白川郷と能登半島・和倉温泉U
13・7.27〜7・28
翌朝、眼が覚め息子と温泉街を散歩する。 ホテルの前の道を加賀屋の方に向かって
歩くと、金波荘、虹の海とホテルを過ぎると、鋳造のクラシックな綺麗な橋がある。 橋を
渡ると右に背の高い加賀屋ホテルが見える。 そこを左に折れると、和倉(湧浦)の源泉
がある。 昔、此処に湯の湧くのを見つけ湯壷を設けて湧浦の人々が通ったのが和倉
温泉の始まりだそうだ。 この加賀屋の前は弁天さんが祭られ弁天崎源泉公園として、
源泉をまとめて温泉街に配湯している。 湯飲場も設けられ温泉卵も作れる様になっ
ている。 公園内には高浜虚子や佐々木信綱の歌碑も建ち、文人墨客の訪れも多か
ったのであろう。
湧浦湯壷跡
湧浦開発七士賛美の碑
弁天崎源泉公園より和倉の総湯に行くと、早くから足湯を楽しむ人たちがいて、総湯まえの
広場では、ラジオ体操に励んでいる。 夫々が健康に気を配り、日本の長寿要因の1つに
貢献しているのだ。 こちらも頑張らないとね〜
総湯前広場
ホテルに戻り、朝食をとる。 昨夜少し食べ過ぎたのか、今一つ食欲がない。 仲居さんから
ヤリイカの刺身を残したのを、上がられませんか?と言われるが、皆も昨夜の食事が多かった
のか、声が上がらなかった。 もったいないが、御身の健康も重要だしね・・・
能登島水族館
今日は行き先を話し合った結果、能登島の水族館に行くことになる。 能登島は東西に長い
島で、南北は短い、その中ほどの北部海岸に水族館は位置する。 昭和57年、屏風瀬戸に
能登大橋が架かり、島の開発が進んで、水族館やガラス美術館、ゴルフ場、マリンパークなど
が建てられ、町村合併で七尾市に入り、能登半島国定公園に指定されている。 ホテルを出て
県道47号線を走ると、「水族館割引券あり」との看板を見つけ、そちらで割引券を買い、昨夜
行った向田を貫け、北部海岸に出て、海沿いを暫く走ると、臨海公園口がある。 そこを右に
導入路を入って行くと、入り江に「のとじま水族館」があった。 ホテルから約15分ほど。
のとじま水族館
こちらの水族館は「ジンベイザメ館 青の世界」と「イルカとアシカショウ」が売りである。
他に、能登近海の魚を中心に約500種の生きものを飼育していると言う。
まず青の世界へ!!
ジンベイザメ
巨大な青い水槽に小魚の中に単独で、ゆったりと泳ぐジンベイザメの前で子供たちは座り込み
しきりに観察する。 ジンベイザメは音もなく動き深海の静かな感じがよく出ている。
ススキ
回遊水槽ではブリやシマアジ、などの回遊魚、青の世界とは変わり、速い泳ぎを見せ
大洋をまたに掛けての世界を見せる。
タイやブリ
一万尾のマイワシの群舞
深海のタラバガニ
魚の見える水中トンネル
マダイの群舞
水族館を見てイルカプールへ行く。 子供達は餌エビを買ってイルカに与えていたが、イルカは何度
でも水面に顔を出し餌をねだる。 次いでプールのペンギンが外に出て、広場への移動を始める。
イルカとの触れ合いプール
ペンギンの園内散歩 日曜日の余興
最後は野外スタンドのあるイルカ・アシカショウである。 最初、アシカが出てくると、
トレーナーの合図で観客に向って頭をぺこりと下げる。 次いでタオルでトレーナーと
綱引きを初め、号令に従い指示の数によって大声を飛ばす。 最後は得意の
水球でキャチボールをしたり、鼻に乗せて泳いだりと、鼻先での曲芸を見せる。
鼻先にボールを乗せるアシカ
アシカが退場すると音楽が始まり、イルカがプールサイドに顔を揃え、トレーナーの指示で
ボールを鼻先に載せて泳いだり、女性トレーナーを乗せてスピード感ある泳ぎを見せる。
やっぱり最後は、トレーナーの号令と共に、イルカ達が全速力でプールを廻りジャンプを
見せて、水中に大きな音をなし入る様は何時見ても圧巻である。 あれだけの大きな身体
に、合わない小さなプールで、猛スピ−ドで急カーブをしてジャンプする運動神経の鋭さには
驚く。 プールからよく飛び出さずに、コントロールするものだと桁違いの能力に驚く。 しかし
名古屋、大阪、和歌山、沖縄と水族館を見たが、何処も趣向が同じで、もう少し夫々の
個性的な工夫が欲しい気がする。
ボールを操るアシカ
アシカの迫力あるジャンプの妙技
イルカショウを最後に能登島水族館とも別れ、七尾港にある食祭市場に行く。
水族館より能登島大橋を渡って和倉で左折し10分ほど走ると七尾港に着いた。
七尾能登食祭市場
七尾市は和倉の観光だけでなく、市発展のためアメリカのカリフォルニア州沿海都市
モントレーと姉妹提携を行い、沿海の街のあり方を見習い「フィッシャーマンズワーフ」
を参考に食祭市場を造ったそうだ。 それで毎年夏にモントレー・ジャズフェスティバルが
こちらの七尾マリンパークで開催されていると言う。 昨夜、そのフェスチバルが開かれた
そうだ。 今回は、あちらの高校ジャズバンドが来演して盛況だったそうだ。
食祭市場とマリンパーク広場
食祭市場は港のマリンパークの入口に建ち、生鮮市場や銘産、工芸館、グルメ館、
能登祭歳時館が揃っていて、ホールは昨夜のジャズファンや観光客で賑わっていた。
食祭市場のホールで寛ぐ客
食祭市場の裏側は七尾マリンパークの広場が広がり、昨夜の余韻を残した舞台が一部残り
港では若者が水上バイクで七尾湾狭ましと水しぶきを上げて駆け巡っていた。 水上バイクの
爆音も構わず、岩壁傍では、カモメの一群が魚群を見つけたのか急降下して来た。
水上バイクの若者達
カモメの一群
七尾マリンパークのベンチで、こんな港の光景を眺めて、今回の能登半島旅行も
終える。 帰途、東海北陸道の福光辺りから混み出し大和まで渋滞で引き摺られ
美並でやっと渋滞から開放される。 やはりシーズンの一車線道路の渋滞は避け
られないようだ。
おわり HOME