伊豆箱根と三島湧水
その1柿田川公園
04.8.15−04.8.17
盆の休みに何年ぶりかで、子供と伊豆箱根方面に出かけることにした。
Uターンの渋滞を避ける為、朝少し早く(6:30)出ることにした。
何時も寝起きの悪い息子が、今朝は、不思議なもので、いつになく早く起きてきた。
朝早く、食欲も、あまりないので、ご飯を味噌汁で流し込んだ。
東名高速に出てみると、車は少なく順調に走る事が出来た。
むしろ、何時もの日中よりは、速く走れるくらいだ。
三好インター付近も、豊川インター付近も快調に走れ、
浜松、静岡インターも順調に切り抜けることが出来た。
日本平SAで一休みする事にする。
やはりSAも道路と同じくすいていて、落ち着いて休むことができた。
先ず初めに三島の湧水へ寄るため、沼津インターを降り、一号線に出て、暫らく
走ると、道の右側に森があり、柿田川公園の案内が見え、右折すると直ぐに駐車場があった。
お盆の渋滞を心配したが、何んと、9時半に着くことができた。
駐車場もがらがら! 早起きは三分の得といわれるが、やはり、その通り
良く言ったものだ!!
柿田川公園入口
こちらの公園は、清水町にあり、富士山の積雪が解け、何年かかかって、
ここに湧き出し、柿田川となって流れ、狩野川に合流している。
この湧水群の一帯が公園となり、名水百選に指定されて、
一日約100トンの水が噴出していると言われている。
入口を入ると泉の館、土産物屋や食事所があり、その広場の脇に綺麗な湧水が流れている。
奥が公園となり、噴水池があり、芝生広場が広がっていた。
林を通って崖の小道を降りると、第一展望台、下を見ると湧水が混々と湧き出ていた。
この碑より降りたところが第一展望台
丸くなった所から水が湧き出していて、この様な湧き間が幾つもある
周囲は明るい緑が茂り、水の源にふさわしい自然に包まれていた。
カルガモのような水鳥が二羽、静かに水面に波紋を描いている。
実に静かな空気に浸ることができた!!
やっぱり朝早く出てきたのが幸運・・・・・
少し南へ進むと、第2展望台に着いた。
真下を見ると、大きな瓶状の穴の中から透き通った水が綺麗な砂を巻き上げていて
神秘的なエメラルドグリーンの色に、水色の原点を見たようで、しばし見とれる・・・・
水色の原点、湧き間
あたりは、緑の樹々に包まれた透明の水の世界が広がっている。
知らず知らずに、精気が甦ってくる、何とも言えない心地!
初冬には、この水に鮎の群れが産卵の為に、遡上するという・・・・
川には水草や藻類が繁茂し、静かに流れている。
富士山で育まれた豊かな水は、此方だけでなく、忍野八海や
其他の各地に大きな惠を与えている。
若し富士山の汚染が進めば、この水達も、いつか汚れ、
草や樹や虫や魚達も住めなくなる事であろう。
何とか、この豊かさを後世の人々にも引継がれることを祈りたい。
聞くところによると、あの姿の美しい富士山が、世界遺産に認とめられないのは
山上に捨てられた塵から、日本人の意識が問われていると言われている。
登山される人々には、是非、協力を願いたいものである。
公園の小道の終りには、八つ橋が設けられ水辺の植物を楽しむ事ができ、
残念ながら、絶滅品種の三島梅花藻の花は見つけることができなかった。
木製の遊歩道を辿って行くと、駐車場に出ていた。
我々が来た時とは様変わり、駐車場は、何時の間にか、満車状態!!
助かったね!! 感謝!感謝!
時間に余裕があり、三嶋大社に行って見ると、大社の前の通りの両側には屋台が出て、
交通規制がされ、入れず、諦める事とする。
(三嶋大社の夏祭りで、源頼朝を中心とした武者行列があるという)
楽寿園(小松宮彰仁親王の別邸)にも寄ってみたが、休園となっており、仕方なく
堂ヶ島に向う事とする。
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