愛知万博グローバル・コモン
グローバル・コモン 3 |
ヨルダン館
アラブ系で初めて見る国。
カメラをお願いすると、愛想良く
応じてくれました。
イラク戦争の苦労は微塵も
感じられません。
館内には縦長のプールが設けられ
死海の海水を満たし、人が自由に
浮かぶデモストレーションをしています。
死海で採れる塩の展示や美容の
泥パック等も行われていました。
色の付いた砂漠の砂を漏斗でビン
の中に入れながら砂で絵を形造る
という。 見ていると、こちらへ来な
さいと言う。見ると細い棒で見る見る
絵が出来あがる。 魔法のよう??
やはり世界は広く、文化も多様で
深い!
チュニジア館
館内イッパイの民芸品が
並べられ
アテンダントは売り子に早変り。
昔カルタゴ、ナツメヤシと砂漠が
壁に描かれ、ローマの遺跡など
も、映し出され、お国の紹介が
されています。
エジプト館
神殿を形どった様なパピリオン。
やはり中はツタンカーメンの柩を
中心にファラオの歴史のレリーフと
壁画で飾られていいます。
ツタンカーメンの柩のレプリカの
中には、そのミイラも見えます。
グローバル・コモン 5 |
アフリカ共同館
アフリカ各国の文化の紹介と、
各ブースで民芸品や特産品の
展示や販売を行っています。
アフリカは国が多くて何処だったか?
民族楽器を持ったお兄さん?
ポーズをとって呉れました。
ナイジェリア
民芸品を売るより話しに夢中の
お姉さん方??
グローバル・コモン 4 |
アイルランド館
アイルランドのアテンダントさん
ハイクロスについて説明して
くれました。
ハイクロスとはアイルランド独特の
十字架で、左は4世紀頃の物と言い、
当時は文盲の人もいて、十字架に
キリストの歴史を絵に彫って、皆に
判る様にしたそうです。
イギリス館
塀に囲まれた中に入ると林に
見立てた庭(左)があり、
”この庭には月の隕石が
落ちました、
しかし、未だ見つかって
おりません。”
と言うミステリアスな案内から
始まる。
パピリオンに入る前に
”左の青葉の好きなのを
一枚お取り下さい”
とあります。
館内に入ると、左の様な青葉をイメージたし映像があり、全てが青葉で統一されていて、無駄な物が省かれた感じ。
庭と言い、日本人の文化と心を
読み澄ました様な働きかけ。
最後の出口には、また青葉が
置いてあり、
”地球を守って行こうと心に決めた方
は一枚お持ち帰り下さい ” とあり、
なにか心を打たれました。
さて皆さんはどう感じる
でしょうか??
オーストリア館
グーテンターク! ヨーデルでも
歌いそうな兄さん。
パピリオンの前では黒いチョッキの
兄さんと、赤いスカートの姉さんが
アコーデオンとギターの二重奏も
していました。
館内ではオーストリア・
アルプスのスロープ
が造られていて、
子供達がソリで楽しそうに
滑り降りていました。
北欧共同館
黒服のオジさん達が、パピリオンの前に
立ち塞がり、訊ねて見ると、”チョットマッテクダサイ”
のいってん。 こちらで推測するとスエーデン皇太子
が見えていたらしい・・・
グローバル・コモン 2 |
アルゼンチン館
ポンチョを着たセニョール。
ヴェノスデイアス!と声を掛けると、
コンニチワ!と威勢のいい声。
タンゴが流れてきそう・・・?
中は矢張りアルゼンチンタンゴ
だった。
客の一人がステージの後、
ステプを習っていました。
アメリカ館
コモン2の一番奥まった所に
あり、混んでいると
思いきや、すんなりと入る事が
出来ました。
館内に入ると、いきなり、
ベンジャミン・フランクリン
の杖を持った大きな像が迎えて
呉れます。
やがて、3D映像のフランクリンの
大講演が始まり
雷が電気である証明から
サプライズ!!
自然科学の発展過程、未来へ”
希望、楽観、探究心、
自由”のアメリカの主張する価値観が展開されます。
残念ながら、地球温暖化対策は触れられ
ませんでした。 真中の部屋は火星探査車の
実物大の複製車(左)が展示され、それにより
撮られた360度の火星のパノラマ写真が荒涼とし
無気味ささえ漂っていました。
中央TVにはNASAよりの土星のリングがLIVEで
送られて来ていました。
グローバル・コモン 1 |
インド館
最後のグローバル・コモンまで
来ると、辺りは、すっかり黄昏
ていました。
客足も少なくなり、インド館では
サリーを着たアテンダントが
迎えてくれました。
ナマステ! しかし左の
ねーちゃんは
お客が空いて緊張がほぐれた
のか疲れたと、言っていました。
館内は中央にインドの心である
大きな菩提樹が立てられ、宇宙を司る法輪が掛けられています。
出口の方にはインド料理の
場所もあり
細かく分かれたブースには
夫々民芸品の展示と、販売
がメインの様な、さながら
物産展の様でした。
ネパール館
細かい彫刻が施された寺院のレプリカ
でパピリオンの目玉があり。
閉館後は売りに出されると言われて
いるが果たして価格は???
兎に角、芸術作品。
しかし、ネパールの心は宇宙を象徴
した曼荼羅で、寺院、宮殿、生活する
住居までも、その思想が生きている
と言われる。
しかし、館内は何故かヒンズー教の
姿が見えない。
ネパールでは仏教とヒンズー教の融合
から生まれた文化もあり、見え難い。
日本に敬意を払ってくれたのであろう。
左は日本で言う千手観音。
キルギス
テント式住居を中心に自然
文化、伝統をパノラマ式に展示
左は武将の正装
カザフスタン
左は布装飾の展示。
こう言った産物がかつては
シルクロードを行き来した。
韓 国 館
遅くなっても元気なお嬢さん達。
アンニョンハセヨ!
テーマは”生命の光”と題して
入口に大きな張子の虎が輝き、
中では韓国の五色の光柱が
穏やかな光を放つ。
ウオータースクリーンでは緋鯉
が手を触れると動き、韓国の
成長ぶりが覗われます。
また、イ・ビョンホンのパネルと
一緒に写真も撮れます。
左の様な陶磁器も展示され
館内ショップでは名産品や
装飾品から海苔キムチまで
売っています。
ブータン館
中に入ると目に付くのは
左の極彩色の蓮華座に
座る金色の仏陀の像。
王室を中心とした仏教
王国だけに、壁面には
佛教会画や写真が展示され
ヒマラヤ高原での素朴な
生活が伝わってきます。
スリランカ館
スリランカはサリーのお嬢さんかと
思いきや、洋服なのに驚いた。
館内はスリランカ特有の
テーラワーダ
仏教芸術の歴史の紹介がなされ、
天井は伝統の蝋染めで四角い
布に夫々違ったデザイン模様
が染められ、ライトUPされ
一面飾られている。
又館内では宝石の加工等、
色んな 職人さん達がブース
に分かれ働いてい ます。
館内の出口付近のレストランでは
スリランカ伝統料理もあります。
スリランカ紅茶も販売していて、
私も疲れたので、ミルクテイ−を
貰い、砂糖を入れようとすると、
印度カレーのマークの様なコック
さんが、ア−マイ!
とおっしゃり、やめることにする。
なるほど、おっしゃる通り、香りも
良く入れる時、高い位置からコップ
に注ぐ為 泡立ちがよく、まろやかで、快い甘さのミルクテイ−でした。 お奨め!
パキスタン館
パピリオン内は、カラコルム
の山々か立体的に造られた
背景に、写真の様な彫刻や
レリーフ、フレスコ画があり、
これはガンダーラ地方の
仏陀の修行中の像です。
この様な仏陀像はめったに
見られない。
希少なものです。
イ ラ ン館
矢張り、敬虔なイスラムの国
黄金色のスカーフを巻き、ガウン
のような黒い衣装を纏い、
掘りの深いペルシャ美人が
明るく迎えてくれました。
館内はペルシャ絨毯が、
タペスリー の様に壁に
掛けられ、シルクロードの
楽器等も並べられ、ブースでは
工芸品や民芸品等も売られていました。
カタール館
この国の首都
ドーハで日本はWカップ
予選にイラクに負け
決勝に進めなかった
いやーな思いで。
しかし、ここの
スタッフは暖かく迎え
て呉れました。
左はコウランの文字
が錦紗で織られた
タペスリー 見るからに、高そう?
怖い顔に見えますが、はにかみや
さんでした。
サウジアラビヤ館
すっかり日も暮れてしまい
ました。
アラビヤ半島最大の国で
あり、期待したが
中身は、他のアラブ諸国と
あまり変わらず、唯イスラムの
聖地メッカとメデイナの画像
が印象的でした。
中にはアラビアナイとに出て
来るような煌びやかな衣装を
纏った女性がいましたが
小柄なので良く見ると、日本人
でした。 残念!!
会場を見終えて |
この度の万博で、先ず嬉しかったのは、各会場への判り易いループの廻廊です。
木で出来ていて、歩き心地が良く、高い位置なので視界も開けていて、とても気持が
晴れました。
また、ここを通る乗り物も歩行者優先で、自転車タクシーと言い、トラム(電池式)に
至っては、車の前を安全確認の兄さんが歩いて誘導しています。
ここまでしなくてもと、つい笑ってしまいました。
又、会場内は塵管理が為されていて、気持良く歩けました。
食事については、どなたかの一声で弁当持ちこみが許されましたが、見渡したところ、
食堂の数が少なく、ハイシーズンに訪れる多くの人達も、これで安心して食事が
とれるでしょう。
さてパピリオンは各国多数の参加で途上国では、夫々お国の紹介と特産品や民芸品
を展示しています。
万博のテーマまで表現された国は少ない様ですが、 参加された皆さんに感謝いたし
ます。
先進国ではフランスの訴えには琴線を揺さ振られた気がしました。 この度シラク大統領
が来場された意気込みが伝わって来ます。 皆さんにも一見をお奨めします。
さすが文化の国と言われるだけの事はあります。 それに引替え、アメリカ館の地球に
対する思いやり が見えなかったのが残念でなりません。
2002年ヨハネスブルグの環境サミット、2005年の温暖化防止の京都議定書、何れも、
推進が遅れています。
特に二酸化炭素大量排出国には協力を願いたいものです。
一方、国内のパピリオンは見られなかったが、幸運にも愛知県館が空いていて、
見ることが出来ました。
”地球タイヘン”というテーマで地球温暖化について子供にも判る様コミカルながら
真面目に取組んでいるのがよく判ります。 お子様連れでのご参観をお奨めします。
これだけ多くのパピリオンがあると、とても見切れず、ましてや瀬戸会場(海上の森)
は取残され勿体無いかぎりです。
ノーベル平和賞受賞のマータイ環境副大臣が、そうおっしゃりそうです。
最後に、万博関係者の皆さん、お世話になり、有り難うございました。
帰りがけ、リニモから見る会場の夜景が走馬灯の様でした。
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