ナビの北海道旅行記2004 パート1
昨年バイクを先に送っておいて自分は飛行機で追いかけたツーリングを行った。実際邪道な方法かもしれないけれども、休みがトータルで6日しかないので、初日から行動できる事を考えると仕方がないかもしれない。それに金額も高いし、、、。

しかしながらそれが病み付きになってしまった。

例えば普通は初日新潟港にいるのに、バイクを送ってしまえば同じ時刻に苫小牧でスタートしている訳。これって意外と貴重な時間だ。

昨年は釧路港に上陸させたんだけど、今回は苫小牧にした。それは、2000年に走った事のある日高、襟裳コースを走ってみたかったからだ。その分金額もかさむけど、貴重な時間には変えられない。なるべく合羽のお世話にならないことを願いつつ今年もツーリングの旅に出発することになる。
7月17日
今日は土曜日だけど仕事だ。仕事が終わり次第行動を開始する。もう朝から気持ちは北海道にいるみたい。毎度毎度の夏のソロツーリング!連れには公認の旅行だ!
今日はすんごく暑い!仕事でシャツが汗だくになっている。ちょっとヤバイかな?

「だって自分でも判るけど臭いんだもん。みなさんゴメンナサイ!」ってかぁ!
17時に仕事が終わって、その足で電車に乗る。久々の浜松町でモノレールに乗り換え。以前と違って乗換えがスムーズになった。これってJRの傘下になったかららしい。
以前は日立グループだったんだけど、累積赤字を解消することは難しいらしく、日立の持っている株式をJR東日本に譲渡して実質JRの経営になった経緯がある。だからスイカカードが使えるので便利だ。

さて問題もなく18時40分に羽田空港に到着。予約は20時50分の最終便新千歳空港行きだったんだけど、空席があるので19時20分発に変更してもらった。

「JALさん!ありがとうっす!」これって1時間30分も早く新千歳空港に到着できる。これがJALの株主の特権かな?それに半額で行けるし。。

チケットを手にして手荷物検査を終わらせロビーで搭乗口が開くのを待つ。
そう言えば夕食を摂っておこうか!と思ったけど時間がない。なにかパンかおにぎりでもと考え売店に行くと空弁ってのを売っていた。

「そうかあ!以前テレビで見たことあったっけ!」ってんで早速購入。こんな時間でも6種類くらいの弁当を販売している。意外と空弁を買うお客さんがいるようで、そこそこ混みあっていた。

鉄道の駅弁より一回り小ぶりだけど、値段が620円とリーズナブル。でも美味しそう!これは機内で食べる事にしてお茶も併せて購入して搭乗口へ!

言うまでもないけど、

「俺は仕事終わって直行だから汗臭いんデス!」だから搭乗ゲート最後まで待つ。でないと通路で立ち止まったら他の乗客に迷惑がかかるかもしれない。すんごく恥をかきそう。最後の最後で搭乗ゲートをくぐって機内の人になる。たまたま隣の人はいなかった。

「よかった〜!誰もいなくって!!」
夜の空港は景色こそ見えないけど、誘導灯が規則正しく発光していて綺麗だ。機内には大型スクリーンがあって、前方の展望を見せてくれた。

「これって何気に神秘的なんスけど!」

ボーイング767の機材だからできるサービス。よく乗る釧路とかの地方便だとエアバスA300とかなので、そんなこともかなわない。カメラ装置がついちゃいないからね。やがて離陸。

「待ってろよ〜北海道!あと1時間で行ってやるからなあ〜!」って思う。水平飛行になったので、さっきの空弁を開く。量的には少なめだけど、そこそこ腹にはたまりそう。

「そんでも!!美味しい!こんなのが620円なんて安い!」って思う。お昼だったら2個買っていたかもしれない!

機外の景色は全く判らないけど、適度に大型スクリーンで現在の場所を表示しているので楽しい。

「もう山形上空なのね!やっぱ飛行機って早いな!」そう思ったり雑誌をみたりしながら定刻に新千歳空港に到着。そのままJRで札幌に向かう。バイクの引き取りは、明日 苫小牧だから、苫小牧辺りのビジネスホテルにしたかったんだけど、フライトの予約が最終便だったのでJRの接続が出来ないため仕方なく札幌のホテルに予約を入れておいた。

電車は混雑もなく札幌駅に到着。札幌駅は半年ぶりだ。

「何回来てるんだろう?」って思う。ホテルまで歩いて10分弱。持参した荷物が重いのでユックリ歩いた。明日は朝食無し素泊まりでの宿泊。部屋で早速シャワーを浴びる。あ〜気持ちいい!やっと汗臭さから開放された。携帯メールで伊藤さんに連絡を入れておく。伊藤さんは甥子さんとツーリングで19日に渡道するとの連絡を受けていた。どこかで逢えたらいいんだけど、、、。
少し眠くなってきたので休むことにする。zzzzzzzzz!
7月18日
タイマーで目覚めた。まずは窓の外を見る。そこそこ晴れている。朝シャワーを浴びて着替え7時にホテルを出る。今日は7時30分発の北斗6号に乗って苫小牧に向かう予定だ。

「あ〜荷物が重い!もう少し軽くすればよかった!」
みどりの窓口で苫小牧までの乗車券と自由席特急券を購入。合わせて2510円だって!

「たけ〜っすョ!」昨日の新千歳から札幌までの運賃を合わせりゃ3500円にもなっちゃうんだ。やっぱり無理しても苫小牧の方がよかったかな?でも今日はツーリングなのに特急列車に乗れるし、、、、これはこれでいいか!

特急列車に乗るならば、お決まりの駅弁を購入しよう。ってんで美味しそうなのをチョイス。そしてマニアの血が騒ぐのか?列車をパチリ!今日乗る列車は函館行き北斗6号。
スーパー北斗と言わないのは車両が古い車両を使用しているため高速走行が抑えられているため。でも鉄分の濃い俺的にはこの国鉄型と言えそうな183系の方が好きだな。それに初めて乗るし。
一番後ろの自由席に座ると静かに列車は発車していった。

「古い車両でも安定した乗り心地だな!

「本日もJR北海道をご利用頂きありがとうございます。この列車は北斗6号函館行きです。
次は新札幌に停車いたします。」
と放送が入る。

「ん〜鉄道旅行の気分になっちゃいそう!」このまま函館でも釧路でも、何処にでも行きたくなっちゃった。もうバイクはいいや!って感じてしまいそうだ。

さて、さっき買った駅弁を朝食として食べよう。期間限定の夏のお祭り弁当だって!1000円也。

「朝から すんごいご馳走じゃね〜っすか!」味、ボリュウム共に文句なし。でも昨日食べた空弁じゃないけど、もう少し値段を安くできないのかな?って思う。需要が未知数だから大量生産をされてるのかもしれないけど、もし小ぶりで700円以下だったら2個くらい食べるかもしれないのにね。その方が効率いいように思うんだけど、、、これって俺だけかな?こんな考えをしてるのは。。。!

やがて南千歳を出発。右手に新千歳空港が見える。そのでかいこと!かなりの規模だね!腹も満たしたし

「あ〜満足!」って感じた。

「何だかバイクじゃなくったっていいや!」って本気で感じてきちゃった。イカンイカン!40分ほど乗車で苫小牧に到着。タバコを吸いながら列車を見送る。やっぱりキハ183系の列車はカッコいいなあ!駅の改札で無効印を押してもらって記念に貰っちゃった。
改札を出て北口からタクシーに乗る。バスは本数がないのでタクシーが便利だって聞いていたからだ。タクシーに乗って地図を運転者さんに渡してバイクの保管場所に行ってもらう。

「あれ?このタクシーの初乗りって480円なんだ?」安いなあ!関東じゃ殆ど660円だもん。

でもかなり駅から離れていたのか市内しか走っていないのに、1600円もしちゃった。いくら初乗りが安くても、さすが北海道。普通に市内を走ってこれだもんね!

「北海道のタクシーをナメたらいかんです!」保管場所は苫小牧の倉庫街の山九という倉庫。ちょっと早かったけど、担当者がいてくれて早速相棒と再会をはたす。さっきまで持っていた荷物もバイクにくくりつけてエンジンON!

「1週間ぶりのヨシムラサウンドはたまらない。」暴走族じゃないよ!暖機運転を十分行って倉庫を出発。まだ9時前だ。ラッキー!

今日は襟裳岬方面を走る予定にしている。以前2000年の時走ったから4年ぶりのコースだ。記憶は薄いけど今はどうかな?なんて思いながら走る事にする。スタートして10分もしない内に体が北海道モードに切り替わったみたい。バイクのノイズと風景など、俺の五感に北海道の鼓動を打たせてくれているみたい。

「やっぱり北海道だな!俺の血が騒ぐぜぃ!」

「そうだ、日高自動車道を走ってみようか?」以前は厚真までしか開通してなくて不便だったけど、現在は鵡川まで開通している。どうなっているのか知りたかった。国道とほぼ並走するんだけど、いまだに対面通行のままか!厚真IC付近だけ2車線になるんだけども、やっぱり先頭が遅いといかんともしがたい。並走する国道の方がよっぽど安全で早い!。

「んん?日高自動車道ってJHが管理しているのかと思っていたら、北海道開発局が管理しているんだ。」だから無料な訳なのね!もしかしたら、帯広や北見、紋別自動車道などの無料高速道路は、みんなJHじゃなくて北海道開発局が担当なのかもしれない。だからタダなんだ!なるほど、、、、。今日の天気は快晴に近い。よ〜く晴れていて暑いくらい。2000年もそうだったんだよね!

新冠のサラブレットは今回はパス。出来るだけ先行して、帯広あたりで時間を取りたいと考えたからだ。静内も通過して浦河まで来ると並行している日高本線に様似行きの列車が走っている。

「お!こりゃ先回りして様似まで行ってみよう。」鉄の血が騒ぎ出す!!
当然だけど列車より相棒のイナズマ君の方がはるかに早い。先回りして休憩がてら列車の到着を待つ予定だ。

日高本線の終点 様似駅ってこじんまりしているけど清潔感がある。駅員はいないけど委託を受けたおばちゃんが切符を販売していた。やっと列車が到着。15人位の下車があったみたい。写真を撮影して缶コーヒーを飲み涼んでいると、マニアらしき青年に

「写真を撮ってください」って頼まれるので撮影してあげる。

「もしかして、青春18切符?」って聞くと

「北海道&東日本パスです!」だって。なるほど。じゃ、トンボ返りかなって聞くと折角ここまで来たんで襟裳に行くそうだ。接続しているバスに乗っていったみたい。

おれは時間があるのでもう少し休もう。駅の隣の観光案内所でパンフレットを見てると、ガイドのおばちゃんが

「どちらへ行かれるんですか?」って聞くので

「襟裳岬にバイクで行きます。あそこは霧が発生しやすいんですよね!」って言うと岬まで電話をしてくれた。何でも今はよ〜く晴れているそうだ。おばちゃんに

「早く行ったほうがいいですよ!」って促されたので出発する。おばちゃんにお礼を言って観光案内所を出た。

「親切なおばちゃんだな!有難うございました!」国道や、道道34号線を走って襟裳岬に向かう。

「ホントだぁ!今日は快晴だ。よ〜く晴れている。」快晴のまま襟裳岬に到着できた。様似のおばちゃんアリガト!!
バイクの駐車場に止める。もう先客のライダーは20台位駐車していた。

「やっぱ結構来ているんだね!」そこから遊歩道を歩いて展望台に向かう。

「あ〜!岩礁が見える〜!以前来た時ここまで見えなかったよ!」今日はツーリング日和なのかな。

この岩礁は日高山脈がそのまま繋がっているらしい。遠く夕張の方からの地質が下降していって、ここ襟裳岬で海に没するんだからでかいよね!それに見ただけでは多分2Km位の岩礁しか見えないんだけど、海面下では7Kmも岩礁が続いているらしい。一度は見てみたかったんだけど感激しちゃった。でもアザラシは見えなかったけど。

ついでに風の館に寄ってみる。ちょっと暑かったので通路はヒンヤリしていて気持ちいい。以前風の体験をしたっけ、、、。行ったら正に体験を実施している所だった。まあ、一度体験しているから、あえて参加するまでもないけどね。じゃ、やめて引き返そう。そう、お昼なので昼食を摂ろうか。

土産店に入って、襟裳ラーメンなるものを注文。でもこの店、何か変。注文を聞いているウエイトレスと料理を作っている調理人とのコンビネーションが全く合っていない。

「ほらほら〜海鮮丼上がってるんだからさ〜持ってってよお!何やってんだよ〜早くしな〜!」なんて怒号が絶え間なく続く。これって客にしてみれば気分悪い。俺ってカウンターのそばに座ったのがまずかったのかな?やっと俺にラーメンが届いた。味は

「まあまあ!なんですが、、、」具の中にタラバの足がど〜んと鎮座していてハサミを頼もうかと思ったんだけどやめた。怒られそうで!なんとなく長居したくない店だ。
まあ腹も満たしたし出発する。。国道に出て百人浜にて早速休憩。遊歩道を歩いて砂浜でまったりする。百人浜って面白い名前に思えるんだけど実際は悲しい物語があるとのこと。

江戸時代に南部藩の大型御用船が難破し、この浜で息絶えた乗組員は100人を数えたという。これが百人浜の名の由来だとのこと。その横には悲しい恋の伝説が伝えられるので見てみる。

国道から歩く事10分弱。最初は芝生なので歩きやすかったけど、途中から砂浜になって

「めっちゃツーリングブーツでは歩きにくいじゃん!」でも広い海岸線だなあ!砂浜も広いし。ここが海水浴場にならないのは水温が低いからなのかな?それとも深いのかな?百人浜といえばチョウチョ貝が有名。あのピンク色したかわいい貝なんだけども、探してみても見当たらなかった。残念。砂の上に座ってボ〜っとすると風が心地よい。
しっかり休んでさらに北上しよう。
この国道は帯広方面に向かう先、庶野から広尾までの区間の約30Kmを黄金道路という。別に黄金があるわけではなく、莫大な金額をかけて開通した道路なのでその名が付いたんだけど、、、、。現在はイメージがかなり違う。

以前俺も走った事あったけど、その時は海岸線沿いに道路があって、風が強い時はテトラポットに打ちつけた波が車道からも見えた。でもそのためにしばしば通行止めを余儀なくされていた。観光道路ならば閉鎖すれば問題ないけど、これは生活道路だから閉鎖されると影響は大きい。その為に海岸線には防護壁が出来、長大トンネルで海岸線から隔離したりの工事がいたるところで行われている。

バイクは関係ないけど、しばしば対面通行で渋滞がおこっていた。この工事が完成したら広尾町の境にある通行止めのゲートが動く事もなくなるのかな?それに黄金道路って最高だよ!なんて言えなくなりそう。

「だって海岸線の見える区間がかなり減っちゃうから。」
ゲートからすぐの所にフンベの滝がある。フンベとは鯨の意味で、この辺りで鯨が打ちつけられたことからアイヌ語で「鯨のとれる浜」って事でフンベ地区というらしい。ちなみにこの滝は上流には川はなく、地下水が湧き出している珍しい滝なんだそうな!

確かにいろんな角度で眺めてみても川らしきものは見当たらない。ならば水を飲んでみようかと思ったけど道路から少し離れているんで手が届かない。残念だけど諦めた。でも止め度もなく流れて、、、

「湧き出てくる水は凄いなあ」と感じた。
広尾市街に入って、広尾線の廃止駅になった広尾駅跡に向かう。ここは以前来たときと殆どイメージは変わっていないみたいだった。実際、本当に駅としての機能を持っている。と言ってもバスだけどね。それと関係はないんだけど、何故か改札口も残っていた。そのまま進むとレールがあっただろうと思われる場所は駐車場になっていた。

帯広方面を見ると、SLの動輪がオブジェとして残されている他は構内の跡地はパターゴルフ場になっていた。これも以前と同じ。あまり何度も来る所ではなさそうな気がした。それに見学者が少ないのかな?展示スペースは真っ暗。なんでだろう?
ここまで来たら、ついでではないけれども、広尾線跡の大樹駅跡や、忠類駅跡も行ってみよう。実は2000年に行ってはみたものの、写真を撮らないままだったからだ。さすがに4年も経つとイメージが変わるもんだろう。

大樹駅跡は道の駅コスモール大樹の裏側にあった。でも以前は道の駅なんてなかったのに、、、、

「また増えてしまったのね!道の駅が」北海道って、

「道の駅!多すぎっす!!」でもここの道の駅はそこそこ車が駐車してあって利用客がいるみたい。でも俺は関係ないけど、、。

その裏手にある大樹駅跡は、、、、

「何だ!これは?」建物こそ建っているけど入口や窓は全てベニヤ板で塞いでいる。以前入った時は待合室くらいはあったのに。もはや駅跡とも言えない有様にはガッカリ。唯一機能していたのは郵便ポストくらいなもんだね。残念でたまらない。これならば完全に撤去したほうがいいと思うのは俺くらいかな?ただ目の前のロータリーがバスの停留場なんて皮肉なもんだな、、。
大樹駅跡がそんな有様だから、忠類駅跡も似たようなもんだろう、、、。そう思って期待こそしなかった。駅前は雰囲気は変わっていない。

「あれ?そのままで残っている。」ただ展示は当分の間しないと案内書きがあって、入口は施錠されている。でも構内はむしろ以前より綺麗になっていた。どっちかというと大樹駅より、こっちの方は更地になっているかと思っていたんだけど。貨車や車掌車はペンキで塗られていて廃駅だってのが判る。大樹駅跡も

「せめてこんな感じになっていてほしかったんだけど。」

そこそこまったりする。時間的にはかなり消費してしまったようだ。今日は花畑牧場に行きたかったんだけど、、、無理みたい。俺は、ここ帯広近郊で17時過ぎまで滞在して、そのまま釧路に向かう予定だ。一般的ならば帯広で宿泊をするところだけど、翌日釧路からの出発の方が効率がいい。それに、帯広から釧路までメジャーな観光地はなさそうなので、

「夕暮れを移動時間に使いたかったわけ!」

時間が半端なので、最後に幸福駅だけでも寄ってみるか。道道210号に入って帯広空港脇を抜けて行こうと思うと、大渋滞に見舞われた。あれれ?

「そうか、、今日は十勝スピードウェイでレースがあるんだったけ!」バイクでよかった!問題ないもん。
そこから走ること15分で幸福駅跡に到着。ただ車内に入れるので座席に座ってみる。

「このシートの硬さ。それに古い匂い。たまらん!」これは俺が好きなイメージなんだよね。一度でいいから廃止になる前に乗りたかった。

バイクに戻るとライダー2人と挨拶。そういえばこの人たち広尾駅でも逢ったんだよね。何だか俺が追いかけているみたい。彼らは今日は帯広のライダーハウスに泊まるとのこと。

「帯広に泊まるならば豚丼を食べたほうがいいですよ!」って教えてあげた。それに、明日は出発が遅ければ六花亭のサクサクパイを勧めてみた。明日は北上するらしいので、三国峠も話してあげた。何だか俺ってお節介なガイドさんみたい?まあカンベンして!

さてと俺もそろそろ行かなくちゃ!何たってここから2時間位走らなけりゃならないから、、、。

「どうでもいいけど、、、すんごいバカだね!俺って!」道道62号で帯広市内を通らずショートカット。豊頃に出た。これでも多分30分の短縮になるかもしれない。途中グリュック王国が見えたので侵入?しようとしたら、ゲートが閉まっていて入れる状態ではなかった。さすがにツーリング中に不法侵入はマズイもんね!諦めた。豊頃からはワンパターンな道が続く。
薄暗いから景色も楽しくない。もっともそんなつもりもなかったけど!出来る限り早めに釧路に到着したかったので、ハイペースで休憩もとらずに走る。さすがにトイレだけは仕方がないので、道の駅白糠に立ち寄る。

「あ〜体が固まっている〜!」同じポジションで走っていたから疲れも溜まって来た。でも、ここまで来れば30分位でしょう。疲労防止ではないけど、目の前のコンビニで普通のチョコレートを購入。そして口にする。

「あ〜〜うんめぇ〜〜!っす」何となく糖分を体は欲していたのかもしれない。ついでに釧路市内地図も購入して明日の行動予定に備える。最後の休憩を十分してから出発する。もう真っ暗だ。今日は駅前のアダチっていうビジネスホテルに予約を入れてある。釧路駅前に向かい、

「あれ?ネコタマじゃん。ここにもお店があるんだ!」って思いつつ、和商市場の脇を通り過ぎ迷わずホテルに到着。車と違ってバイクは荷物を降ろさなければならないのが不便だね!重い荷物をかかえてフロントでチェックイン。部屋で身軽になる。丁度8時になっていた。NHKのドラマ新撰組を見てから外出。フロントで場所を教えてもらって、ある炉端焼きの店に入る。生ビールを注文。

「あ〜〜俺生きてる〜〜!神様アリガト!」とっても美味しかった。それに、炉端焼きだから豚の焼き物、焼き鳥など、目の前で焼いてくれるんで見ているだけで楽しい。一人で居酒屋ってのも抵抗ないわけじゃないけど、たまたま隣で札幌から来たおば様が話しかけてくれて会話がはずむ。何でもご主人が標茶で単身赴任で連休を使って釧路で落ち合い、ここで夫婦で飲んでいるとのこと。その隣は何だかミョ〜に酔っ払ったネエチャンがいて4人で会話がはずんだ。

俺てっきり3人で行動しているんだろうと思っていたら、ネエチャンは一人旅なんだそうな!俺来た時間が遅かったんでやがてみんな帰っていった。ご夫婦は近くの東急インに宿泊。ネエチャンは列車でこれから帰るんだそうだ。俺もそこそこ酔っ払ったので帰るとしよう。ホテルでシャワーを浴びて就寝する。zzzzz
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