紅葉の木曽・御嶽山麓
08.10.28
霜降も過ぎ木々も色づき始めた。 今朝は快晴! 放射冷却か急に寒くなった。
山の紅葉は今が盛りと聞き、早朝から木曽へと向う。 大桑村に来ると、
中央アルプスの峰々が、白く輝き冠雪の姿を見せる。 胸か高鳴る!
こちらの気温は7℃やはり低いようだ。 今日は素晴らしい”木曽・御嶽”の秋を楽しめそうだ。
木曽路より川を渡って20号線を経由、御岳湖から御嶽高原へと進む。
御岳湖(牧尾ダム)
御岳湖は標高が1000mを超すところ、色づきも盛りのようだ。
湖面は輝き木々は秋を謳歌、御岳湖に沿ってワインディングロードはつづき落葉も始まっている。
王滝村の集落を抜けると霊山らしく神社や墓石が道路沿いに何箇所か見かける。
高くなるに従い色づきは焦げ茶色となり、唐松の落葉で茶色の粉を降らす。
この分だと御岳高原は枯れ木の林かも知れない?
3合目・清滝
落葉激しく、御岳スキー場の手前で諦め、ユーターンをする。
唐松とすっかり葉を落とした木々
御岳湖の牧尾ダムの大橋に戻る。 大勢のカメラマンが橋の上でたむろしていた。
橋下の渓谷の紅葉を狙い盛んにシャッターを切っている。 すると誰かが ”熊だー!” と叫ぶ。
見ると、ツキノワグマの子供が、のこのこと道路を横切って行く。 親と、はぐれたのか、
子供のせいか人を恐れてもいない様だ。
牧尾ダム
牧尾ダム大橋
橋下の紅葉
水枯れの三色染の渓谷
同
同
牧尾ダムより開田高原へ。 生憎、御岳ロープウエーが休みのため、管沢から越へ
開田高原をススキや唐松・楓の紅葉を楽しみながら361号へでる。 御嶽山の勇姿が見え隠れ。
あれだけ晴れていた朝の快晴も、山は移り気、次から次へと雲が流れ御嶽は七変化。
丁度、昼時、農家の石垣で休憩tろする。 サンドイッチで腹ごしらえ。 朝、早かったからか
パンだけではもの足らず、家内の巻寿司までへも手が・・・ 食欲旺盛!
血糖値は大丈夫かな? 天高く馬肥える! さもありなん!
食事どころの黄葉
御嶽が、ちらり姿を
御嶽山
剣ヶ峰は雲に隠れて見えない。 食事を済まし九蔵峠へと向う。
澄み渡った青空は高く雲は流れ、行く道に銀色のススキの穂が旅人を招く。
裾野は錦秋が埋め尽くす。 やがて車は九蔵峠へ着く。 枯れ草の斜面に
絵を描く人やカメラマンたちが三脚を立てチャンスを窺がう。
どの顔も、この時をにがすまいと生き生きとしている。
361号線(木曽福島〜高山)
路肩で絵を描く初老の男女がいる。 覗き込むと、かたや黄色ベースの水彩の御岳山を、
一方は油彩の錦絵、具象には見えない。 素晴らしいですね〜と声をかけるが・・・
二人とも、この大風景に浸り切っているようだ。
山麓の下の原集落
九蔵峠より見る御嶽山
こちらも枯れ草の斜面で、しばし御嶽に見とれる。
やぱり、雪を頂いた山々は神々しく畏敬さえ覚える。 昔からこの山は
霊峰として御嶽教なる宗教までも営まれて来た。 一番左手が剣が峰の最高峰
その隣が摩利支天山、右手端が継子岳。 刻々、雲がながれ、光はうつろい
表情を変えて飽きさせない底知れぬ自然の力。
摩利支天山と継子岳
九蔵峠より「木曽馬の里」へ