曲名 売上万枚 評点 レビュー
歌舞伎町の女王 5.1 スイマセン、曲自体は知りませぬ。ただPVで、乳を吸う赤ちゃんが出てきたのが記憶にあって忘れられない。
ここでキスして。 30.9 9+ まず歌詞が素晴らしすぎる。物凄く独特な歌詞だが、一度聴いたらもう忘れられないな。曲の方も2番目のサビからは凄い盛り上がり方で、最後の英語の歌唱方法も見事。3枚目のシングルにしてほぼ完璧な曲。

斜め後ろ 頭ら辺に 痛いほど視線感じないかしら
本能 99.7 まさに、J−POPに残る程の傑作だと思う・・・ PVが。不気味にベッドを押す患者、そしてあの有名な硝子をぶちまけまくる林檎看護婦。あれこそ「本能」ですな。
歌詞も恐ろしいほど深いことを言っている様子。音の繋がり方など、全てが衝撃的だった...
ギブス 71.4 8+ 語りかけるように歌うAメロにゾクッとさせられる。後ろのバックミュージックも静かに狂っていて、サビで暴発。Cメロの入り方なども上手過ぎるが、あの終わり方はかなり酷い。まぁ演出というやつなのだが、大抵の聞き手にとっては蛇足かな・・・
罪と罰 54.6 最初から最後までしつこい、彼女を代表する曲の一つ。音の厚みもそこらの商業HRよりよっぽど厚く、一回聴くだけでかなり疲れる。
ギブスと同時発売で、まさしくありったけの彼女の感情がつぎこまれた大名曲な訳だが、この2曲はサビがCメロに負けてる・・・ってほどCメロが良い。特に罪と罰の方は身震いすらさせられる。
最近は無理やりCメロを曲の中に詰め込む傾向があり(倉●麻衣とか)、Cメロの価値が減ってしまったが、この頃の曲はCメロあってこその名曲が本当に多かった。NEO UNIVERSE、口笛、winter,again、LOVE〜Destiny〜など...
真夜中は純潔 35.8 真夜中は純潔ではありませぬ
茎(STEM)〜大名遊ビ編〜 18.3 2(6) 実に1年9ヶ月振りのシングルとなる訳だが、シングルバージョンには本当に失望させられた。椎名林檎は明治時代っぽい変な音楽を作るのが好きになったのか、音の少ないわけの分からない味わいのある曲に仕上がった。 ただ、アルバムバージョンは絶頂期を思い起こす傑作。こっちをシングルにしたのは、彼女のアルバム重視の考え方を表しているのかも。 って考えすぎかな....
加爾基 演t 栗ノ花 40.9 43 00年リリースのヘンテコライブアルバム「絶頂集」と、カバーアルバム「唄ひ手冥利〜其ノ壱〜」を挟み、結局約3年のブランクを経てリリースされた3rdアルバム。三味線や琴の音を取り入れたり、弦楽器の音をを取り入れた曲があったりと、色々な面白い試みを感じることはできる。 だが詩なども滅茶苦茶な故、色々な音を用いて更に何かを表現するといった様子もなく、「音の多彩さ」以外に楽しむ要素が無いのだ。 頭をからっぽにして、ただそれに身を委ねるようにするのが、このアルバムを聴くにあたって最も最良な状態だと思われるが、それにしてもわけがわからなすぎる。
りんごのうた 10.0 たったいま〜わた〜しの名が分かりましたぁ〜

というわけで、上のシングルバージョンの流れを受け継いだ曲となった・・・・残念賞。
次回、次回こそは、一般受けする曲をォォォォッッ!!!

東京事変

群青日和 20.3 ノイジーでノイジーな、椎名林檎ロック。 やはり、バンドサウンドを徹底的にフューチャーしたかった、という意の表れか!?  曲の長さがかなり短いのも気になるが、ラストの転調などはツボにハマりました。 まずは、充分な良作でスタートといえよう。
遭難 12.3 怪しい雰囲気が終始出ずっぱりの、東京事変ロック曲。
修羅場 全体的みればアコギの音色を全面に押し出しながら、そこに様々な音色が絡んできて飽きさせない佳曲。ドラマにも見事に合っていた。もはやただの怪しさを通り越して、もう一つ上の次元に行っている感すら。
総評 遂にバンド活動をスタートした、林檎嬢。だが、彼女の本質は何も変わっちゃいない・・・!!

「茎」もアルバムバージョンで出せば、30万突破もあった気がするのだが・・・今後のJ−POPの発展のためにも、売れ線の曲もたまには出していってもらいたいなぁ。 俺の一番好きだったJ−POPシーンの時期は、短く限定すると林檎絶頂期と重なる99年12月〜00年2月となるし...
あの頃の名曲の数はHEAVEN、LOVE、Day after tomorrow、Play、ちょこっとLOVE、口笛、NEO UNIVERSE、今夜月の見える丘に、ギブス、罪と罰、ヒトリノ夜、TSUNAMI・・・と3ヶ月間なのに半端じゃなかった。 いや、本当は99年上半期の個人的名曲数のほうが半端じゃないのだが、これはまた次の機会に・・・

とにかく、彼女が次に何をやらかすかが楽しみ。



04,1,16review


絶頂期の頃はまだマトモであったが、段々とその変態振りが明らかになっていったアーティスト、椎名林檎。そしてその異常さは、最新アルバム「カルキ 精液 栗ノ花」のタイトルで客観的に見ても確信的なものとなった。
2rdアルバムまでは、神懸かっていたアーティストなのですが...

椎名林檎