新緑の奥琵琶湖その2
08.4.22
   



北方の余呉湖

ベンチで休憩し食事をとる。 坂道を10分ほど登ってきて見晴らしのよい環境での寿司が

えらく美味かった。 湖面より吹いて来る風が心地よくて汗もなくなる。 北には真下に余呉湖が見え、

南には琵琶湖が控えて春霞で竹生島が小さく霞んで見える。

その東には湖東の田園地帯と集落が繋がっている。



南西の琵琶湖と微かに見える竹生島





南東に見える田園地帯と集落





湖西方向・桜が今も咲いている

食事を済まし、ぼちぼちと下りることにする。 リフトの小父さんが「今日は景色が良く見えたでしょう」と

声が掛かる。 礼を述べて小父さんとも別れる。 山麓駅の下にある寺のぼたん桜が実によく咲いていた。



西光寺のぼたん桜

山を下りて、次ぎに奥琵琶パークウエイへ。 琵琶湖の最北、葛籠尾半島を走る全長18kmの観光道路。

以前は有料であったが、今は無料になっている。 道路には4000本の桜が植えられ、春は桜のトンネルとなる。

8号線の塩津より303号線に入り大浦より始まる。 ソメイヨシノは既に散っていたが、

八重桜が部分的に植えられ盛りを向えている。 曲がりくねった湖岸を走る道路は琵琶湖の湖南地区の

穏やかさと変わり、湖面に山が迫り男性的な地形である。 波もなく静かな琵琶湖を眺めながら気持ちよく走る。



パーク・ウエイの八重桜





八重桜

ついこの間まで琵琶湖は水質が汚染しBODの数値を喧しく騒いでいたが、この地域は、ずいぶん綺麗な水である。

関係者の努力が漸く稔ったのであろう。 水は澄み、山は緑に、桜は薄紅、輝く水辺は爽快!



澄んだ湖水と桜





琵琶湖を渡る風が澄んだ湖面に、さざ波をえがく

やがて右に琵琶湖八景の一つである竹生島が見えて来る。 こちらは歴史の古い島で

日本三大弁天のひとつが祀られていて西国30番札所の宝巌寺がある。 

ここの唐門は秀吉の廟所の門を移築したもので国宝に指定されている。



竹生島






葛籠尾半島のもとの菅浦集落に到着する。 昔は陸の孤島といわれ、こちらへは船で出入り

していたそうだ。 中世この地を支配していた浅井長政は「惣」と呼ばれる自治村を認め警備等

一切を任し、村への入口の西と東に四足門と呼ばれる要害の門をもって村落の安全を保っていたそうだ。

今で言う地方自治の魁を成し栄えていた。 


要害の跡の四足門

古い街並みをと思って、集落の人に尋ねると、今は昔の街並みは残っていないと仰る。

ないものはどうしようもない。 彼も申し訳なさそうに言っていた。 すいません。



菅浦の氏神・須賀神社





菅浦集落の桜





つづら尾展望台からの琵琶湖

菅浦集落をでて葛籠尾半島の展望台へ。 琵琶湖は遠くが霞み春ののどかさを漂わせていた。

今日は新緑の景色をと思ってきたが、花と新緑両方を楽しむことができこの上なし。


行く春を 近江の人と 惜しみける  芭蕉

おわり


つづら尾展望台の八重桜


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