ナビの北海道旅行記2004秋の旅 | パート1 |
![]() 以前青函トンネルを訪問する際にわざわざ帯広まで来た事はあったけども、それでも車窓の紅葉でしかない。 一度でもいいから いつも走っている道の紅葉を見てみたかった。 今回はたまたま連休に代休を加えての3連休が取れたので、初めての道東の紅葉を見ることができる。 そしてレンタカーを一緒にチョイスして機上の人になることを決めた。さすが初めての紅葉。気分がわくわくする。ただ、今回は紅葉をいろんな場所で沢山見てみたいので、ゲリラ的な超特急で走り抜けることにした。こんなルートは一般旅行者には真似できないし、決してお勧めなんてできやしないかも? ちなみに諸般の事情で旅行記から連れは当分の間 登場しません。よろしくお願いいたします。 |
10月10日 |
今日は初めての道東紅葉旅行の日なのだが、前日の台風の影響で飛行機が飛ぶか不安になった。 「飛行機飛んでっかなぁ?」とりあえずネットでJALのホームページを見ると俺の乗る帯広行きは欠航ではないらしいので、ひとまず安心。5時に家を出て車で羽田に向かう。できれば始発電車で行きたかったのだが、帰りの女満別発の飛行機の羽田到着が午後10時を廻ってしまうと、終電ではないが本数が少なくなるので、ちょっと辛い。そこで駐車場代はかかるがマイカーで出発することにした。 台風は昨日のうちに太平洋に去っていったけど川の水量がとにかく凄い。 「こんな光景も珍しいもんだ。すっげぇ〜〜!!」首都高に乗るも、全く渋滞はなくガラガラだった。さすがに日曜日なので車の流れがいい。但し事故渋滞はいつ起こるか判らないので早め早めに行かなければならないのが辛いな! 民間駐車場に自分の車を預けてバスで空港に向かう。やがて見えてきた羽田空港に新ターミナルの建物が、、、。こちらはANAを中心としたターミナルで看板も殆ど完了している。今年の12月から使用を開始するらしい。 「でもモダンな建物だな!俺はJAL専門だから、利用する事はないだろうなぁ!」 空港でバスを降りチェックイン。あれれ?窓際がよかったんだけど空いてないや!できれば襟裳岬を上空から見たかったのに、、、まあ格安だから文句なしか! |
![]() 「もしかして昨日欠航で乗れなかった人たちかなあ?」窓際がリクエストできないならば、何も窮屈な中央部に座ることもあるまい!だから俺はあえて後方の座席をチョイスしておいた。でも通路を歩くと結構団体さんのツアーもいる。 「ふ〜ん!そんなもんかな?」 |
![]() 「まあ、その方が俺は好きだけどね!」勝手に乗ってくださいなんちゃって。 今日から借りるレンタカーは三菱のコルト。これって2月に借りた事あったけ。パーキングブレーキがペダル式のやつ。おまけに頼んでいないのに4WDだって!まあどうでもいいけど。今は標準でカーナビがついているので便利この上ない。でも俺はあまり使う事ないけど、、、。むしろ挑戦状を叩きつけてやるくらいだ。 |
![]() 「オラが道的感覚っす!」念のためカーロケ機能付のレーダー探知機を持ってきたので、今回はこれにお世話になろう。(頼むぜ!)まず幸福駅前をかすめる。 ここはもう何回行った事だろう。あえて寄るまでもないかな!でも観光バスが5台も止まっていた。これじゃ写真撮影だってままならないんじゃないかな?だって100人以上はいるはずだもん。これじゃパス! 国道に出て大正町で「あくつ」というお店に寄る。ここは「北の石畳」という知られた生チョコを売っているので有名。以前寄った事あったんだけど、お土産で自宅に持っていったら熱でグニャグニャになっちゃったっけ!そこで今回は生の状態で食べようと思う訳。多分ホテルまでは問題ないでしょう。小さいほうをゲット。 このお店のそばには元広尾線の大正駅跡があるんだけど、形ばかりのホームがあるだけで、 「何なの?って思う場所。」ここはカメラのアングルにもなりゃしない。以前は新幹線の車両まであったらしいけど、、、。 |
![]() 「この差はなんなの?寂しすぎるじゃん!」もっとも俺的にはこんな感じでなきゃイヤだけども。 少し時間を使ってホームを歩く。初めて愛国駅に来たのは昭和61年。さすがに当時の光景を思い出すことは叶わないけど、構内が広かったんだな!って感じる。多分引込み線が2本位あったんだろうか? |
![]() 屋内のパネルで見ると、このSLは帯広児童会館に静態保存されていたらしい。そしてパネル上では確かにサヨナラ列車として広尾線を走っている。 「でも整備していたわけじゃないのに、、、どうやって走ったんだろうか?」多分ディーゼルカーに押してもらったのかな?でも法律上での車籍がないんだから走ることはご法度、、、、、 「考えれば考えるほど判らなくなってきた。」まあいいか! |
![]() このお店の名物は三方六というお菓子。俺も何処かの空港で買った経験があるけど、美味しかった。いつからコーヒーサービスをしているのかは判らないけど、もしかしたら六花亭の対抗だろうか? 「でもコーヒーは美味しい。缶コーヒーとでは味が違うもん。」 三方六もついでに購入して出発する。まだ11時ちょっと前だけど、豚丼でも食べようか?と思い駅方面にむかうと、、、、 「ぱんちょう」は開店前からすんごい列! 「あちゃ〜〜さすがにこれじゃ食べたくないな!」以前食べた時は静かだったんだけど、、。と言うわけで問答無用でパス。もっとも30人位だからそんなに待たないかもしれないけど、俺はこれからの道中が長すぎる。なるたけ時間は消費したくない。このまま士幌方面に向かおう。 旭川や北見でも思うんだけど、この国道の車線はやけに広い。一応対面1車線なんだけど、その車線分が広すぎて2車線分になってしまう。さすがに地元じゃないから、俺は何度も考えてしまう。 「いったいどこを走ればいいんでしょうか?」それに暗黙の了解で2車線になるときあるんだもん。 音更を過ぎると一気にローカルムードのロケーションになる。やっぱりこうでなくちゃ!さてと、次は士幌線の士幌駅跡に向かおう。 |
![]() 「こまったっす〜!」 仕方がないので付近の方に駅の跡を聞いてみたけど、どうも判りずらい。さんざん走り回って、やっと士幌駅に到着できた。廃止になっても士幌駅ってくらいだから市街地のど真ん中にあるだろうと考えたんだけど、ちょっと外れにあったので迷ったみたい。 「そりゃ廃止になってから再開発されてしまえば場所なんて関係ないか!」 |
![]() 「記念館としての使用方法も無駄なのかな?」でも以前は展示物があって、資料館として機能していたらしいけど、、、。ホームにまわると、、、、、 「あれれ?貨車が置いてあるだけ、、、。」何でだろう?確かに以前は森林の運搬等で利用したであろう貨車ではあるけど、できれば列車を展示してほしかったな!でも本来なかった屋根が取り付けられていたのは、廃止当時保存のためにわざわざ設置したのかもしれない。 「その意気込みが薄れてしまった感じ!」それに貨車は錆びがすごい。忠類駅跡みたいに綺麗にしてくれたら嬉しいけど。 |
![]() 「町を歩いている人もいないもん。」適当に走ってみたら上士幌高校のそばに出た。 「完全にギブアップ!」って思ったんだけど、丁度高校の近くのお宅で庭で仕事をしている方を発見。場所を聞く。どうやら、、、、すぐらしい。ここらの方の「すぐそこ」ってのは俺的関東の人間には当てはまらない。そこそこ距離があるだろう、、、、。でも5分位で到着できた。何でも今は交通公園となっているらしい。 行ってみると、、、広〜い敷地には芝生が生えていてパークゴルフでもできそうな場所、、、。 |
![]() 「なんじゃ?こりゃ〜〜!腐った客車が捨ててある!」これじゃ展示とは言わないな。それにさっきの士幌駅跡じゃないけど、駅舎も何もない。朽ち果てた客車が2両レールに乗ってるだけなんだもん。これって駅跡とは、とてもじゃないけど言えないな。 それにこの客車はオハ62なのかもしれないけど、薄緑に塗装されて窓や入口は全て木で塞がれ、おまけに電装関係のボックスは外され配線も引きちぎられている。こんなんじゃひどすぎる。夜なんか怖いんじゃない?昔、広尾線で見た大樹駅跡の列車と同じに思えてきた。 あえてさらし者になるなら撤去解体したほうがいいと思うのは俺くらいだろうか?悲しくなってしまう。さてと鉄道マニアの旅はしばらく中断してナイタイ高原に向かおう。 |
![]() 案内板に沿って走るとそこは広〜い駐車場だった。奥には長さ850mほどの滑走路もあって実質、航空公園だけのことはある。しかしどうだろう?初めは飛行機などが展示されているかと思っていたんだけどな!それに滑走路もしばらく使われていないみたい。 どちらかというとキャンプ場としての機能が第一で、期間によって気球のフェスティバルの会場になるだけみたい。 「んん〜名前負けしてないかな?確かに航空の公園ではあるけど、、、、。」でもいつの日か気球に乗ってみたいもんだ。でも高所恐怖症の俺は乗れるかな?多分ビビッタりして。しかし紅葉の綺麗な事。このまま三国峠に向かうけど、もっと綺麗なのかな?これはお楽しみでとっておこう。 |
![]() 「だって一本道なんだもん。」でも何気に遠いなあって感じる。ナイタイ川を渡ると牧場が見えてきた。いたるところで牛が放牧されている。タイトなコーナーを攻めて走るけど、どこまでも牧場が続いている。このナイタイ高原牧場は1700haもあり東京ドーム358個分の面積だそうな、、、、。 「でも例えに東京ドームを持ってきても、、大きさがわかんないよ!」 |
![]() 「あれれ?ご飯のメニューが無いじゃん!」てっきり牧場見ながら豚丼でもって思ったんだけどな。ちょっと寒いからソフトクリームもないかな?いいや芋団子で諦めよう。今日のお昼はついていないな!ここはお弁当を持ってみんなでシートを広げてワイワイ楽しんで食べるのがいいのかもしれない。 「でも、、、何気に この芋団子、、、うめ〜〜っす!」ちょっと一服したら出発しよう。一般的ならばここから糠平を目指すんだろうけど、ヘンクツな俺は、あえて然別湖に向かうつもり。これって、かなりの迂回ルートになるな!もっとも承知の上でのルートだけど、、、。 |
![]() ![]() 「こんなに速度上げていいんでしょうか?」って思うんだけど、、、、。然別湖に向かう途中に扇ヶ原展望台を発見。早速寄ってみよう。車を止めて、、、 「うわ〜綺麗な紅葉だこと。」何でも、この先に自衛隊の演習場があるとのこと。でもさすがに遠くてそれらしい光景は見られないな!さすがにドンパチする所じゃないだろうけど。 はるか彼方まで十勝平野が見て取れる。これは新緑よりも紅葉の方が綺麗かな?観光バスも徐行こそするけど停車はないみたい。十分景色を堪能させていただいた。 |
![]() 「でも湖の周囲だけは凄んごい車と人じゃね〜っすか!」初めは路上駐車をしようかと思ったんだけど、どうも止められそうにない。もちろん無料の駐車場も完備しているんで、ちょっと奥だったけど車を止めて観光する。 湖面のそばまで行けるんだけど、かなりの透明度なのかな?意外と湖の中が見て取れる。でもカルデラ湖特有の湖面の深さは強烈みたい。かなり深そう。深度108mもあるらしい。遊覧船も出ているんだけど、時間が惜しい。湖面を少し散策して行こうとしようか! |
![]() 「でも俺は無理かな?いつきても時間が惜しく感じてしまう貧乏性ですから、、、。」 十分散策を楽しんだので、今度は糠平に向かおう。上士幌に戻ると遠回りだから、道道85号線を幌鹿峠に向かう。湖畔を出ると、とたんに狭〜い道になった。それもすれ違いすら出来ない状態。フルタイム4駈のコルト君はキビキビと走ってくれる。 「ちょっと無理すりゃ湖面にダイブが待っているけど、、、。」途中、非常にユックリ走っているカローラを抜きたくてパッシングをして道を譲ってもらう。危険は承知で面白い道だった。峠を越えると道も広くなり糠平温泉郷に到着。 |
![]() 「タウシュベツの橋は今日はどうですか?」って情報を聞いてみたら、 「今日はは高さで5mくらいならば見えるわよ!」との事。ならば行ってみようか!そろそろ湖面に沈むと思っていたんだけど、まだ見える訳ね! |
![]() ![]() 「できれば線路も設置してくれるとありがたいな。」そしてハリボテやロケのオープンセット調でもいいから駅舎を建ててくれれば言う事ないんだけど、これまで希望を言うのはむりかな? 線路跡に木道らしきガイドに自転車を改造したもので線路跡を走ることが出来るらしいけど、見るだけでやめた。ちょっと恥ずかしい。 |
![]() 「んん〜俺的ジャンルではなさそう。」でも、見ごたえはあるかもしれない。北海道の自然や木々の紹介をはじめ、動物の剥製を展示している。 驚いたのは昆虫の標本が、とてつもなく展示されていること。多分何万点とあるかもしれない。こればかりは世界の昆虫が沢山ある。昆虫のマニアだったら楽しいかもしれない。でも俺はスルーで終わってしまった。と言うか、申し訳ないけど興味がない。 そういえば糠平温泉は温泉手形ってのがあって1200円で3箇所の旅館、ホテルの風呂に入浴することが出来る。温泉でユックリしたい人には楽しいかもしれない。キャンパーにはチト高いかな?昔、糠平温泉ホテルに泊まったことあったっけ! |
![]() 「よかった〜バイクでこなくて、、、、。」 念のためヘッドライトを点灯して俺の存在感を周囲に見せる。この林道は所々に待避所があるんだけど、み〜んな突っ込んでくる。 「オイオイ!もっと自分の運転技量をわきまえながら林道を走ってくださいな!」って感じる車が多いのには閉口してしまう。 |
![]() 「この直線は散策道ではなく、間違いなく士幌線の跡地だったんだろう!」まっすぐ続く道だけど、歩く事300mだからすぐ。以前は車で橋のそばまで行けたらしいけど、今は倒木などを置いて行けないようになっている。 でも、この道は鉄道の旧線跡なので歩いてみるのも面白い。 「でも時期外れなのか 人がいないので、クマさんが ちょっと怖いけど。」 |
![]() 「昔の人って、、すんごい物を作っていたのね!」現在では北海道遺産に登録されているそうだ。 このあと国道に戻って幌加駅跡に行ってみる。たしかこの先に幌加除雪ステーションがあるので、そのそばらしい。除雪ステーションは容易に発見できた。トイレに入ってから探そうか。 「あれれ?ステーションの裏らしいけど場所が判りましぇ〜ん!」それに熊笹が凄くて行けるもんではない!ここで時間は取りたくない。俺には峠が待っている。で、撤収!(実は幌加除雪ステーションのそばの林道をちょっと入って行った所にあったそうです。その時は場所を把握していなくて、ステーションの真裏にあるとおもっていました。)トイレも行ったし峠をめざすか、、、、。よっしゃ〜出発。 |
![]() ![]() 「ふ〜ん作りかえたんかな?あまり記憶がないな!」少し休憩しよう。 しかし、空の色がみるみる暗くなっていく。もしかしたら層雲峡はダメかな?そう思いながら出発。国道39号線に合流して なが〜い銀河トンネルに入る。ここのトンネルも結構長い。で! 「んん?真っ暗じゃん!」そう、トンネル走っている間に完全に日没になってしまったみたい。(ちょっとオーバーかな?)行くだけ行ってみたけど、どれが滝だか判らない。単に看板があるだけだった。諦めるしかない!でも、 「こんな暗くても観光バスがいるのには恐れいりました。」かなり強行なツアーだろうか?でも、こんな夜の17時30分じゃ層雲峡か温根湯辺りの宿泊だろうね! 「俺様は、ここから北見まであと80km以上は走らなきゃならないんだぜ!」って自慢げに思う(逆に地獄だ!って思うのが普通なのに!バカか?俺は!)さ〜て、ここでカーナビに今日止まるホテルをセット。ルートは国道を走るだけで、いたって簡単なんだけど北見市街地で迷いたくないもんね。で、予想到着時間は、20時30分だって! 「バーロ!逆らってやる!んじゃ19時到着でいってやるぜ!」機械に負けてたまるか!なんて思う。しかしラジオも入りが悪い。仕方ないから100円ショップで購入したクラシックのCDをセット。何もないよりマシ! とにかく真っ暗な道はつまらない。留辺蕊を越えて早いペースで北見市街地に入る。できればホテルに着いて居酒屋でも?って考えたんだけど、ちょっと眠くなってきた。さすがに朝4時30分起床は辛い。 「それにクラッシックのCDが子守唄に感じてきちゃうっす!」 |
![]() ![]() 「あちゃ〜!そんなシステムってアリっすか!」 回転すしと言ってもかなり混んでいる。これが観光客じゃなくて地元の人だから凄い。何とか40分待ってやっと俺の番。今日はカニもアワビもなさそうなので変わったものをチョイス!でも 「カニ汁はうまかった〜!」以前来たときほどではないかもしれないこど、それでもネタはでかい!地元の方に愛される寿司屋だけあって繁盛しているね!1500円ほどを払って店を出る。 ここからホテルまでは5分ほど。こういうときにカーナビは重宝するな! 「こんなときだけね!俺にとって便利なのは!」クーポンを渡し部屋に入る。キーを差し込みドアを開け、、、、、あれ?ふすまがある?で、ふすまをあけると、、、へ〜和室じゃん。こんなの初めて!シングルルームかと思ったのに。でもさらに驚いたのは 「部屋にユニットバスがな〜い!だからトイレもな〜い!何じゃここは!」って感じちゃった。まあ!寝られるだけ良しとしよう。NHKの新撰組を少し見て、風呂場に行って入浴。戻ってから爆睡したかったんだけどF1日本グランプリ放送の日じゃん。佐藤琢磨の走りが見たいので無理して、、、、、いつの間にか寝てしまったみたい。結局途中でテレビを消して死んでしまった。zzzzzzzz |
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