode)を持っています。 下表の左側が「部首としての文字コード」、右側が「漢字としての文字コード」です。 通常の漢字辞典とは異なり、部首の実際の画数で整理し直しています。 例えば、同じ部首でも くさかんむり 「⺾」→3画 「⻀」→4画 しんにょう 「⻌」→3画 「⻍」→4画 というように複数の画数があるものは、それぞれの画数の欄に記載しています。 ですので、部首毎の正しい画数が分からなくても簡単に探すことができます。 ・黄色に着色している行は、現在の漢字体系の元になっている「康熙字典」に収録されている「214部首」には無い部首です。 ・「読み」は代表的なものを調べましたが、これ以外の読み方がある場合があります。 ・Unicodeの正式名称は「KANGXI RADICAL」または「CJK RADICAL」を省略しています。 ・「KANGXI」は「KANJI」のミススペルではなく、「康熙字典」を編纂した清の皇帝、康熙帝(Kangxi Emperor)のことです。
【備考】 上の表に挙げられた文字はすべて「部首」としての文字ですので、通常の漢字と見た目は全く同じでも違う文字として認識されます。 どういうことかというと、 一時期、ネット上の原発関係の資料に「原子カ」(←カタカナのカ)という単語が使われているのが「検索逃れのためではないか」と話題(問題)になりましたが、アレと同じことができてしまうということです。 <Google検索結果の比較> "原子力"(漢字の'力') :19,700,000件 "原子カ"(カタカナの'カ'): 15,000件 "原⼦⼒"(部首の'⼦''⼒'): 4,200件 "原子⼒"(部首の'⼒') : 272件 "原⼦カ"(部首'⼦'+カナの'カ'): 1件 もちろん上表に挙げた文字は全て同様です。 情報公開から逃れたい企業や役所の人がこの方法を悪用するのは是非とも止めていただきたいですし、個人でこれをやると「見た目は同じでも検索に引っかからず単に誰にも見てもらえない誰得ページ」ができますので、十分ご注意下さい。
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