1.BELIEVE
2.ANUBIS
3.IN MY DREAM
4.STAY
5.JESUS
          /11曲
EDEN 73
1993年 2ndアルバム

LUNA SEAのシングル2曲を収録した、22万枚を売り上げたヒットアルバム。 後のアルバムに見られる宗教的な歌詞、ダークな雰囲気などはほとんど無く、その点ではかなり聴きやすい一枚といえる。浮遊感を伴っていながらかなりハードな曲ばかりで、その辺りがとにかく不思議である。特にアルバム前半の楽曲において、徹底的に透明感を出すことに徹しているのは凄いと思った。
特に疾走感と浮遊感が見事に融合した
JESUSBELIEVEANUBISの3曲は見事の一言。 リードギターとリズムギターの走り方も非常に格好よく、真矢のドラムプレイはこの時点で完璧。「ヘビメタさん」の出演時には、予想以上の明るいキャラで個人的にも更に好感を持った方だが、間違いなく日本最高のドラマーの一人だろう。
逆にアコギを主体に透明感を出したRejuvenescence
LASTRY、といったバラードも質が高い。今の彼からは想像もできないが、RYUICHIの歌はこういった楽曲にもハマっている。

後半は更に特徴ある曲が多くなり、シャッフルなSTEAL、オーケストラのみのLAMENTABLE、随分ポップなSTAYなど、かなり好みが分かれるだろう。自分は
STAY、そしてシングルカットされたIN MY DREAMを気に入りましたね。特に後者のBメロと間奏、ベースラインはこの時期のルナシーを象徴しているかのような素晴らしいメロディラインを持っていて、聴く度ににどんどんハマってゆきます。もっと知られるべき楽曲だと思う次第です。
LUNA SEAアルバム感想

ヴィジュアル系が、X-JAPANからGLAY、ラルクへと移行してゆく時代に活躍したバンド。
デビュー→ブレイク→絶頂期→活動休止→隆一化→復活→解散 という流れを辿ったということが
大体のファンが持つ認識だと思われるが、売上的な絶頂期は皮肉ながら、隆一化していた時代であった....
とはいえ、一つの世界観を徹底的に構築したバンドであり、J-ROCK史にしっかりと刻まれるバンドとなるだろう。