順位 タイトル アーティスト 発売日 今月売上 累計売上 好度
1− 涙の海で抱かれたい
〜SEA OF LOVE〜
サザンオールスターズ 7/23 62.5 62.5
2− 薄荷キャンディー kinki kids 8/13 26.1 26.1
3↓ 浜崎あゆみ 7/9 16.7 56.2
4− アシタヘカエル CHEMISTRY 8/6 14.4 14.4
5− Realize 玉置成実 7/23 13.3 13.3
6− シャボン玉 モーニング娘。 7/30 13.0 13.0
7↑ 上海ハニー ORANGE RANGE 7/16 11.8 13.3
8− 銀の龍の背に乗って 中島みゆき 7/23 11.4 11.4
9− アンドロメダ aiko 8/6 10.0 10.0
10↑ 夏の思い出 ケツメイシ 7/16 9.7 15.0

2003・8月マンスリーチャート

集計期間:7/21〜8/17


というわけで、第一回マンスリーチャートレビューは、2003年・7月下旬〜8月中旬の曲のレビューとなりました。
サザンの圧勝と、相変わらずのモー娘の低迷し続けが印象的なこのチャート。では、レビューにまいりましょう


1位はサザンオールスターズ!
25年という長い間の人気と固定ファンの強さ、「TSUNAMI」で再びJ−POPシーンのトップに立ったことや、桑田啓祐のソロでの成功などが合わさってこの数字になるんだろう。初動も37万枚という、今年の中では「世界に一つだけの花」「CORORS」に次ぐ数字。ここまでで累計も62万枚を超え、更に伸び続けている。初動と同じく、今年3番目のヒットになる確率も充分考えられるな。
ただ!
ただ・・・
ただ、曲の方はいたって普通、って気がするんだがどうだろう。どこかで聞いたのだが「今回のサザンの曲は、解体してみると過去の曲の組み合わせばかりで、大ファンにとっては駄曲という声が強い」らしい。しかしサザンファンの友達は、皆声を揃えて「良い曲だ」と言っていたが。なので「でもどこかで聞いたような曲じゃん?」と突っ込んでみると、今度は「曲自体のどうこうより、サザンの新曲が3年振りに聴けたことが嬉しいんだ!!!」と、力技で返されてしもうた。

でも俺にとっては、サザンの新曲は1年振りといってもいい気がするんだが・・・ おっと、これは禁句



2位はkinki kids
さて、今年に入ってリリースが活発なkinki kidsな訳だが、この曲はとても良いと思う。前作「心に夢を、君には愛を」には2流「フラワー」って感じで失望させられたが(題名カッコ悪すぎだし)、今回はとても爽やかな名曲と言って良いだろう。ま、あのドロドロなドラマの主題歌にはイマイチ合わない気もしなくはないが。
初動も「心に〜」が21万だったのに対し、今曲は26万枚。これからドラマも最終回に向かうので、すぐ落ちずにどんどん売れ続けて欲しい曲だ〜。



3位は浜崎あゆみ
3曲A面シングルということで話題になったこの「H」だが、そのタイアップはとても3曲A面と呼べるものではないのではなかろうか。良くメディアで流れたのは、化粧品のCMソングになってた「Ourselves」くらいだろう。しかもこの曲、本人や浜崎関係者が気に入っているのか1曲目に収録されている訳だが、全然評判は良くないよな。歌番組で見ても、変な女が浜崎の肩にもたれかかって唄っててキモっ!
とはいっても、「Greatful days」は充分に夏を意識させる良曲だし、初動も29万枚と、まだまだ浜崎が音楽界の頂点に君臨しているのは事実だけどね・・・。



4位はCHEMISTRY
初動は10万枚・・・まあ、タイアップ、曲などを見てみてもこの程度だろう。とりあえず中堅はキープ。ええ声しとるわ。



5位は玉置成実
いや、マジで凄すぎです・・・ガンダムSEEDの主題歌パワー。去年「もう駄目ぽ・・・」と言われていたTMレボリューションを「INVOKE」で復活させ、この新人:玉置成美のファースト・セカンドシングルを充分にヒットさせ、更に先週発売の中島美嘉「FIND THE WAY」も、8月マンスリーチャートの11位にランクされた。
ただ新人としても曲としても、それほどのインパクトは感じない。やはり「INVOKE」が完全にコンピューターと融合してたのに比べ、このセカンドシングルはいたって普通か? 顔の方も・・・



6位はモーニング娘。
やはり新メンバー3人加入も売上には結びつかなかった、という感想。初動は二桁にすら届かず、2週目のサザンに大敗を喫し、この月間チャートでも6位。1年は12ヶ月だから、暫定で年間72位ということになると考えれば、モー娘。が現在如何に人気が無いかよくわかるだろう。しかし個人的にも一般的にもそうなのだが今回の6期メンの人選は、それ程悪くはなかったような。顔の方も結構良い感じだし、俺個人の印象としては・・・
亀井:普通の女の子。
田中:唐突に過激なことを喋ってウケル。度胸もあるし顔も良い。
道重:生  意  気  す  ぎ

というわけで、道重以外はとりあえず好印象だったりする。ん? まてよ・・・ そうだ!一応もう一人いたんだ!!

藤本:新メンや5期メンのトークの邪魔するな、出しゃばり藤本が!SAGEろ。

というわけで、ソロ活動をしていた藤本がモー娘。に入るという反則技が使われた時点で、彼女には好感が持てないわけです。そういえば、後藤再加入とかいう話もあるそうな・・・ そんなことがもし実行されたら、反則技にも程があるわな、そろそろ社会全般からモー娘。は見放されるだろう。
で今曲「シャボン玉」だが、酷い・・・というか、醜い曲である。何で前回「AS FOR ONE DAY」という、あんなに訳の分からない失恋曲をリリースしたのに、今曲も変な失恋曲にするのだろうか。全然モー娘のイメージと合ってねぇんだよ。5期メンや6期メンのガキ共が醜い顔して髪振り回して歌ってても、気持ち悪いだけだ。大体「この世の中に暮らす女の子で 私のランキング何位だろうか?」なんて・・・

だ れ が 思 う ん だ っ つ う の !!



7位はORANGE RANGE
これでまあ、この「ORANGE RANGE」はブレイクしたと言って充分良いだろう。オリコンチャートでも今だ6位に留まっており、来月のランキングにもランクインするかもしれない。何より、曲が今売れてるって感じの曲風にピッタリハマっている。
しかし俺はラップが苦手(聴くのもやるのも)。というわけで、この曲はこの程度の売上で留まって欲しい、とも思っている。



8位は銀の龍の背に乗って・・・ じゃなくて、中島みゆき。
相変わらずタイトルには天性のインパクトがあるなぁ。「ぎ〜ん〜の龍の背に〜の〜おって〜」・・・ハイ、この曲もなんというか・・・キます。これも1年くらいロングヒットしそうな予感。



9位はaiko
・・・今更語ることも無い気がするが、この人の曲って毎回変わらないよな〜。まあ、ファンにとってはこの感じが好きなわけだから売上が落ちないんだろうけど(むしろ今の音楽界で、売上が落ちないのは上出来)、結構もう嫌になってきている人も居るんじゃないだろうか。俺もその一人。



10位はケツメイシ
これもラップなんだよな・・? ファンの人、すいませぬ。僕にケツメの曲はちょっと受け付けないようです。
しかし累計も伸びているし、これはケツメイシがリップスライムを抜いて、ドラゴンアッシュに次ぐ日本ラップ界の2番手に立ったと言えるかも。



という訳で、10位の曲をそれぞれ評価してみました。個人的な意見はともかく、売上や初動など、少しは参考になったでしょうか?
今回は第一回ということで、それぞれのアーティストの今の日本音楽界のランク付けを書いておきます。
これはシングル売上と初動を重点に置いたもので、それほどアルバムの方は参考にしていないので、ご了承下さい。(とりあえず、左から実力順となっている)

Sランク(初動30万級):宇多田ヒカル、Mr.children、浜崎あゆみ、B’z、サザンオールスターズ
Aランク(初動20万級):kinki kids、SMAP?、GLAY
Bランク(初動15万級):Dragon Ash、嵐
Cランク(初動10万級):BUMP OF CHICKEN、175R、モーニング娘。、HYDE
Dランク(初動7万級):TOKIO、V6、aiko、ゆず、ケツメイシ、RIP SLYME、倉木麻衣、
              BoA、松浦亜弥、ロードオブメジャー