1.Vivid Colors
2.ガラス玉
3.夏の憂鬱
4.Still I'm with you
5.静かの海で
          /10曲
heavenly 76
1995年 3rdアルバム

ラルクの活動休止(1回目)以前のアルバム、Tierra、heavenly、Trueの3枚とこの時期のカップリング曲は、その後の彼らのアルバムのようなガリガリとしたロックナンバー、やたらマニアックなナンバー等は一切なく、ズバ抜けた名曲! という程の曲もそれ程ない代わりに、どれも安定したクオリティを誇っていて、どれも安心して聴く事が出来る。
そして、ラルクのビジュアル系っぽさが最も前面に出ているアルバムを挙げるなら、このアルバム以上のものはないでしょう。 「ビジュアル系」という言葉自体、はっきりとした定義が無いような気がするのだが、1曲目から10曲目まで、全てが一般人が持つであろう「ビジュアル系」のイメージを見事に体現している曲ではなかろうか。 シングル曲
Vivid Colorsはいうまでもなく、ピアノを前面に押し出したバージョンの夏の憂鬱、軽やかなメロディーを持つオープニングチューン;Still I'm with youなど、ポップで美しい曲が多いアルバム。 しかしこれらを差し置いて、最もラルク流の美学が際立っており、ひときわ異彩を放っている大曲がガラス玉静かの海でである。
全く、ブレイク前の時期にこれだけダイナミックな曲構成を持つ曲を作っていたとは、唖然とさせられてしまいました(・ ・;) 
 特に前者で見られるギターソロの速さは・・・・おそらくラルク随一.... kenファンは必聴だと断言しておきます。 

しかしその一方、Secret Signs、Curess、The rain leaves a scaといった短調なロックナンバーが、かなり似通っているという点が減点対象。 ここが次回作「True」との決定的な差である。 その対策として
C'est La Vieなどという曲も入っているのだが、・・・・・・・・・ま、まぁ、あははといった感じですといったところ。 とはいえ捨て曲は無いのでラルクファンなら聴くべき1枚でしょう。
L'Arc〜en〜Cielアルバム感想

邦楽界が誇るべき、素晴らしいロックバンドの一つ。
決して聴き飽きない、様々な音楽性を持つシングル曲の数々には、何度も何度も感動させられてしまっている。
アルバムにも実に色々な曲が収録されているのだが、その分まとまりがないだとか、
シングル曲との格差が出てしまっているだとかいう批判も.... 




1.winter fall
2.あなた
3.milky way
4.
5.birth
          /10曲
heart 85
1998年 5thアルバム

ラルク復帰後すぐにリリースされたアルバム。この時期の彼らは、2月にwinter fall→3月に本作→5月にDIVE TO BLUE→7月に3枚同時シングル→10月に2枚連続シングル
・・・と、今では伝説となっているほどの猛烈な活動期に突入しようとしている頃であった。相変わらずクオリティの高い曲が10曲並んでいる、150万枚を売った一枚です。

前半は、随分と濃い曲が展開されてゆく。 特にShout at the Davilのメタル度はかなりなもので、激しく歪まされたギター音が轟くサビはかなりの迫力。 だがLORELYSingin' in the Rainは、アレンジ次第では充分ポップな曲になり得るメロディラインを持っていると思う。しかしながら、これ程コアでダークなイメージを受けるのは、全てtetsuの凄まじいベースプレイのせいではあるまいか。 初めてベースに注目してこれらの曲を聴いたとき、それはそれは唖然としたましたねぇ。

とはいえ、前半の楽曲は先行シングルの
winter fallが持つ明るいイメージとは掛け離れたもので、個人的にはちと拒絶反応も感じた。 そんな方に薦められるのが、後半のbirthmilky wayである。どちらもサビの開放感が素晴らしく、特にmilky wayは気づいたらつい口ずさんでいるような、圧倒的な明るさを持つ楽曲。自由への招待c/wでのバージョンも良いデキです。個人的にpunk〜en〜Ciel最高傑作。 ダークに疾走するPromiced land、バラードのfateなども、充分に水準点以上のデキ。 そしてラストを飾るあなたは、瞳の住人が発売した時に、ファンの間でPiecesとこの曲とでよく比較されたという程の、壮大なイメージを持つ名曲。ラルク好きを自称するなら必聴でしょう。
Trueに比べると、かなり暗くハードになった印象を受ける一枚だが、「このアルバムって本当にシングル2枚しか入ってなかったっけ!?」と思わせられるほど、印象に残るナンバーの多い良盤です。


・・・今一枚通して聴いてみたんですが、tetsuのベースラインは前半に限らず全編に渡って、常人では考えられないような物凄いメロを持っていると感じさせられた.... ベースラインがギターより前面に出てきている(音自体も)、ってアルバムも珍しいような気がするなぁ。Kenももうすこし頑張れ!




1.flower
2.the fourth avenue cafe
3.風にきえないで
4.I Wish
5.Caress of venus
          /10曲
True 98
1996年 4thアルバム

俺を一気にラルクファンへと導いた、邦楽界屈指の超名盤
当時のラルクの勢いが10曲全てに反映されており、何よりもこのバラエティ、引き出しの広さに感動せずにはいられない・・・・。 このアルバムを聴いてしまうと、早くもアルバムにおいて、この時点でラルクは早くも頂点を極めてしまい、その後から今まで苦戦を強いられ続けている・・・という感すら。
メロの一つ一つが完璧に練りこまれており、切なさと優しさを伴ったラルク前期イチの名曲:
flowerをはじめとし、ラルクでしか作れなさそうなのにポップでいて聴きやすい曲のオンパレード!
シングルカット予定でジャケまで決まっていたにもかかわらず、sakuraの逮捕事件によってそれが幻となってしまった
the fourth avenue cafeも、ラルク屈指の名曲と言って良いだろう。 Dメロまである曲構成、どこか明治時代的な雰囲気(るろ剣のせい!?)を感じるキャッチーなサビなどを持つこの曲は、ファンでなくとも必聴モノである。 
また、前作のC'est La Vieは微妙な曲であったが、今作におけるクリスマスソング:
I Wishは名曲級のよさであった。歌詞も純粋なよさがあって、楽しそうな間奏もツボである。
 個人的にこのアルバムにおいては、10曲全てに「ツボ」となる部分を感じられた。 
Caress of venusのBメロ、Round and RoundのBメロからサビへの転調、Dearest Loveの「切ないほど傷つけ傷つけて〜」の部分などがそれに当たるのだが、どの曲にもフックがあるということだろう。 
「ビジュアル系はキモい」などと言って敬遠している人達には、このアルバムを聴かせてみたいものだ。 こんな多彩な音楽性を持つバンド、メンバーの全員が作曲をできるなどというバンドは、後にも先にもそうは現れないだろう。




1.Pieces
2.Driver's high
3.HEAVEN'S DRIVE
4.DIVE TO BLUE
5.What is love
          /10曲
ark 42
1999年 6thアルバム

存在意義の分からないアルバム.... 
rayとの2枚同時アルバムとして、非常に盛り上がった99年夏の音楽シーンの一角を担った一枚だが、アルバム曲がこのようなデキならば、もっと煮詰めてシングル曲の収録を一部止めて一枚のアルバムで出してもらいたかった。 当時の音楽番組で、4人がやる気なく「気がついたらシングル出しすぎてて・・・2枚組みで出すしかなかった」などと語っていたのが印象的。
そしてこれも偶然なのだが、シングル曲もどちらかというとrayの方に、個人的に好きな曲が多く入ったという印象なんです。

そうは言っても、シングル曲
Piecesは、有無を言わさぬほど壮大なラルク屈指の名バラードだし、Driver's highもちと飽きやすい感はあるが、後の「STAY AWAY」に通じる疾走感のある名曲。HEAVEN'S DRIVEは、tetsuの描くベースラインは最早世界レベルなのでは、と思わせるほどの凄まじいベースラインがうねりまくる楽曲で、ミリオンヒットを達成した有名曲。
DIVE TO BLUEは、イントロが余りにも何度も渡って使い回しされるのがイマイチだが、誰もが耳にしたことのあるキャッチーなサビを持つ楽曲。そしてforbidden loverは彼ら独特のコアな匂いが曲全体を包み込み、非常に好き嫌いが分かれはするが人気曲だ。

しかし、残り5曲(yukihiroの変なインストを含めれば6曲)のアルバム曲は・・・・残念ながら、What is loveがちょっと良いと思わせられるのみに終わりました.....
それでもButterfly's Sleepは、前のインスト曲との繋がりの部分にはカッコよいと思わされる楽曲だし、Perfect Blueは唐突にハワイアンで、一度聴いたら忘れられないヘンな曲。 ここまではまだ許せるのが、どうしても捨て曲としか思えないのがCradle真実と幻想と。この2曲はあまりにマニアックな空気を放っており、楽曲も非常に似ている。これらが似通ってしまっている為に、このアルバムを「バリエーション豊かな一枚」と呼ぶのもためらってしまう感すら.....

シングル曲を聴きたいという人は、ベスト盤を聴くことをオススメします。(1998-2000の方ね!)




1.snow drop
2.花葬
3.いばらの涙
4.HONEY
5.trick
          /10曲
ray 63
1999年 7thアルバム

こちらもさほど良いアルバムとは思えないのだが、シングル曲は全体的に小粒だし、arkのPerfect BlueWhat is loveのような妙ちくりんに明るい楽曲もないお陰で、全体の雰囲気はしっかりと統一されているアルバムとなったと思う。

ひたすらガリガリとしたハードロックを展開してくれる、
死の灰を聴いた時点で、かなりのライトなラルク・ファンは驚いてしまうだろう。In the endsell my soulもキャッチーな曲とは言い難く(自分は何度聴いても、In the endのサビが覚えられない.....)、やはりラルク初心者には薦められないアルバム。
じかし後半の展開はまさにダークサイド・ラルク!、といった感じで、彼らの才能が垣間見れまくりの楽曲が連発する。
花葬侵食
の2曲など、彼らがこれらをシングルで切ったという事実だけで感心してしまう。花葬なんてもう、ラルクのダークな面とキャッチーさが融合し、更にそこにtetsuの絶好調なギターがノッてくるバンド一世一代の如き名曲ではなかろうか。
その後もyukihiroのインストの個人的最高傑作だと思う
trickそして彼らのアルバム曲の中でもトップクラスの人気を誇るいばらの涙と、かなり贅沢な構成になっている。
True、heartといったアルバムが気に入ったら、是非このアルバムにも手を伸ばしてみてください。