岐阜・金華山界隈(岐阜公園他)
05.9.15
ロープウエーを降りた所は岐阜公園が広がり、美術館や博物館があり、又
信長の庭を初め、中国杭州との友好庭園等がある。
信長の館跡
公園の南エレアにある信長居館跡、玄関口にあたる冠木門、その奥に館跡が広がり
巨石を使用した通路や石垣の他、土塁上の遺構や礎石があり、当時訪れた宣教師
フロイスの報告書にもその豪壮さが伝えられていると云う。
門の右手には、若き日の信長の騎馬像が夕日を浴びていた。
信長の庭
公園の中程には信長の庭があり、池の水面には岩石や燈篭を写し出し、美しさを引き立たす。
庭園は剛、静、雅、と三つの滝が流れ、スケールの大きい日本庭園となっている。
信長の庭の滝
信長の庭の南奥には明治の重鎮、板垣退助のあの有名な”板垣死すとも自由は死せず”
と言った遭難現場があり、記念像が建っている。
板垣退助銅像と案内板
公園を見て、次は古い街並のある川原町に向うこととする。
公園のはずれ迄来ると、アゲハチョウが夏を惜しむかの様に百日草に戯れていた。
その光景をワンショットして、長良橋の通り(258号線)に出る。
川原町の方向は、凡そ解っていたが、小学生風の三人連れの子供が来たので、
念の為、訊ねてみた。 一人の子が一生懸命教えて呉れたが、聞き返すと
もう一人の子が、割り込んできた。 最後は三人目までが入り、ガヤガヤ!
こちらから ”こう行って、こう行くの?”と水を向けると、皆が”そう、そう”と言う。
礼を言って、別れる際、彼等は満足げな顔をしていた。
彼等の言った様に行くと、鵜飼の船着場に出た。
鵜舟
赤提灯に飾られた鵜飼の乗船待合所からか、♪水にきらめく、かがり火は・・・♪
五木ひろしの「長良川艶歌」が聞こえて来た。 今年は愛知万博の関係もあり
景気がいいと聞いているが、やはり、その様だ。
鵜飼宿十六楼のお姉さん方、お客さんを迎えにでも行くのか?
お揃いでお出かけの様だ。
十六楼のお姉さん方
山口誓子の句碑
鵜飼の乗船場に山口誓子の句碑があった ”夕焼のすでに紫 鵜飼待つ ”
川原町の古い通り
秋のつるべ落としと言われるが川原町を見る頃には黄昏が迫っていた。
おわり
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