いやはや、半年振りくらいになりましょうか、あまりに久々のジャンプ感想。今回はジャンプ21・22合併号の感想です。04年夏に開始したリボーン、グレイマンにイマイチ魅力を感じない僕は、ハンターやブリーチや錬金が更に劣化している当時の状況をみて、ジャンプの感想を完全に停止させてしまいました..... 月曜日になってもジャンプの発売に気が付かなかった、なとどいう週すらありました。
が、ここ数週間のジャンプは驚くほど面白くなっている!
デスノート第二部が開始し、ワンピースが一つ目の山場を迎え、BLEACHではある大きな伏線が消化され、富樫は真面目に描いており、ジャガーや銀魂も面白く、いちごは佳境を迎え、今週はかれこれ2年間続いたある漫画が、その歴史に幕を閉じた・・・。
これ程の多くの話題があって、ジャンプ感想を書かずにいられようか!! というわけで、執筆開始。
ワンピース 3.5 以前の感想を振り返ってみると、もうこのアクア・ラグナ編が始まってから一年近くが経過するんですな。 いつの間にかアクション・サスペンス・コメディ・パニック・ドラマ・・・と全てのハラハラ要素を詰め込んだような、アクション映画の大作のような雰囲気になってきました。 そして、今週はその「パニック」の部分。 しかし、コマ割りの巧みさは、まぁ「及第点」といったところでしょうかね。 間一髪で陸へと飛び移る部分など、ハリウッドのアクション映画にでもありそうなスリルを味わえますが、その反面なんか滑稽な感じもしてしまいました・・・・   
と、なんか素直に興奮できなくなってしまった私。数年前なら文句なしに興奮していたんでしょうが。 

そういえばトムの回想シーンは普通に良かった。しかしこの話、小学生はついていけるのかな....
NARUTO しかし、主人公になんと進歩の無い新編なことか。やっぱりナルト・サクラ共に変化をほとんど感じない、ってのはねぇ。
まぁ一部終盤の気絶するほどのつまらなさに比べたら、今の話は随分持ち直してきております。 しかしそれでも、新編の始まりにしてはいまいち勢いが感じられないという感もあります。 このままではまた段々とグダグダn(ry
テニプリ 相変わらずどうしようもない漫画ですが、しかし10週ほど前のこの漫画はぶっ飛びすぎていた。「顧問を狙う学校」という、もはや賞賛しかできないほどのぶっとびようで、腹を抱えて毎週爆笑させられまくりました。
 爺の顔面にいきなり硬球が激突している場面にも、もの凄い衝撃と戦慄を覚えましたが、圧巻だったのは青学の顧問に激突するボールを、訳の分からない角度から河村が飛び出してきて阻止する場面。そして「これ以上の犠牲者はゴメンだ!!」というキメ台詞! もう面白くって面白くって、ページをめくる度にワクワクしていたのを覚えています。
が、
今週はややパワーダウン..... しかし、この試合で菊丸は5人くらいまで増えそうな気がしますので期待しておく。
デスノート 第一部の終盤は実にクールでダークな展開で、この漫画のファンなら大体の人が満足できたと思います。 Lが死ぬ時、やっと心の底からの笑みを見せる月・・・・おそろしや。 月の壮絶な最後は、この2部に期待しますか。
でこの2部なんですが、初話の感想は期待以上な部分と残念な部分が半分半分、といったところでしょうか。何より四つ葉キャラが全滅してしまったのに(つд`)   四つ葉編は「デスノート暗黒期」だとか言われてますが、個人的には別に嫌いではないんですよねー。 で、奈巳川とか紙村とか、好きなキャラが出てきたのにコレ。残念。  対し、夜神粧裕が超美人清楚キャラになっており、更に彼女の誘拐へと話が展開していったのが期待以上の点。 何だか双方に黒いキャラが多くなって、一部以上に死人だらけの展開になりそうな予感..... とはいっても、どんどん死んでいくのはメロの周辺のマフィア、ニアの周辺のFBIということになるのでしょうが。 いやーどす黒い漫画だ。  ただ「黒い」なら良いのですが、ナルトのように血みどろの「暗い」展開にだけはならないようにしてもらいたいですね。
ボーボボ 最早読んでいないのです。一時はテニプリでお腹一杯でしたし....
BLEACH 4.5 愛染の復活はツボにハマるものだったし、ルキア処刑の謎明かしも、納得できるものでした。 しかし感想休止中にド派手に大ゴマ・カラー使いまくりで展開されていた一護VS白哉ですが、こちらは殆ど記憶に残っていないな・・・・   かなりグダグダだった覚えはありますが、単行本でもう一度見直してみると考えも変わるかも。 いずれにせよ、ナルトVSサスケなんかよりはずっと良いものでしたけどね。 しかしこの作者、コマ使いのインフレというのも感じますが(強いキャラとの対戦になる程コマがでかくなる....)、バトルの強さのインフレも相変わらず歯止めがかかりませんねぇ。 この短期間のインフレっぷりは、DBを遥かに凌駕する気すらするのですが。 指一本で一護の攻撃を止める愛染を見たときは、いい加減呆れてしまいましたよ。
しかし今週は良かった。 この作者は回想の挿入だけには確実な腕を持っており、今週の拘村と東仙が出会う回想なども、とても良い感じでした。  
そして、いよいよ完全な悪役となりきった市丸の剣がルキアを襲うとき、桐山一雄・・・もとい、朽木白哉が駆けつける!! さぁどうなる!?

またどうせ市丸も、馬鹿みたいな強さなんでしょうがねぇ....
銀魂 面白い。電車の中で学生もサラリーマンも読む雑誌;週刊少年ジャンプに最適な漫画ですな。 適度に時間が潰れ、適度に面白く、大人が楽しめるギャグ漫画です。 先週のヘドロさんの話は久々に大ヒットの話でしたが、今週も及第点っす。
ムヒョ 打ち切られると思っていたのに。。。
アイシル21 一言で言えばね、泥門VS西部は点の取り合いのゲームになるよ、って話。 この作品は、やたらそういった試合後との「定義」を最初につけたがるので、それが足枷になって爆発的な面白さを生み出せない感があるんですが、どうでしょう。

それはともかく、ポセイドン戦の終盤は心から楽しめた。 こんなに面白かったのは、連載初期の半年間以来かもしれませんね。 とにかく水町・筧というキャラが面白いように立っていて、水町がセナに追いついたあの場面には本気で驚かされた。両チームそれぞれの作戦も、どれもが良いものでしたし。 西部戦であの面白さを超えたら、いよいよこの漫画のファンになろうと思います。
ネウロ 新感覚推理漫画。 ジャンプで初めて推理モノ(邪道ではあるが)が成功する可能性が出てきた。 何より犯人が殺人に走るときの、凶器に満ちたアートワークにはセンスを感じます。主人公二人のコンビも良い感じだし、トリックが大したこと無くてもジャンプ誌上で暫く連載し続けるくらいの力量を持っている漫画だとは思います。
グレイマン センスを大切にするあまり、話の展開が分かりにくい漫画・・・・ と思っているのは私が馬鹿なだけのようで、しっかり読んでいれば全てが理解できるようです。 ただ、バトルシーンにはもう一歩「動き」が欲しい印象もあります。 主人公が色々なところをつたって動き回るような・・・。 女性の作者にそういった漫画は描けるのだろうか。 それから錬金意識しすぎっす。勿論鋼の方ですけど。
リボーン このままの話作りを続けるだけでは、恐らく今年いっぱい辺りで打ち切られるでしょう。 いくらなんでもマンネリ化です。ランボなんてもっと面白くできそうなキャラなのに、騒ぐときは爆弾投げてるだけ、ってのが個人的には惜しいところ。 十も二十もキャラを出して騒ぎまくる以外にも、キャラを一人だけに絞って掘り下げていく話作りもして欲しい。
で、今週は前者が大爆発。遂にストーリーや話の展開、何もかもが崩壊してしまい、酷い惨状になってしまいました。いなくなったと思ったキャラが突然現れ、訳の分からないキャラが突然現れ、「あーもーめちゃくちゃだー!!」でオワリ。「馬鹿騒ぎをする」というコンゼプトがはっきりしているだけ許せるものの、全然面白くなかった。
 それにしても、本当に私が小学生時代に描いていた漫画に似ている....
ミスフル 果たしてこの漫画は何処まで汚くなるのか、というか漫画と言うものはどこまで汚くできるのか、それだけが知りたくてページをめくっている。
ハンター もう少しお待ちくださいね↓
こち亀
ユート
武装錬金
いちご100
Waqwaq
ジャガー
総評
21・22号感想