秋彩・富士見台高原
09.10.22〜10.23


里の紅葉は、未だ早いようだが、ここ長野県阿智村の

富士見台高原では、すでに錦の紅葉が広がっている。

平安の時代、こちらは木曽から伊那への古道・東山道が通じて難所と言われた処。


ロープウエーに揺られ、リフトに乗り継いで、カタカタと移り変わる山の彩りを見ながら

山を登ぼって行くと展望台に着く。 周囲は幾重にも織り成す山の錦はゴブランの様。

通り抜ける風は、冷やりと身を引き締めてくれる。


展望台からはマイクロバスに揺られ20分で山荘(万岳荘)へ。 

紅い紅葉は、徐々になくなり唐松やダケカンバの黄葉へと変わる。

車窓には、甲斐駒、仙杖、北岳、等々南アルプスの青帯が延びている。

バスを降り山荘からは歩いて熊笹の拡がる高原を頂上まで登る。

冷たく感じた風も汗ばんだ身体には心地よい。


其処に見えるのは、笹原の輝きと、展望。 八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、

目を後に転ずれば、御嶽山、乗鞍岳、北アルプスと四方が山。


以下、深まり行く富士見台高原の風景を拾った。



   
富士見台高原は中央自動車道、園原ICで下りゲートを出て左折、5分で山麓駅へ
  
   駅よりロープウエー、リフト2本を乗り継ぎ山頂へ、高原バスに乗り換え20分で終点。

   終点より頂上まで、歩いて40分程、標高1739mの地点にあります






ロープウエーは上って下りて、また上ると言う三つの山に跨る絶景10分間の空中散歩。




ゴンドラよりの眺めは、今が盛り




ゴンドラより望む錦秋の木曽の山々









ロープウエー頂上駅、標高1400m




頂上駅花壇、冬季にはこちらがスキーャーの溜り場となる。




頂上駅、センターハウス








頂上駅より2本のペアーリフトで展望台へ約10分。 唐松が色ずく。

リフトは風の通り道か寒く感じる。


頂上展望台より高原バスで約20分で終点・万岳山荘へ。

ダケカンバや唐松の林を縫い、木の間より南アルプスの碧い山並が覗く。




南アルプス、左より塩見・小河内・荒川・赤石岳




南アルプス、甲斐駒・仙杖・北・間の・農鳥




古道の東山道・神坂峠

中津川よりこの峠を通って伊那に下りる。 古代には京より東国へ行く難所であったそうだ。

又、麓の園原には、最澄や平安人の観月の名所・月見堂がある。


すっかり散り果てたダケカンバ









紅葉の恵那山・2191m




万岳荘前のシラビソ



山荘前のシラビの立ち枯れ。




熊笹に覆われた若草山の様な高原を登る。








三段染めの紅葉、手前は熊笹



頂上近かく、熊笹に覆われた高原




富士見台高原頂上、標高1739m




中央アルプス









中央・御嶽山、右・乗鞍岳、穂高連峰は霞みカメラでは捕らえ切れず。




御嶽山




笹原から望む南アルプス、左端に微かに八ヶ岳が見える。

おわり



天気にも恵まれ、時期もよく、下から上まで最高の景色を楽しむことが出来た。

こちらへは、唐松の新芽の頃、もう一度、来て見たい。

山を下り、帰りは地もとの昼神温泉で寛ぐ。


おまけ

伊那谷道中村


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