ナビの北海道旅行記2005初冬前編 パート3
2月13日
朝はタイマーでおはようございま〜す!早速窓から外を眺める。

「今日も快晴。やったね!連日快晴なんて滅多にないもん。」でもってシャワーを浴びて覚醒を促す。今日は朝から昨日の「流氷祭り」や「あったか網走」に再度アタックする予定だ。これで夜の部と昼の部を両方体験できる。何という贅沢!ただ近くなのにオープンが9時かららしいので 9時前に出発になりそう。だから、少しゆっくりするのもいいかな!

1階のレストランで和食御膳を食す。へ〜1人分のお櫃にご飯が入っていて立派そのもの。それにおかずの品数が多いし。バイキングじゃないけどかなり食べてしまった。ご馳走様。部屋に戻って時間調整じゃないけどしばしくつろぐ。これって意外といいかも?
さてさて出発して、昨日路上駐車したところに車を止めて流氷まつりの会場に向かう。まだ朝が早いせいか観光客もまばら。

「そうなんス!観光バスがいない方が俺には好きっす!」空いているから、、、。

だからそんなに人もいない。昨日見て廻ったものとは別の景色が現れた。確かこの特別賞を取ったオーロラ号はこんなんだったけ?

面白かったのはドラクエで登場したキングスライムの雪像。ある部分に手をかざすとイベントの音楽がスタートして雰囲気を出させてくれる。それやパペットマペットの雪像など、時代の流れの雪像があって楽しませてくれる。もちろん札幌雪祭りの比ではないのは確かだけど、、、、。

「でもやっぱり夜に来た方が綺麗だなぁ。」もちろん昼間だって悪いわけじゃない。一番いいのは網走に泊まって両方のまつりに参加する方がよりダイナミックな感動に浸れるかもしれないな!
せっかくだから湾内で流氷でも見れないかな?って思ってオーロラ号乗船場に向かってみる。

「あ!オーロラ2じゃん。昨年俺が乗った船だ。」ターミナルの中は乗船を待つ乗客で混んでいた。でもギッシリじゃないみたい。でも日本語に混じって中国語だか韓国語だかが聞こえる。やっぱり海外の旅行客も多数来ているんだね。それって俺は歓迎したいな。

「もっともっとローカルな道東がメジャーになるのっていいと思うもん。」
でも今日は俺は乗れない。この先釧路空港まで行かなきゃならないもん。
昨日と同じコースで網走湖に向かう。もう道は判っているから問題なく駐車場に到着。で!

「人がいな〜い!」なんたる閑散とした会場だろう?確か去年もあまり人がいなかったような気がしたな。ざっと見て30人位かな?
そして、お待ちかねのスノーモービル。ここのスノーモービルはツアーコースと言って呼人半島を縦断するコースを走らせてくれる。もちろんインストラクターの先導はあるけど、追従していけば何処を走ってもいいから、楽しくってたまらない。
3000円を払って指定されたヤマハのスノーモービルに乗ってイザ出発。

「うひゃひゃ!楽しいジャン!」氷の上は全開で走るも、半島縦断だけはバランスを取るのが難しくてチョロチョロと動く。Uターン地点でエンジンを止めてインストラクターとしばし談笑。これもあっという間に終わってしまった。やっぱり楽しいもんだ。また是非乗ってみたい。
そのあとは、全く車道に雪がないのと、遅い車がいなかったので、あ〜っという間に美幌峠に到着。美幌峠には近年「道の駅」ができた。

「俺が初めて来た時はそんなものなかったんですけど。」

昨年の夏のツーリングや秋のドライブで訪問したことはあったけど、どちらもガスがかかってしまい 俺にとって知床峠と同じ鬼門みたいなもの。でもどうだろう!今日はよ〜く晴れている。これならばいいでしょう!から5分くらい歩いて美幌峠展望台に到着。んん〜やっぱり綺麗だ。できれば夏の峠を見てみたい。おれってマニアックだから、突然のルート変更なんて当たり前だもん。
レストハウスに戻って、熊笹ソフトを食べる。

「んん〜確かに熊笹の香り。」味までは判らないけど、そんな感じがする。でも美味しい。胃袋が喧嘩しちゃうかもしれないけど、あげいももオーダー!これって懐かしいなあ!かなり昔食べたけど、そのときの雰囲気が思い出される。

2Fにあがってみよう。何があるのかな?って行ってみるものの多少のパネルとビデオ放送をしている他は閑散としていた。あまり長居する所でもなさそう。ソフトもあげいもも食べたし、峠を下りようか。
何も問題なく峠を下りて和琴半島をパスして砂湯方面に向かう。途中釧路川の流れを見て、コタンの湯に立ち寄ろう。丁度子供達が入浴していた。一緒に来ていたお父さんらしき方に挨拶をして写真を撮っていこう。

「だ〜れもいなかったら入浴も考えたんだけどなあ!」う〜ん残念!

そばには屈斜路湖が間近に見えて白鳥が羽を休めている。それに湖の景色がすばらしい。湯船に手を入れてみる。適温そのもの。気持ちいいだろうなあ!でも、確実に氷点下だよ!外気温は。子供達風邪ひかないかな〜?って思う。でも兄弟で楽しく動き回っているのはほほえましい。
このまま、川湯温泉方面に向かう。

「んん〜何で昨日来た所を走らなきゃならないんだろう!」って思う。グル〜っと廻ってきてるんだもんな。温泉街に入って、ある事に気が付いた。

「そうだ!エコミュージアムセンターに行ってないんだったけ!」ならばちょっと見てみようか!

場所は足湯のある場所から近くでバスセンターから歩いて5分ほどのところにある。夏のツーリングで足湯に入ったけど、その時に行こうと思えば行けたんだよね。ったく馬鹿みたい!車を置いて館内に入館する。
ここはエコというだけあって自然環境に人間が寄与する事は何だろうか?って問いかけているみたいな施設。自然を守る運動の説明や、屋内からダラス越しに奥の森林を眺めて自然に集まってくる鳥の観察。そうバードウオッチングが出来るらしい。

確かに人間って自然破壊をやりすぎた。それをパネルとかで説明してくれるのは勉強にはなるんだけど、、、、

「いま一つ俺の趣味じゃないなぁ。」そこそこ見学して退散させていただいた。多分鳥や木々の種別の勉強をしたい人にはいいかもしれないけど、、、。
それでは、ちょっと遅めの昼食を摂ろうか!ってんで一昨日目的を達成できなかった川湯温泉駅のオーチャードグラスに行く。折角行ってもトーストにコーヒーじゃ悲しすぎる。それに隣で食べていた老夫婦のハンバーグステーキが忘れられない。

入店すると、時間的にはズレているはずなのにたくさんの人が食事をしていた。テーブルは満席なので、俺はカウンターに陣取りくつろぐ。もちろんオーダーはハンバーグステーキ。それとコーンポタージュスープ。部屋が適度に暖かいので少し睡魔が襲ってくる。うつらうつらしてるとスープが登場。

「んん〜甘くてコクがあって美味しいのなんのって!」何だか勿体ないので皿まで舐めたくなりそう!(もちろんやってませんよ!) おあとハンバーグが登場。やっと念願が達成する。
「ビーフシチューもいいけど、俺はこっちだ!」でか〜いハンバーグの上に目玉焼きが乗っていてデミソースとの相性バツグン!

「美味しい!これ以外言葉がいるだろうか!」って感じ!でも、こんな料理をランチとして食べていいんでしょうか?俺には立派なディナーだよ。ちょっと贅沢かな?ユックリ食事をしたあと、ふと気が付いた。(またかよ!)JR釧網本線は冬季SL冬の湿原号って走っていなかったっけ?そばにあるパンフレットをみると、、、

「んん〜!今日は標茶始発かよ!川湯温泉発だったらよかったのになあ!」で、時間を見るとあと40分ほどで標茶を出発するらしい。

「無理かなあ?車で追いかけるのって、、、」釧路市街の方まで行けば追いつくのは判っているんだけど、出来る事なら細岡あたりで写真を撮りたい。だけど、ここ川湯温泉駅から標茶まで50kmはあるはず。果たして追いつけるだろうか。まあ、ダメだったら潔くあきらめよう。そう思ってお店を出る。ご馳走様でした!

でも川湯温泉駅から弟子屈市街だって時間かかるよね。あえて地図なんていらないけど、遠い遠い!やっと弟子屈に到着。ここからひたすら釧路を目指す。いくら時間差40分って判っていてもあっちも走っているんだもんね。磯分内に来た時には、どう走ってもムダだって事に気が付いた。

「もうSLとの追いかけっこはやめよう。事故起こしてもシャレにならない。」速度を落として標茶に入る。このまま釧路に行ってもつまらないな!ってんで、鶴居村に行こう。
鶴居村と言えば俺的には伊藤サンクチュアリーに行きたかった。本当は行きたかった。でも行けなかった。何故?

「ハイ!標茶からハイスピードを出し続けていたためにオーバーランしてしまったんですぅ〜!」俺は行き過ぎたのは戻る主義じゃない。ならば、鶴見台でいいか!ってことで、そのまま鶴見台に。駐車場があるんだけど、そこそこ車が多い。やっぱりメジャーな場所なのかな?
でも、いるいるタンチョウが!確か、ここは自身来た事はない。ただ、初めて冬の北海道に来た時釧路空港から釧路駅までの定期観光バスに乗ったとき連れてきてきたんだっけ。あれから何年たつのかな?それにしてもカメラマンが凄く多い。単に餌を食べているタンチョウではなくて、飛行しているシーンをただ待っているみたい。寒いでしょうに!

でも何回も来ているのかな?タンチョウよりもカメラマンを見ていると、どのタンチョウが飛びそうなのか判るみたいで、狙っているみたいにファインダーを覗いているみたい。俺もそれに乗せてもらおう。するとどうだろう!

「本当に飛び立つじゃん。スゲー!」って別の意味で感心しちゃった。でも飛来しているタンチョウって確かに美しい。
ついでだ!道の駅阿寒丹頂の里にも行ってみたい。ルート上では釧路空港方面から行くのだろうけど、面倒くさいからカーナビにセットして、案内に沿って走っていこう。しかし、さすがカーナビ。俺だったら絶対走らないルートをチョイスしてくれた。ちょっとした峠を越えて阿寒市街に入る。

阿寒湖ってのが有名だけど、阿寒の市街地って釧路空港にかなり近い。ところで市街地に入ると

「丹頂の里赤いベレーって看板が目に付く。何なんだろう?」道の駅に行く前に行ってみようか!果たしてここは何の施設なのだろうか?道の駅じゃないのに。答えは保養センターだった。一般入浴施設に宿泊ができる場所でキャンプ場も併設している。もし釧路空港で最終便で到着した時は便利かな!
そこのレストランでビックリするものを発見。

「エゾシカバーガーだって。」確か俺の情報が間違っていなければ昨年の8月からテスト販売の名目で屈斜路湖プリンスホテルでの限定販売だったような記憶があるんだけどな、、、。多分食べる事は無いだろうと思っていたのに、突然のめぐり合わせ!是非とも賞味しなければ。
エゾシカバーガーはデミグラスソースか照り焼きソースが選択できてポテトとセットで販売していた。俺は、照り焼きソースをオーダー。何でも火を確実に肉に通すので15分ほどかかるらしい。そばの椅子に座ってしばし待つ。レストランから出てセンターのロビーで食べてみよう。
「んん?んん〜、、、、、、、、不味い!」なんかビーフに近いような感じがしないでもないけど、不思議な味だ。俺の口には合わなかった感じ。まあ、こんなもんかな?
国道を挟んで反対側に道の駅がある。阿寒丹頂の里というので、タンチョウがたくさんいるのかな?って思ったんだけど、道の駅自体は大したことはない。

トイレと売店だけしかない。もっとも売店にはタンチョウに関するグッズが沢山あって、お土産にはいいかもしれないけど。
でも実はこの奥に阿寒国際ツルセンターってのがあって、そこでタンチョウを見ることが出来る。

但し道の駅とは別の施設なので、別に入館料がかかる。

「へえ?そうなんスか!」時間が16時過ぎているので、館内の説明員さんに別館でタンチョウを見てきてくださいね。そのあと、ここで見学をなさってください。っていわれた。どうやら17時が閉館らしい。

歩いてすぐの所に別館がある。その前には沢山のタンチョウが羽を休めている。鶴見台に限らず餌付けしているエリアってかなりの数がいるのね!って時間が夕方近くなると、少しずつではあるけどタンチョウの姿が少なくなっていくのに気が付いた。

「どうやらタンチョウって、ここで1日を過ごすのではなく、近くに巣があるのかな?」

それでも何人かのギャラリーは写真を撮影していた。寒いのに、、。
あまり別館で時間を過ごす事もできないので、本館に向かうことにしよう。本館にはパネルやビデオでタンチョウの説明をしてある。ビデオシアターでのタンチョウの成長を放映してあったが、これは見ごたえあった。

「時間があれば2回位見てもいいかな?」って感じてしまう内容だ。いつの間にか俺以外訪問者はいなくなったようだ。職員さんに迷惑がかかっても悪いので退出しよう。アリャリャ!17時過ぎてしまった。ゴメンナサイ!
今日の釧路からのフライトは20時25分まだまだ先だ。それにレンタカーの返却時間は19時だし、まあ!いいか時間調整で釧路駅にでも行こう。
さすがに今はまだ冬だね。

「暗くなったかな〜って思うとみるみる暗くなっていく。」釧路駅、和商市場のすぐ近くに「ねこのたまご」のお店がある。久しぶりだな寄っていこう。

以前は新富店というお店で「ねこたま」を買った事があったんだけど、新富店は現在はないらしい。お店で買った方が1個1個好きなのを買えるから俺は好きだな。空港やJRの売店でも買えるけどセット販売になるから。

その場で食べるものでもなし、今日帰るから保冷材に入れてもらっていこう。
ついでと言っては何だけど幣舞橋を渡ってMOOの夜景を撮影しておこう。目の前が釧路川。川幅ざっと100mはあるのかな?でも屈斜路湖の流れは新釧路川に流れてしまうので、

「なんでこんなに水位があるんだろう?」って思う。

「でもMOOってお城のように綺麗だなあ。電飾が美しい。」海産物でも!って思ったんだけど、さすがに寄る時間はなさそう。このまま釧路空港に向かう事にする。しかし、、、、何で釧路市街まで時間つぶしでくるんだろう?俺ってヒマ人だなあ!
ほぼ予定通り時間を消化?して19時にレンタカーを返却して空港ロビーへ向かう。お土産買うと身動きできなくなりそうだし、時間が1時間以上もあるので、展望台に行って見た。ここ釧路空港の展望台って何か変!だって有料なんだもん。たかだか100円をゲートに入れて自動通行するだけなんだけど、なんで有料な訳?今ひとつ納得できないなあ。

でもしょうがない。うう〜さぶ〜い!!遠く海と思われる所の上空から照明が見えてきた。そう、折り返し羽田に向かうJALの釧路行きだ。ブリッジに停止するまで、そこそこ時間がかかるのね!この飛行機はA300ー600Rというエアバス機。こうやって見てみるとJASのレインボーカラーの時がなつかしい。

「新JALだとシンプルすぎて寂しいデザインなんだもん。」

まだ搭乗まで時間があるので、3階のレストランで天ざるを注文。普通のそばかと思ったら茶そばだった。美味しいんだけど、ずっと寒い展望台にいたんで蕎麦湯がおいしい。

「あ〜あったか〜い!」そこそこ温まってから店を出て土産を買う。何度も来ているから、あえて選ぶものもないんだけど、無難な線で「白い恋人」や「とうきびチョコ」を数個買って機内へ。

機内では団体さんが多数乗っていた。添乗員さんも大変でしょうな!定刻22時10分に到着予定が15分早かったのはラッキー。民間駐車場の待っているバスに乗り込んで、自分のマイカーに乗り、日付が変わるころ自宅に到着。あ〜疲れた!
編集後記
今まで冬は何度も走ってきた。アイスバーンなんて好きでもないけど特に抵抗はなかった。でも今回開陽台で初めてブラックバーンに遭遇した。この時の恐怖は今でも忘れられない。ビビルなんて形容では表わせられなく、本当に怖かった。冬の道を舐めてたらいけませんね。いい経験でした。(もちろん無事だったからですけど。)

このあと1月先に再度北海道に渡ります。また冬の季節を見てきます。冬の北海道は雪ばかりではありません。いろいろな場所で冬のイベントが行われています。ナビはそのためにまだまだ出動することになりそうです。

ごらん頂きありがとうございました。
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