ナビの北海道旅行記1997 | パート4 |
8月8日 |
朝は7時前に目が覚めた。でも雨が降ってる。あちゃあ!朝食は頼んでいない。O君と2人で朝市に行く。燐有市場が近くにあるので、宿の方に傘を借りて歩いていった。新鮮な魚やカニを始め食材を多数扱っている。安いか?っていうと微妙だなあ!って思うけど、高くもないかなあ?まあ新鮮なだけ安いと思えるかも。さてお楽しみの朝食。やっぱり丼ものがいい。 やっぱり旨い。ここで実家に土産を送る。カニは高いので鮭を送る。さてここでO君と再度別れる。今日は最後の北海道の宿だ。ちょっとリッチにホテルにしよう。って事になった。宿は決めていないので俺に一任してもらう。後で決めよう。 一人になってから最後に小樽の鉄道公園に行ってみよう。ここは北海道の鉄道の発祥地である。実際は手宮と言う駅で近年まで貨物駅として実際に営業していたらしい。そのため廃止になっても小樽築港からここ手宮まで線路が実際に残っている。是非見てみたくなった。 入場料金を払って中に入る。あ!列車のドアが開いてる。社内に入れるんだ。キハ22、キハ56など、昔の匂いが漂ってうれし〜!でも一番感動したのはキハ82系に乗れたこと。これは青函連絡船が運航していたときの特急に使われていた車両だ。それも運転台まで入れる。この車両は写真でしか見たことがない。たまらなかった。!感動した。屋内に入って他のパネルも覗いてみる。結構参考になった。さて、では出ますか! このまま歩いて宿に止めているバイクに向かうんだけど、その前に宿の手配をしなくちゃ。パンフレットも何も持っていないのでJTBの小樽支店に行く。本日函館の、湯の川温泉で空いてる宿を探してもらった。大丈夫みたい。ただ部屋食だけど1泊14000円だって!結構な金額だね。まあいいか、最後だし。 雨は止みそうにない。宿で傘を返して合羽を着て出発。R5を南下。ややローカルなイメージになり余市を通過。市街は渋滞だったけどやがて車も少なくなった。ヤレヤレ!雨の渋滞はカンベンしてほしい。ニセコでガソリン補給。出発時エンジンがかからなくなった。ヤバイ!スタンドのお兄さんに押してもらって生き返る。ヤバイなあ!バッテリーが死に掛けてるよ。何とか自宅までもってほしい。長万部まで来ると雨も小ぶりになってきた。でもまだ合羽はぬげない。ちょっと休憩を兼ねて長万部駅に行ってみる。ライダーやチャリダーがたくさんいた。時間もお昼を過ぎているんだけど駅前でみんな弁当を食べている。 その中の1人に聞くと駅弁のカニ飯を食べてるのだそうな。そういえばあったな!百貨店の駅弁大会でも時々あるもんね。ならば買って食べよう。でも駅ではなく目の前で売っていた。駅売りよりも店で売った方が利益がでるのかな?さ〜てO君に電話しよう。あれ出ないや。時間半端かな?少したってO君から電話。まだ長万部の手前あたりらしい。あれま!俺の方が先に来てたみたい。俺はR5を南下しただけなんだけど、O君は高速を小樽から苫小牧経由で走ってくるみたいだ。じゃあ!先に行ってるね!大沼公園あたりで待ってるよ!ってんで出発。 また雨が降ってきた。ちょっと寒く感じる。ヤダよ!風邪はひきたくないもん。八雲あたりは左に噴火湾を見ながら走る。でもこの長万部からのR5は結構交通量が多い。それに信号の数も目立ってきた。でも確実に函館に近づいていく。やがて森町に入った。確か森駅って駅弁「いかめし」で有名だよね。さっそく寄ってみる。雨も上がったので合羽も脱ぐ。森駅は決して大きな駅ではないけど駅員もキオスクもあって活気があった。さ〜て駅弁は?あれ?どこ?駅員に聞くとキオスクで売っているんだって!へえ〜! あった。2個ゲット。O君のも買っておこう。さて大沼公園に向かうか。バイクを動かすとウオ〜!バイクがナナメにヤバ!ゴテ!!立ちゴケしちゃった。荷物とか乗っけてるから重い重い!。たまたま近くにいたライダー2人が手伝ってくれた。アリガタヤ! 助けてもらったお礼に2人にコーヒーを買ってきて差し上げた。有難うございました。彼らは今日函館から上陸したとのこと。特にルートは考えていないけど一周したいというので、できれば時計回りで先に北をめざしたほうがいいとアドバイス。つまり気圧の流れは西から東に向かってるからそれに乗った方がいいと思うわけ。再度お礼を言って立ち去る。ここから大沼公園まですぐ。あとはO君が何処を走っているのか判らないので大沼公園入り口の歩道上に目立つようにバイクをおいて待った。 ついでに長万部のカニめしを食べる。ちょっと目立ったかな?酢飯にカニ肉が散りばめられた散し寿司と思えばいい。これって意外と美味しい。 30分位待っただろうか、O君がやってきた。高速で高い金払っても俺より遅いなんて何だかな?まあここから函館までもう少し時刻も4時を廻ったいたので大沼公園は行かないでそのまま函館に向かった。市内に入ると渋滞が目立つ。久しぶりのすり抜けをして宿をめざす。てっきり函館市内だと思った湯の川温泉はちょっと町から外れたところにあるんだね!迷うところだった。無事ホテルに到着。ホテルは比較的大きい。さすがJTBだね!部屋に通され久しぶりに大の字になる。あ〜極楽極楽!!!先に風呂に入る。足はまだ痛いけど何とか湯船に入れるまで回復した。よかった〜!せっかくの温泉に入れないんじゃシャレになんないもん。やがて夕食。凄い量だった。でもO君はこんなもんでしょ!ってクール。 その内布団をだしてくれてたので床につくか!ビールを出して森駅で買ったいかめしを肴に飲む。結構なお味です。 そして初めてのフカフカ布団(旭川の旅館は体調不良だったので記憶がなかった。)で就寝。明日が最後か、、zzzzzz! |
8月9日 |
朝目覚めるとちょっと雲行きが怪しい。今日は基本的に何もしない日で今日バイクを列車に載せて帰るだけだ。そう今回帰るのはモトトレインで上野まで行くのである。これは初めてのことだ。仕事が終わって大宮駅で電車を待っているとモトトレインを見たことがある。いいなあ!って思ったもんだ。今度は自分たちが利用するなんて考えてもいなかった。 さて朝風呂に行く。気持ちいい〜!朝は宴会場での朝食らしくそこまで行く。食欲もたっぷりある。十分体調も回復したみたいだ。さて駅に行こう。とフロントを出たら雨が降ってきた。あちゃ〜!O君と駅は近くだから我慢しようって事で合羽を着ないで函館駅に。だんだん大雨になってくる。2人とも到着したらビショビショになっちゃった。 バイクの積載は13時かららしい。時間は10時を廻ったけど外は雨。もう合羽を着て出かける気になれない。ましてや3時間じゃ何処も行けないし。喫茶店で時間を潰す。でも暇だ。O君は駅で待っているつもりだ。俺は時間を持て余してしまったのでO君に五稜郭に行ってくると言ってタクシーで向かった。さすがにバイクじゃ行きたくなかった。確かテレビの時代劇で戊辰戦争の舞台に使われていたな!でも行ってみて驚いた。お城がない。つまり城郭の堀は五稜郭と言うくらいだから残っているけど城は取り壊されてそのまんまだって!残念。ちっちゃな建物に資料館があって入ってみる。でも何処かで見たような資料ばっかり。思わず幻滅。近くの五稜郭タワーに上る。上空から見ると五稜郭のイメージがわかる。でも何もないんだね!公園になってた。 あまり時間も取れないので駅に向かう。ちょうどバイクの積載を始めているところだった。バイクを押してホームに行き荷物列車に載せる。フロントフォークを全体重かけて沈ませてバンドをかける。けっこう大変だった。このモトトレインは函館からは青森まで臨時快速海峡84号に併結されて行く。また青森からは急行八甲田号に併結されて上野に向かう。つまりモトトレインとしての専用列車ではなく、一般の列車に連結されていく訳である。ただモトトレイン専用車両としての寝台車は連結されているので、その車両で休めばいい。 4時前列車は発車。まだ寝台車に行く時間でもないので快速用の座席車でまったりする。O君がビールを買って来ていた。用意がいい。ではいただきます。7時に青森到着。ここでこの列車は急行八甲田になる。そのため1時間待つ。ただ小腹が空いたので何か食べたい。途中下車はできない切符なんだけど1時間もホームにいるのもしんどい。改札の駅員さんに事情を説明して外に出してもらう。本当はダメみたいだけど、見なかった事にしてくれるって!親切な人だ。駅前の食堂で夕食を摂り駅に戻る。後は寝るだけ。O君は寝台車は好きじゃないらしい。朝まで座席車にいるって!おれは寝台車に向かう。 まあ眠れるか判らないけど、、、お休みなさ〜い、、今日は何もしなかった。zzzzzz |
8月10日 |
目が覚めたら宇都宮まで来ていた。O君は座席で起きていた。タフだね!でもだんだん見慣れた光景が出てくる。あ〜現実に引き戻されるう〜!! 上野には定刻に到着。バイクを荷物車から降ろしてホームを押していく。すごく長い。上野駅の映画街辺りが出口。ここでエンジンをかけて出発。2台で大島輪店に寄ってお土産を渡してちょっと落ち着いてから自宅に戻った。あ〜疲れた。 布団を敷いて体を休める。明日からまたいつもの仕事だ。ZRXよ!お疲れさん!! 以上! |
編集後記 |
さすがに9泊10日の旅は長かったです。船や列車で3泊消費こそしてますが、殆ど1周するために6泊もしました。以前の旅よりも観光地をみてきましたが、いかに情報が必要かと考えさせられました。多分今度行くならばスポットを決めてじっくり廻ったみたいと思います。ZRX400君ありがとう!O君お疲れ様でした。 |
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