名古屋城は、関ヶ原の合戦後、徳川家康が1609年 |
名古屋地方の櫻予報も満開が出揃い、今日は気温18.5度、微風快晴、絶好の日寄り、
午後から 名城公園に出かける事にした。
地下鉄名城公園で降り、階段を上がると、留学生らしき外国人が、カンビールをビニール袋に、一杯詰め
誰かを待っている様子、満面に、これから始まる花の宴への期待に輝いていた。
恐らく、彼らは、あの表情からすると、来日始めての花見であろうと、勝手に想像。
こちらは、カロリーを制限された身、花より団子とは行けず、専ら見るだけ。
これも、又楽し、と痩せ我慢をしながら横断歩道を渡る。
左手のフラワープラザの門より公園に入る。
風にのって花の香りが漂う。 やはり自然の匂いは素晴らしい。
陽気も良く沢山の人々が来ていた。
プラザの前のベンチでは、四十過ぎのオバさん達がのんびり腰掛け、休憩していた。
ヨーロッパでは、こういった風景はよく見られるが、日本も豊かになり、ゆったりと、
くつろぐ日々が増えてきのであろう。 たのもしいことだ。
フラワープラザ前の花壇でくつろぐオバさん達
今日は左回りに歩く事にする。
野球場の欅並木は未だ芽をふかず、クヌギ、銀杏、モミジ等は既に、
黄緑の新芽をつけ精気が ほとばしっている。
四季の園に向け進む。
四季の園では何組かの花見客がシートを敷き、春の一日を夫々楽しんでいる。
更に進み御深井池まで来ると、視野が開け、池の周囲に植えられた桜が
薄いピンクに輝き、この辺りが 一番の見頃の様だ。
御深井池の櫻
こちらは、昔、蓮で、いっぱいだたと、言われ、暑くなると、蓮の花で、埋められる。
又、御深井は徳川義直公以来の焼物でも有名である。
池を半周し南遊園に向うと、日曜でもないのに花見客を狙ってか屋台が出て賑わっている。
醤油の焦げた香ばしい匂いが何とも食欲を誘う。我慢して南遊園へスタコラ。
やはり、こちらからの名古屋城の眺めは、趣があり、素晴らしい!!
お堀を伝う春風が柳の若葉をなびかす!
何とも言えない至福の瞬間!!
あー、 生きている!!
お堀沿いに市民の森にむかうが、櫻の時期、流石に人はまばら、方向を変え、風車広場へ足を進める。
こちらは、花壇の山の廻りに、家族づれと子供で、一杯。 春休みの為、月曜日でも人の多さに驚く。
一年か二年生ぐらいの男の子が、親子でサッカーボールのパス交換をしている。
お父さんからのパスを受けきれず、ボールは人ごみに、誰かに拾ってもらい、夢中で帰ってくると、
お父さんから ” 有り難うは言ったの!”と子供に言う。 子供はばつ悪そうに・・・・・・
何故か、ほっー とする。
終戦後、日本人が、おろそか にして来たものを感じる。
今の大人の倫理観への薄さへの、光明のよう、未だ希望はある。
広場を抜け、正面入口の横を通って、元の位置に戻る。
さー 、 南内堀の桜を見てみるかー。
大津通りにでて、公園入口の前を通り、南へ進む。