曲名 累計売上 評点 レビュー
31.3 9+ 音楽界全てに衝撃を与えた超曲。この80年代の最後という時代において、こんな曲が出るなど誰が予想したことか。 2分間の単調の前奏と歌の後・・・・・ シャーーーーーーーーーーーーーッ・・・・
ダダーン!    
そう、4分間の物凄い展開が幕を開けるのだ。 YOSHIKの鬼気迫るドラムワークと、TOSHIのアツい歌唱が見事に融合! 中間の1分半近い間奏は、後の「Silent Jealousy」と並んで日本のロック史上最強の力強さを誇る。 そして説明不要のサビ・・・・。
GLAYもB’zも未だに超えられない、奇跡のジャパニーズ・ヘヴィメタルがここにある!!
ENDLESS RAIN 36.5 TOSHIのはちきれるような、途切れ途切れのヴォーカルが圧巻。Cメロなんて、本当もう・・・・(つд;)  彼らのバラードの中でも、屈指の名曲と断言できよう。
WEEK END  29.8 とにかくカッコいいのだが、いまいちよく分からない曲だ。 Xテイストのロックンロール曲なのだろうが、サビもキャッチーではなく、あまり印象に残らない。 同時期に上の2曲やら下の1曲やら、「BLUE BLOOD」やら「オルガズム」などの悶絶曲が多すぎるせいもあるかな.....
Silent Jealousy 28.4 10 まさに奇跡。「紅」ほど有名ではないということを考えると、これは伝説的な名曲。YOSHIKIの目まぐるしい人間業を超え始めたドラムワーク、そしてクラシックにも通じる完璧な曲構成。 サビだけでも多大なドラマチックさを感じ取ることができるが、この曲の一つのハイライトは、やはり中盤の間奏と最後の締めにあるだろう。もはや、言葉では形容できない凄さ。是非一聴してみてもらいたい。最初サビにはピンとこなくても、これらの部分には感動を覚えるのではないだろうか。
これから先、ひっそりと何十年と語り継がれて欲しい超名曲だ。
Standing Sex 26.1 徹底的に短調な曲。あまり良い印象はないのだが、さて・・・
Joker 女神をベッドに連れ込め〜♪
と歌う、なかなかアメリカンテイストなミドルロックソング。 何だか音質が悪いのが気になるが、いい感じです。
Say Anything 53.8 X−JAPAN、バラード大作2作目。「ENDLESS RAIN」より更に穏やかに、クラシカルに盛り上げられるコテコテのバラード。 「FOREVER LOVE」程の凄みは感じなかったが、良い歌。
ただTOSHIの英語、やっぱり下手・・・
ろうか... 
Tears 83.7 バラード大作3作目。前作よりも更に盛り上がれ、盛り上がれという曲の構造と、ラストの3分に渡る、もはや長すぎと思ってしまう程のフェードアウトによって、10分を超える大作となった。 よって気軽には聴けない曲だが、完成度は高い。ギターソロから最後のサビに突入していく部分など・・・神が、神が舞い降りている。 GLAYの「together」など、まさにコレを意識した創りになっているな。
ART OF LIFE 52.3 ? YOSHIKIの半生を楽曲にしたという、30分に渡って展開される芸術。 
まずは最初、3分間程のTOSHIの叫びに近い歌い出しで始まり、その後凄まじい曲展開が始まる・・・・。 嵐のように激しい曲の中から、一筋の光が見えてくるような、前半のサビ。更にそこから再び嵐の中に突入し、倒れても起き上がる、倒れても起き上がるという・・・・一人の人間の半生を描く奇跡的曲構成。 そして長い「嵐」のシーンを経て、再び長調のサビへと繋がる瞬間の感動・・・・ この部分の展開には、何度聴いても鳥肌が立ち、思わず背筋がゾクゾクしてしまう。普通に「歌謡曲」として作っていたなら、絶対に有り得ないフレーズであろう。
そして15分過ぎ、楽曲は弦楽器による明るいフレーズ以って落ち着く。 
しかし・・・!

ここから先は、自分の耳でお聴きください。この後のYOSHIKIのピアノソロ、そして暗示的なエンディング・・・・ これをどう感じ取るか、どういった意味と受け取るか、それは貴方次第です。
Rusty nail 75.2 ヘヴィメタルしてるのに、神秘的な響きも持つ曲。中間部分からの盛り上がりや、サビなど聴き所多数。良い意味でコンパクトにまとまっている曲構成も最高。 とはいってもやはり5分半もある辺りは流石。 あまりにもかっこよすぎる!
このような曲が、これ程のヒットを挙げる日が今後また来るのだろうか・・・
Longing
〜跡切れたmelody〜
47.6 これもバラード。そしてそろそろ一般のリスナーも、X−JAPANのバラードソングの連発振りに嫌気が差してきた頃と言われる。 
更にこの曲は、サビがかなり「Say Anything」と被ってしまうこともあり、やはり彼らの歴史の中でそれ程重視すべき曲では無いのでは。
DAHLIA 41.3 10 紅、Silent Jerousyに続く、Xの最重要楽曲。
ボーカル、ギター、ドラム、ベース。全ての音が成熟していて本当に熱く、厚い演奏を聞かせてくれます。Aメロとサビで使われる同様のギターソロが巧い!! そして8分間という長さなのに、全くテンションの下がることがなく、しかもしっかりまとまっている曲構成が圧巻。 聴き込むに連れてにドラミングの壮絶さなども実感してゆくことができ、聴き飽きることなどないと断言できる。 X、最後のメタルの名曲である。
Forever Love 51.0 小泉総理テーマソング。
なんてイメージの付いてしまった曲だが、いやはや、壮大で彼ら1のバラード曲だと個人的に思います。本当、わざわざ小泉を連想している場合ではありません。 
中でも中盤の間奏は圧巻そのもので、世界の果て、宇宙の空間のような状況が頭に浮かびますね(?)。 TOSHIのボーカルも実にのびやか。 やっぱり日本人ならしっかり聴いときなさい。
CRUCIFY MY LOVE 29.0 ファンからはかなり評価の高い曲で、「Forever Loveを超えている」だとかいう意見も聞かれる。とはいっても「盛り上がり」というものがない為、地味な曲ではある。 まぁ単体で聴くとそうなのだが、アルバムで聴いてみると・・・・
SCARS 10.0 デスとインダストリアル気味で個人的にいまいち。この系統は、hideがソロでやってる曲のがデキがいい気がする...
総評 最後のアルバムはややバラードが多すぎるXだが、まさに、日本のロック史に極太字で記録されるべきアーティストだろう。 ヘヴィメタルではSilent Jealousy、紅、(ART OF LIFE)、DAHLIA、Miscast、Rusty nail、バラードではForever Love、ENDLESS RAIN・・・・



X-JAPAN

X−JAPAN、それはまさに日本音楽;J−POP史の革命的存在だったといえよう。 80年代後半当時、洋楽でしか聴けなかったへヴィーメタルを日本で初めてやってのけたバンド、それがこのXなのである!!   version違いやカバー曲を除けば、彼らは1stの「vanishing vision」から4thの「DAHLIA」までの間に、なんとほんの35曲程度しかこの世に送り出していない。だがXが無ければ、GLAY、ラルク、LUNA SEAといった素晴らしいビジュアル系ロックバンドは、少なくても今の形では存在していないだろう。 だが果たしてこれらのバンドが、本当にその音楽性でXに勝っているか・・・・ それは分からない。