この年のロックチャートも、老若男女・軟派硬派、様々なアーティストが入り乱れるかなり充実したものとなりました。 が、僕にとって唯一にして最悪の欠点は、ラルクの何年振りかの大名曲「瞳の住人」が51位ということで、惜しくもランク外であるということなのだが・・・。
チャートマニアに、この年活躍したアーティストを3組挙げさせたら、恐らくオレンジレンジ、平井堅、ミスチルの名前が挙がるだろう。オレンジレンジはヒップホップ、ということでロックには入れませんでしたが・・・ そのランキングを見ると、8年の時を挟んでミスチルが再びJ-ROCKシーンの頂点に返り咲いた、ということが言えるでしょう。シングル曲はもちろん、「PADDLE」「花言葉」など、どの曲も実にクオリティが高かった!!
サザンの両A面も8位にまで上がってきた。両A面で出せば必ず売れるんだよね。 そしてこの年のJ-ROCKシーンでのブレイク筆頭、大塚愛は12位! アイドル系のポップさとロックの気持ちよさを両立させたこの曲は、2004年を代表する1曲となりました。 まぁ、その後「Happy
Days(55位)」などというプ〜な曲をリリースしてくれまして(いや、もう本当にプ〜)、私たち一般リスナーの彼女に寄せる期待や情熱を一気に奪ってくれましたが、アルバム2枚は両方とも合格点なクオリティでした。
浜崎はこの年からHRに傾倒。 あのアルバムといい・・・彼女自身がやりたかったのか?(でもPVは最悪だった)
ラルクが実に3年半振りに華麗に復活! 3シングルとも期待を裏切らない良い出来で、この年のロックファン(特に90年代懐古組)にとっての朗報の1つとなりました。
そしてスピッツも、あいのりのスーパータイアップで華麗に復活・・・とまではいきませんでしたが、シーンの第一線に帰ってきました。
が、その一方でB'zが12年間維持してきた、シングル年間チャートべスト20入りの記録が途切れることに..... 確かにこの年に彼らの出した2曲は、一方は3・3・7拍子が入ってるわ、もう一方は曲構成がとても分かりにくいわで、20位洩れも仕方なかったのかもしれません。 2人とも、個人の活動の方で色々と多忙だったようですし。
39位には堂本が、そして42位に東京事変が、林檎姉さんが更にノイジーになって帰ってきました。この年は正統派ハードロックの曲も多かったと言えそうだ。
GLAYは遅れをとって46位が精一杯.... アルバムは........_| ̄|○
BUMPはインディーズ時代の曲の再発が新曲より上に来るという、ちょっと驚く状況。しかしどちらもありったけの歌詞を詰め込んだ、実に彼ららしい疾走曲だ。
というわけで、ミスチル・ラルク・スピッツが復活し、大塚愛が登場して浜崎がHR化してきた04年。05年にはB'zも二人での活動が本格化するらしく、更なるJ-ROCKの復活が期待できそうだ。
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