東谷山・桜まつり
09.4.13

記録的な初夏のような陽気がつづき、桜情報も北海道まで北上、ソメイヨシノもすっかり葉桜となったが、

つづいて八重桜や枝垂桜が後を楽しませてくれる。 今日は尾張旭市との境界にある東谷山麓の公園、

フルーツパークが枝垂れ桜の祭りを開催していると言う。

のぞいて見ると、平日でも実に賑わっていた。


こちらは1000本余りの枝垂桜が植えられ、中央のドーム型の果樹温室を中心に本館、和風庭園、

果物館、レストハウス、果樹園などがあり、遊歩道が場内をめぐらされ散策を楽しめる。










満開の枝垂桜の並木道を通ってセンター広場から和風庭園へ。

桜も美しいが、それ以上に淡い若葉と濃い緑とが入りまじり合った東谷山が素晴らしい。

すっかり若葉の季節となった。 庭園をぬける風は春を感じさせ、なんとも心地いい。

 桜を目当てに訪れたが、新緑に心はなびいて行く。

桜に囲まれた芝生から眺めていると、心は、すっかり落ち着き爽快さをあじわう。


人間歳を重ねると、徐々に世間のしがらみや垢を落とし、人間の原点に返って行く様で

自然が近づいて来て呉れる。 古人は俗世間を離れ、よく庵に住み花鳥風月の世界に

親しんだと言われるが、物事の本質が分かるにつけ興味が薄れ、

無駄なものを捨てて行くのであろう。




東谷山





               

芝生の庭

















日本庭園より望む温室ドームと遠景





         

和風庭園の池には桜の花びらが浮かび、やがて風でも吹けば水面は影を映す余地もなくなり、

桜は葉桜となって茂り、けやがて蝉たちの季節がやってくる。










りんごの花と枝垂桜

和風庭園の隣は果樹園となり、リンゴ園からナシ園へ、更に、桃、びわ、かりん、

柿、栗、蜜柑、・・・とつづく。




ナシ園





      


本館では、こちらで収穫したイチゴの安売りで、大勢の客の行列ができていた。

もちろん館内では、地もとの野菜や、あらゆる果物や加工食品も販売されている。

バザーのテントでは愛知県の各地の産物が並べられ売られている。

老妻だけが御入管。 こちらは表にて、人々の見物。


本館前では、大道芸人が風船を使ってのパーフォーマンスで客の笑いを誘っていた。











ドーム温室の内部はブーゲンビリヤなどの花が咲き誇り、蒸し暑い、

世界の熱帯・亜熱帯植物の果樹、バナナ、パパイヤ、マンゴー、グアバ

パイナップル、レイシ・・・・78品種 260本が植えられていると言う。

バナナだけでも何種類もの木が植えられ、青い実がさがり、レイシやマンゴも

実がついていた。 それにしても品種の多さに驚かされる。



   







ドーム内の一番高い椰子の木













ドーム前の菊桃の花





         

源平桃







ウコンの桜















桜祭りも明日で終わり、来月からはトロピカル・フルーツフェアが開かれるそうだ。

公園も運営に活気をつけようと大変な様だ。 中で出会った、こちらの理事さんが言っていたが・・・

 そう言えば、東谷山の頂上への散策登山を奨めておられたが・・・

ちょっと登って見ようと、老妻に窺うと、「登らない」 と一声。

渋々、家路につく。    いつかまた・・・


TOP   終わり   NEXT