19

「ゆずに続き、シーンに台頭してきたアコースティックな二人組。ブレイク直後はこんな風に
認知されていた感のある彼らだが、ゆずに比べるとずっと多くのロック・スピリットを持っている人達。
シングル曲は良作揃いだが、02,3、9thシングル「蒲公英」をもって惜しまれつつも解散。




1.テーマソング
2.西暦前進2000年
←〜新〜

3.あの紙ヒコーキ
くもり空わって

4.三分間日記
5.春流れる
          /12曲
音楽 72
1999年 1stアルバム

19による、青臭さのこりまくる青春アコースティックロックアルバム。
シングル曲ばかり聴いていた私でも、事前から
テーマソング、西暦前進2000年〜、三分間日記といった曲が彼らの代表曲になっていることは知っていました。で、これらの曲は確かに例外なく良いですね。 カラオケでも唄いやすいうえ、どれもゆずと比べると少しマイナー調な曲になっていて、オリジナリティも確立されている思わされました。
あの青をこえては、個人的に唯一彼らのシングル曲の中で印象に残らない曲だが、
あの紙ヒコーキ くもり空わっては何度聴いても良い曲。
恋や春流れるも、実に19らしいラブソング。 階段という曲も良いですね。タイトル通りに配置されたメロディには、それなりに引き込まれるものがありました。
がしかしどう贔屓目に見ようと、やはり後半に目に見えて失速していってしまうのが、大体のアーティストのデビューアルバムに言えること。 いや、「ビルはほど遠い街」はまだ聴けたかな....

とはいえ、全体を包むこのほのぼのとした空気、かなり気に入ってます。まとまりに欠ける2nd、楽曲が崩壊している3stのことを考えても、このアルバムが彼らの最高傑作でしょう。 10、11曲目は明らかにほのぼのし過ぎていて全く印象に残りませんが、まぁいいんじゃないですかねー。

それにしても、イラストを担当している326(ミツル)という存在も、彼らにとっては心強かったことでしょう。 自分の友人にもこういう絵ばかり描いているのがいますが(部室で)、私のバンドでもイラストを担当してもらいたくてたまりませぬ。


言い忘れましたがラストの語りはいくら何でも長すぎ..... アルバムにコンセプトをつけるのには感心しますが、5分は長すぎでしょう。5点減点