安曇野風景
05.10.11
安曇野には黄金色の田園風景を期待していたが、垂れ下がった稲穂がアルプスの山々に
栄える光景は見られなかった。 北国の採り入れは、もう少し遅れると思っていたが・・・・
稔りの秋は見られなかったが、道祖神や、豊かな湧水の流れ、
その上を飛びかうアキアカネ! 澄んだ空気と、爽やかな風!
その風景から安曇野を代表する道祖神と名水の流れを拾った。
安曇野の爽秋が心地よく感じた。
道祖神は路傍の神で、集落の堺や道の辻、村の真中にも あり、自由な表現で石碑や石像の形で祀られている。 村の守り神として、又、旅の安全の神として信仰されている。 村人達には五穀豊穣、無病息災、子孫繁栄と身近な祈りの 神といえ、頬すり寄せたり、手を取り合ったり、何処となく 素朴で、大らかで、おどけた様な表情に親しみを感じる。 |
北アルプスの雪融け水は湧水となり川を流れて 海に注ぐ。水ある処に生命は生まれ、水無しでは 生命は永らえない。 水は、廻りの光より色を映し、表情を変える。 初めて、水中眼鏡で川底を覗いた時、魚達が 行き交い、其処には光る小宇宙が広がっていた。 その感動は、今も覚えている。 |
|