伊豆箱根と三島湧水
(その2伊豆堂ヶ島)04.8.15
三島より運転を息子に任し、祭の渋滞をすり抜け、136号線を韮山、修善寺と経由し土肥にでる。
生憎の曇り空で、海岸線の景色が冴えない。
堂ヶ島に着く頃には、晴れて呉れれば良いが、・・・・
(堂ヶ島の島間に沈む夕日が絶景といわれる。)
土肥より136号線を南下し、恋人岬の案内をみて、賀茂村を過ぎ、暫らく走ると、
東北の松島のような風景の所に出た、これが堂ヶ島か・・・・
堂ヶ島公園広場
曇り天気にも、拘わらず盆休みの為か、結構賑わっていた。
遊覧船乗り場に行ってみると、3コースある内の、天窓洞めぐりコースしか残っていなかった。
早速、チケットを買い、乗船すると、意外に空いていた。
間も無く船は動き出し、島々の説明が始まった。
遊覧船
島の岩場に遊歩道ができている。
波に浸食された島の断層
船は小気味良いエンジンの音を響かせながら、潮風を切って、我々を天窓洞へ誘ってくれる。
(天窓洞とは、波蝕により削られた洞窟で全長が147Mあり、中央部の天井が
丸く抜け落ち、天窓の様になっているので、そう付けられた、そうだ。
その天井より差し込む、光線と海の輝きが見所と言われている)
洞窟の海面
船は不規則にくねった天窓洞に入っていく、船巾がギリギリの感じで、ヒヤヒヤもの!
波が荒くならなきゃいいが・・・・・我々の気持とはよそに、船長は何食わぬ顔で、
舵を操り、船をコントロールして行く、その腕前は見事に尽きる。
操舵に気を取られてる間に、海面の色の変化が始まっていた。
これはカプリの蒼の洞くつのようだ!
ブルーからグリーン、グリーンからライトブル−と光のかげんで、見事に色を変える。
興奮してる間に、出口が見えてきた、船は無事接触もせず、貫けたようだ。
ここは、見ごたえがあり、オススメ所!
洞窟内
洞窟内
遊覧船を降り、土産物屋に入ってみると、その三階は加山雄三ミュージアムになっていた。
光進丸を初め、彼の愛用品や、映画のポスター、CD等並べられていた。
外へ出ると、もう五時過ぎ、夕焼の海景色は期待できそうも無く引き上げる事とする。
今夜は、堂ヶ島のはずれにある、息子の友達の実家が営む民宿を予約しており、
到着すると、家族連れの海水浴客で賑わっていた。
部屋へは宿のお母さんが快く迎えてくれた。
聞いてみると、夏休みは、毎年この様子で、海岸線の道路が渋滞すると言う。
風呂を上がり、夕食は前もって息子が頼んでくれていた活アワビの他に、宿のお父さんが
今日釣って来たという、カンパチとイカの刺身の差し入れまであり、新鮮な海の幸を
腹いっぱい、標準メニューの刺身は、結局残ってしまった。
魚の好きな人には、たまらんだろうに・・・・
食後、明日の予定を話し合い、夢路につく・・・・・・・
朝、散歩に出ようと、玄関に出ると、”ツバメの糞に御気を付け下さい”と書いてあり、
上を見上げると、軒の下にツバメの巣があり雛がいた。
お客さんも大事だが、ツバメも大事! その心解るなー・・・
外に出ると、成る程、ツバメの一群がいた。 今日は天気が良さそう。
湊では子供が魚釣りをしていた。 何が釣れるのとき聞くと、”キス”と、バケツに一匹入っていた。
餌は何に? と尋ねると、 ”これえ” と、 見ると刺身が数切れ容器に入っていた。
ひょっとすると、夕べの? いや!他の旅館でもらったのかな?
いづれにしても、ここの魚は幸せだね!?
対岸には客待ちの釣り船が丘に上がっていた。
港の先は海岸公園(野田)となり、遊歩道が整備され散策ができる。 左は堂ヶ島、右は松崎方面
帰りの遊歩道に、野ユリが咲いていた。
今日は南伊豆下田に向う予定。
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