2001年/14曲
順位 年間売上 タイトル アーティスト 発売日 評点
7 95.5 evolution 浜崎あゆみ 2001/1/31 4
11 87.6 ultra soul B'z 2001/3/14 8
16 75.6 NEVER EVER 浜崎あゆみ 2001/3/7 8
21 62.6 secret base〜君がくれたもの〜 ZONE 2001/8/8 7
25 57.1 UNITE! 浜崎あゆみ 2001/7/11 3
26 56.4 天体観測 BUMP OF CHICKEN 2001/3/14 9+
27 56.2 GOLD B'z 2001/8/8 9
31 49.0 GLOBAL COMMUNICATION GLAY 2001/4/25 4
33 47.4 サボテン ポルノグラフィティ 2001/12/6 7
34 47.2 優しい歌 Mr.children 2001/8/22 6
36 43.8 youthful days Mr.children 2001/11/7 8
40 42.9 メッセージ TOKIO 2001/5/30 6
45 39.4 Look Back Again 矢井田瞳 2001/6/27 7
49 38.4 STAY TUNED GLAY 2001/7/4 5

そしてご存知の通り、ミリオンヒットが年間を通じて4作。J-POPの音楽バブルが弾けた年。と同時に、ロックのバブルも弾けてしまったようである。しかし浜崎あゆみが入っているのに、どうしてELTが入ってないんだ、というのはやめて。 ELTの「fragile」はベースの音が全く聴こえないのが気になってしまいました。 だからと言って浜崎の「NEVER EVER」は文句無しにロックだとしても、「evolution」「UNITE!」がロックなのか、というのは疑問ですが、これも時代・・・。 実際この2曲を抜いてしまうとベスト50にロックが12曲のみ、と実に悲惨な状態になってしまいます。
B'zの2曲が11位、27位と高順位をマーク。両方とも実にとっつき易く良い曲で、売れたのにも深く頷けます。 10年間良い売上を挙げ続けていたにもかかわらず、ミスチルやGLAYやラルクに阻まれてロックシーンの年間トップには立てなかったB'zですが、この年ようやくトップに立ったと言えそうです。
ZONEの良作が21位にまで上がってきた。純粋な感じのメンバーが良い印象を受けるせいか(ボーカル可愛すぎ)、前年の誰かさんとは違って一発屋にならずによかったっすね。 そしてこの年のロックシーンのブレイク筆頭は、何と言ってもBUMP OF CHICKEN。きましたねぇ。藤原氏の書く濃くストーリー性の感じさせる新感覚な歌詞が、凡百のロックバンドとの格の違いを見せつけていました。 演奏力だけをとってしまうと、まだまだ平凡なものなんですが。 この頃の彼らは「日本ロックバンドの次世を担う存在」、だとか言われて期待されまくってましたが、2002年以降、活動があれ程スローペースになってしまうとは誰が思っただろう....  そしてインティーズシーンのロックアーティスト、というものが注目され出したのもこの年からではないでしょうか。 そのインディーズシーンが最も輝くのは、次の2002年となるのですが。
GLAYは没落の年、か。各シングルのパワーが前年に比べ落ちている、というのは誰もが認めるところでしょうか....  一方ミスチルはこの年、ベストによって反撃の狼煙を上げました。このバンドの中でもトップクラスの爽やかさを誇る名曲、「Youthful days」は、この次の年にもランクインしています。
以外にも、TOKIOはこのシングルが年間チャートでは過去最高。45位にはヤイコのポップスロックが滑り込みました。

というわけで、この年も目を覆いたくなるほどまで、チャートの上位に占めるロックの割合は低下しているわけではなかった。
そう、真の悪夢は来年に到来するのである。