愛・地球博と人々 3


東海地方も梅雨に入り、今日は珍らしく晴れ間を見せ、風もあって過ごし良い。

熱くなる前、この時とばかり愛知万博に行って来ました。




● 日  時        2005・6・13 気温30.9度   

● アクセス        リニモ利用 行き  藤が丘にて30分待の案内があり、予定通り
                                30分待ち、9時半頃出発 *前回待ち時間なし
                           帰り  万博会場駅発 20時10分 待ち時間なし

● 公式入場者数     13万人  *前回(4月6日) 5万5千人
                        混み具合 北門ゲイト前で15分待ち入場。
                             前回同様、国内パピリオンと外国有名パピリオンは
                             行列が出来ているが、その数が3倍それ以上に感じた。
                             前回の様子より判断すると増加した8万人がパピリオン
                             の外にいる状態。



 入 門

入門して係員の人に、展示館の予約の
仕方を聞くと、希望の所へ行き確認して
下さいと言う、向おうとすると、これ
要りませんかと、レストランマップをくれた。
前回は無かったが、入場者のリサーチを
しているようだ。
トヨタ館へ行こうと、急ごうとすると
お客さんと、ぶつかってしまう。
換わし、換わし前へ進む。

北門前、ごらんの通りの混み具合。
ここから左へ進みトヨタ館前で予約をしたい
が係員の所へ行くのが大変、ロープ伝い
  にやっと係員に頼む。 13時40分ならOKというので高齢者優遇を使わしてもらい早速予約。
  これで希望のパピリオンも1個ゲット。  ひと安心する。  
  13時20分まで時間があるので、まず水を買おうと係の人に尋ねるとグローバルループに出ると
  あると言うので、そちらへ。   水を買い一番近くの外国館コモン6に入る。
                                                                           

入口のオーストラリア館は既に行列が出来ていた。



左、グローバル6よりの展覧車館






最初にフイリッピン館に入る。



 フイリッピン館
  

入口で愛想良く向えてくれた彼女。
朝から気分が良い。

館内は香りの繭と題され、フレイバーテイー
やアロマテラピーのエッセンスオイル、ハーブ
等の香りを楽しめる。
二階ではココナツオイルマッサージを行っていた
ココナツはこの館のテ−マでもあり、ココナツの実
にストローを差しジュースを売っている。
前回来た時、飲んで見たが、ポカリスエットの様な
淡い味で喉の渇いた時にはしつこさが無くグッド!
但し1個700円はちと高い。







● タイ国館
                           

タイパピリオンの前に立つ守り神。
中では生活の知恵と題して漢方薬の
箱の様な引き出しにハーブを入れ、
入場者に香りを嗅ぐ事が出来る様に
なっていた。
中国、韓国と同じ様に医食同源、医薬
は勿論、日常の食事にも良く使われる。


  綺麗な舞姫がタイ民族舞踊を踊っていた。 東南アシアの舞踊は何時見ても、手、足、頭、
  身体の末端
の動きが実に細やかで美しい。

帰りがけ、二人にサワデイカー!
と言ってカメラを向けると、合掌で
拝まれ、恐縮してしまった。

タイの人達は何時も穏やかだ。









● インドネシア館

熱帯の植物で飾られたアクアリュ−ム
を通り、ジャングルの雰囲気から館内は
企業の展示品や民族的な建築物も展示され
コ−ナーでは民芸品や雑貨等を売っていた。
そのマネジャーに声を掛け、撮らせてもらった。
来場者が多くなり、商売繁盛かご機嫌でした。










● ベトナム館

矢張り、中国と歴史的、文化的に繋がって
いる関係か良く似た雰囲気を持っている。

写真は漆塗りの柱の寺院風の部屋で聖人か
菩薩の様な像があり、古い住まい等も
展示され
手工芸品も販売されている。













こちらは正装したお嬢さんにお願いした
つもりが、ベトナムのお兄さんもちゃっかり
写っていた。








● マレイシア館
                                    

パピリオンでは緑あふれる森林や珊瑚礁が
映され、珍しい動植物も紹介されている。
民族舞踊もされていた。

イスラムの国らしくアテンダントの人は
ベールを被っていた。

熱いのに大変だ。
イスラムの国に生まれて。





● ニュージランド館


入ると彼女が ”いらしゃいと声を掛けて
くれた。













ニュージランドは先住民マオイ族の名前
(白い長い雲のたなびく国)をイメージした
雲が天井から吊り下げられ、その雲が
雨となり大きなヒスイ石の上に滴り落ちる。
ヒスイは大地と海を表す展示となっっていた。


グローバルコモン6を切り上げ、マレーシア
館の横を日本ゾーンの方へ下りて行く。








大地の塔も日本館も、この辺りは人人人.
日本広場で食事をとり、グローバルループ
に上がりコモン3へ向う。
床面が太陽に反射して暑さが激しい。
暑くなると下の路が良い様だ。
コモン3に到着するが、ドイツ、フランス
イタリア、スペイン・・・全部満員!!
ブルガリア館が空いていたので飛びこむ。








● ブルガリア館

ブルガリアと言えば、矢張り薔薇とヨーグルト
パピリオンの壁は紅い薔薇の花が描かれ、
中に入るとハーブの匂いが漂い、薔薇の花
から採られるローズオイル
ワイン、ヨーグルト
ミネラルウオーター等が展示されていた。
又館内ではヨーグルトベースのソフトドリンクや、
薔薇のエッセンスを入れたアイスクリーム、
コスメ用品やアクセサリー等も販売されていた。

民芸品ブースの紅い薔薇のTシャツの似合うお姉さん。
みやげを包装中にポーズをとって呉れました。




● トルコ館

 

月と星の描かれたパピリオンの中に入ると
先ずコバルトブルーのトルコタイルの壁が
目に入って来ます。
鮮やかなブルーに惹きつけられます。
中央にはイスラム寺院の天井を感じ
させる幾何学模様を木でドーム状に組み
立てた骨組を作り、周囲は漆黒の空に
星座が煌くと云った雰囲気です。
館内ショップでは絵つきタイルやアクセサリー
を売っていました。






アテンダントの彼に メルハバ! 
と声を掛けると、コンニチワ!と返ってきた。
親日家の多いトルコ、彼もその一人。

トルコ館を出ると、13時、トヨタ館へ
行かないとだめだ。













ループロードに出るとその暑さにびっくり。
係の人にトヨタ館へ行く下の道を聞くが
それは無いという。   見渡したところ、
何とかなりそうなので、下に降りループ
の下を辿って行く。
愛・地球広場で中央アジアの人達が
民族音楽の演奏会をしていた。

トヨタ館に
着いた時には汗びっしょり。






● トヨタ館
 

トヨタ館の前には観客が既に並んで待っていた。

案内の女性の指示に従い入っていく。
中はすり鉢状の円形劇場になっていて、
次の案内女性が席え誘導してくれる。
矢張りトヨタらしく対応がキッチリしている。

しかし、場内は撮影禁止となっていて
ガッカリ。






やがて、場内が暗くなると、楽器演奏ロボットの
”聖者の行進”♪で始まる。
DJロボットも飛び出し、俄然、賑やか!
演奏会が終わったと思うと、一人乗りのビークル
何台か現われ、ミズスマシの様に小回りを効かし
自由に動き回る。 そこへ歩行ロボットも現われ
人間のダンサーとロボット達のコラボレーション
が始まる。
隣の席を見ると、暑さで疲れたのか家内は
寝入っていた。  やがてショウは終わる。
ショウは予想された内容で、特にふれる
ものはなかった。

    トヨタ館を出てグローバルコモン1へ行く。  14時を過ぎ心持ち人が空いた様だ。



● サウジアラビア館


この前来た時は日本女性のアテンダント
でしたが今回はアラビ人の本物の
オジさんです。













● イエメン館


パピリオンのファサ−ドにレンガ色の
紅い建物が描かれ白い漆喰で窓枠や
柱などにデコレ−ションがされている。


IDカードをオシャレな紐で吊るして
いる好青年の彼はエブラヒム君









 中央アジア


本館の中心は、タジキスタンで発掘された
釈迦涅槃像で6世紀に制作されたと云われ
るものでバーミアンと並んでシルクロードの
平和のシンボルと言われている。
バーミアンが破壊され今は唯一の遺産と
言われる。










ウズベキスタンの工芸品売り場
のオジさん、カメラを向けると
座っていたが、すっくと立ち上がり
渋さをきかせる。












● 韓国館

韓国館も模様替えされ、スタッフも
増えていた。

生命の光と題し、韓紙で作られた
行燈が天井から下がる。









16時から民族舞踊団の公演がある
というので見る事にする。
韓国特有の波の様な踊りと
テンポの速い太鼓の曲打ちだった。
日本太鼓が入っているのに驚いた。

太鼓のカラフルな模様は始めてで
洗練されて来ている。








● 印度館



印度館のガードマン
連日の来訪者でお疲れの様子












印度館は法輪と菩提樹が中心ですが
日本とは違った仏陀像が飾られており
ました。









印度館を最後に隣のコモン2の
北中南米ゾーンを覗く。
カナダ館は前回同様混んでいる、
赤十字館の評判がいいので
寄って見るが矢張り満員。
アメリカ館は相変わらず人だかり
していた。







● アンデス共同館


アンデス館は前回来た時は荷物が
遅れていて
開いていなかったが、
漸くオープンされた様で、中に入ると、
今から現地のミュージシアングループ
の演奏が始まると云うので、館内の一番
奥のステージ方に行くと、SISAYという
グループの演奏が始まった。
弦楽器はチャランゴやバイオリンも入り
南米特有のケーナ、サンポ−ニャが
二人のフォルクロ−レが始まった。

自分の知らない曲だったが、耳障りは
良かった。
やがて、手拍子が始まり、皆さんすっかり
のり出した。
最後の”コンドルは飛んでいく”になると、
すっかり乗り乗りで、アンコールが
したい雰囲気。
此方もすっかりアンデスの雰囲気に
浸ってしまった。



バンドの皆さんストレ−トの髪を
後で結ったインデイオスタイル。














● アルゼンチン館

アンデスの余韻を持って外に出ると
アルゼンチン館の前でタンゴダンサー
のセニョールとセニョーラが幕間の
休憩をしていた。

オーラ!と云うと、 オーラ!と答えて
呉れたパブロとノエリヤ。










● メキシコ館



メキシコ館は海、砂漠、森林、密林
と4つの地帯の生態系が展示され
ている。


左は砂漠風景。









すっかり黄昏たパピリオンの前で
メキシカンのオジさんに写真を
撮っても、いいかと訊ねると

プレイゴー! と陽気に
おどけてくれたが、

写真はピンボケ。









食事を済ませて帰る頃には
すっかり暗くなっていた。

愛地球広場より夢みる山が
見える。
ステージでは未だ何か行わ
れていた。







● おわりに
   
ここの所、万博も、会期の半ばとなり、連日、入場者が10万人を越えており今回おとずれて
   見ると、各パピリオンの多くが、スタッフを増強し、展示品等も随分充実されているのに驚いた。

   又、ショウやアトラクション等も模様され、この度も韓国館で民族舞踊、アンデス館では音楽
   グループによるフォルクロ−レ、イラン館ではベネチアングラスの様な金で装飾されたコップで
   熱い紅茶を御馳走になった。

   暑い時に熱い物も、砂漠民の知恵かと思い帰りがけスリランカ館で、又、ミルクテイ−を飲んで
   いたら、T.Vのインタビューを受け、とうとう熱さ対策は、紅茶が良いという事に成ってしまった。
   
   と言った具合に、万博も盛り上っている。
   協会事務局も、食事、水、休憩所、等々改善され、案内等も慣れてきて4月の時点とは運営が
   大変良くなって、大きな事故もなくなによりです。

   これから暑さも益々強まり、夏休みも向えて入場者も増える事でもあり、今後、楽しく安全な万博
   を続けて世界各地から来てくれた人達にも思い出に残るフィナーレを迎えられる様祈っています。

                  おわり       NEXT      HOME