タイトル 制作年 評点 感想
悪魔のいけにえ 1974年 7 後に「テキサス・チェーンソー」としてリメイクされた、ホラー映画の古典的名(迷)作。人肉を仮面にし、チェーンソーを振り回して人間を切り刻むレザーフェイスには、コミカルな印象を受けるジェイソン、フレディをも大きく凌ぐ怖さ。後半はヒロインの絶叫の止むことのない残虐な展開の上に、何故かユーモアまでが融合してくるので感覚がおかしくなる。血糊の量は最小限に留められているのにもかかわらず、文句なしでトップクラスに気分を害されるホラー映画といえる。フィルムをぶち切るように終わるラストシーンまで、はっきりいって全く映画の常識が通用しない。まさに唯一無二のホラー映画。心臓が悪い人は観ない方がいいです。
アザーズ 2002年 7 一緒に行った友人は「やっぱり洋画のホラーはだめだな」とボヤいていたが、自分的には普通にヒットした上品なホラー映画。どんでん返しも綺麗に決まってる方。
エクソシスト 1973年 6 現代に通じるホラー映画として、最古の有名作。全然怖くないけど、やはり観てるものにとりついてくる“何か”がある。
エルム街の悪夢 1984年 6 記念すべきフレディの第一作。まさに設定勝ちといった感じだが、どうも獲り方がコミカル過ぎて・・・。あまり怖い感はないなぁ。
オーメン 1976年 5 これも映画ファン必見の名作。とされている。一人一人、悪魔の呪いによって順番に死んでゆくという単純ホラー作品で、やはり随所に怖い場面が見受けられる。が、いまいちテンポがトロい.... にしてもG・ペックとかよく出演したもんだ。
キャプテン・スーパーマーケット 1990年 最早どっからどう観てもコメディなのだが、一応「死霊のはらわた」シリーズなのでここに入れといた。微妙に歴史スペクタクル感を出そうとしているのが、また笑える。ちなみにタイトルとストーリーはほとんど関係が無い。
キャリー 1976年 これまた言うまでもなく名作。やまりまだまだテンポのよさに欠けるところがあるとはいえど、J・トラボルタが殺されるシーンには流石に戦慄した。ラストの驚かせ方とか、もはや反則としか言いようが.....
グリッター 1998年 3 これも辛ろうじでホラーか? 普通につまらない作品
サイコ 1960年 9 紛れもなく最高傑作の一つ。シャワー室での殺人シーンはあまりにも有名だが、前半に雨、警官、モーテル、くちゃくちゃやってる青年が次々と出てきている次点で、相当精神的に追い詰められる。しかし自分はその後、更に殺人シーンがあるということを知らずに観たので、あの場面は心臓が飛び出た。 ラスト10分なんて背筋が凍ります。
ザ・ショック 1977年 4 当時は「劇中に33回のショックシーンが!」といった触れ込みで公開にこぎつけた(らしい)映画。が、そのうち32回くらいはこけ脅しレベル....
サスペリア 1977年 8 ホラー映画に「芸術」という概念までも取り入れてきた、異常な作品。ここまで殺人シーンの獲り方に妥協を許さない監督が、他にいるだろうか? 追随を許さない、圧倒的な恐怖感を持った名作。
サスペリア2 1975年 9 ただ監督が同じと言うだけで、全くサスペリアと繋がりの無い作品。その内容はホラーというよりサスペンスに近く、ストーリーがテンポ良く進み、謎が解明されていくのを追っていくのは普通に面白い。但しその殺人シーンは相変わらず凄まじく、特に人形がケラケラ笑うあのシーンは・・・チャイルド・プレイの10倍怖かった... 鏡による映像トリックのシーンも、ミステリー史上に残る名シーン。そしてこれはサスペリアにも共通しているのだが、サントラ怖すぎ。
サンゲリア 1979年 5 「ゾンビ」のヒットにあやかって作られた、ゾンビ映画。どうしたらこんなに気持ち悪い映画を撮る気になるのだろうか・・・って観てる方も観てる方か。
シャイニング 1980年 10 別格。もう一生でこれ以上に怖い思いをすることは、滅多にあるまい。J・ニコルソンの狂気は演技ではない。本物だ!! 彼が狂っていく過程が実に丁寧に描かれてゆき、ラスト30分で一気に魅せてくれる。ハマる人にはとことんハマるであろう、究極のホラー映画と言いたい。
13日の金曜日 1980年 6 記念すべき第一作! ・・・が、実は犯人はジェイソンではないw クライマックスに死体がどんどん出てくるシーンとか、後世に伝えられてるなぁ〜って感じ。メイクも素晴らしい。K・ベーコンが殺される役で出てるし、まぁ面白いんじゃないでしょうか。
13日の金曜日2 1981年 4 ラストにボーリス婦人のフリをして、ジェイソンを騙すシーンは爆笑モノ。ヒロインがあまり可愛くないのがイタイ。因みにジェイソンは、この時点ではヘンな布袋を被っているのみで、例のマスクは被っていないw
13日の金曜日3 1982年 3 ここから例のマスクが出てくる。殺人シーンが段々つまらなくなってきた。
13日の金曜日4 1984年 6 クライマックスの、スタンド・バイ・ミーに出演してるコリー・フェルドマンvsジェイソンは見応えがある。そこに向かう過程もそこそこ面白い。
13日の金曜日5 1985年 1 これを観て、ようやくこんなくだらないシリーズを観るのは辞めようと心に決めることができた。確か25人くらい殺されてたと思う。ラストシーンでストーリーのすべてが崩壊する。
死霊のはらわた 1984年 7 現在はスパイダーマンとか撮って、すっかりまともになって有名監督の仲間入りを果たしてしまった、サム・ライミ監督のデビュー作。ああもう、こんなにトチ狂ったホラー映画も珍しいものだと思う。物凄い血糊の量、粘土アニメーションの融合、どれを取っても次元違いのイマジネーションで構成された、ドロドロのホラー映画。サイコー
死霊のはらわた2 1986年 5 基本的には前作と変わっていない気がするが、かなり勢いが落ちたかな。
死霊のえじき 1985年 6 ゾンビ三部作のの最終作。ゾンビと戦うシーンが殆ど無いのが流石に寂しいが、しっかりと終末感が漂っているのはよかった。戦争ドラマとして普通に面白い。
スクリーム 1996年 8 サスペンス・ホラーの快作。他の凡百のこのテの映画との、格の違いを感じさせるようなテンポのよさが何を差し置いても素晴らしい。意外な人物が次々と関わってくるのも面白いし、犯人を当てる面白さもある。
スクリーム2 1997年 4 もはやこの映画の命となっていた、テンポのよさが消滅。サスペンスとして楽しめないこともないのだが、やはり面白さは半減である。
スクワーム 1978年 4 数十万匹のゴカイが人間を襲うと言う、気持ち悪い昆虫ホラー。まさに最低の映画である。シャワーの穴からゴカイ出てくるとか、ゴカイが顔に喰いこむとか、本当によく考えつくものだと思った。いまだにこんな映画が存在していることが信じられない。
ゾンビ 1978年 9+ 私の映画観に多大な影響を与えた、ホラー映画。ストーリーを伴った素晴らしいホラー映画があるのだということを、これを観て実感した。単純にアクション映画としても、ゾンビとの対決シーンは物凄く面白いと思う。初見時は、ゆったりと動きながらどんどん涌いてくるゾンビ達に、戦慄を感じずにはいられなかったが。。
チャイルド・プレイ 1988年 7 これまたやたら有名なホラー映画。あんな怖い人形どんな子供だって欲しがらねーっつーの!! クライマックスは普通に面白かったなぁ。
チャイルド・プレイ2 1991年 7 だからさ、最初っからチャッキーの声が怖かったら逆に怖くねーっつーの!! でもクライマックスがこれまた面白いので普通に観れる。
チャイルド・プレイ3 1993年 3 ホラー度が大きく後退してしまった第3作。ラストはいつのまにか戦争映画になっているのだが、いまいちテンポ悪し。
チャッキーの花嫁 1999年 1 遂に花嫁まで登場し、それに伴うようにコメディー度がアップしてしまったわけのわからない作品。「2人で協力して素晴らしい殺人をしましょ」とか、わけわかめ。しかも子供生まれてるし。まだ続くの・・・?
テキサス・チェーンソー 2004年 5 カット割りなどが普通のホラー映画なってしまい、リメイク前のような異常さが殆ど感じられなくなってしまったのが残念極まりない。但し、殺人シーンの残酷さなどは、数あるホラー映画の中でも相当上位に君臨すると思う。よって後味の悪さは、リメイク前とさして変わらない。
ドーン・オブ・ザ・デッド 2004年 7 ゾンビ第二作のリメイク。忠実に現代版に直した感じで、程よく登場人物を増やすなど、多少変更した辺りも好感が持てる。但しゾンビの動きが早すぎて、全員で力を合わせても全く勝てる気がしない、というのが大きな欠点
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 1969年 9 ゾンビ三部作の第一作。ここからすべてのゾンビ映画は始まった。ゾンビに兄を殺され、ヒロインが一つの民家に駆け込んでくる冒頭だけで完全に引き込まれる。7人の登場人物で展開されるゾンビとの戦闘シーン、そして人間同士の対立が起きてゆくシーンはスリル満点。最後の最後まで、全く淀むことの無い名作と断言できる。白黒の映像がまたこえ〜
ナイト・オブ・ザ・リビングデッド 1990年 5 ↑のリメイク。普通に劣化した感じ。