ナビの北海道旅行記2007冬編 パート1
2000年からずっと続いていた夏のツーリングなんだけども、ちょっと都合が合わなかったこともあって、行く事がかなわなかった。これって毎年続けていこうと思った俺にとって、とっても残念なことでもあった。
あ〜ホクレンのフラッグが2006年は手に入らないで終わってしまった。ザンネン!!

それはそうと、、、今年も年末にいつものモシリバでの年越しでもしようか?って12月になって考えた。

ところが予定していた30日のフライトは帯広も女満別も釧路も満席。んでもって29日も同じ。しばらくネットで検索していてもダメみたい、、、、。

仕方がないので28日のフライトを確認すると最終便で帯広だけゲットできた。これでも良しとしなくてはいけないかもね!
だって、乗れるか乗れないか解らないのに羽田空港のロビーでボケ〜ってしていても悲しいし、当日のホテルだって予約しなくちゃならないもんね。

それに帯広ならば知人のTAKEさんとの再会もできるし。そんなわけで、今年3回目となる道東旅行が始まります。
12月28日
去年もそうだったんだけど、今年も会社が終わってから直接羽田空港に向かうことになった。

まあ、今回は予約が取れなかったので、やや早めの旅行になってしまったんだけど、それでも問題なく北の大地は俺を受け入れてくれるだろう。
すんごく空いている京浜東北線で浜松町で下車、でもモノレールはかなり混雑していた。

「あれ?何処にこんなに人がいたんだろうか?」って思う。でも、ビジネスマンらしき人は殆ど見受けられない分カジュアルな人がかなりいたんで、みんな同じなんだなあ〜って感じる。
羽田空港でチェックイン。株主優待とクラスJのアップグレードを使い、さらにマイルをICに変えておいたんで、実質無料!!!

「これって最高のぜいたくじゃないっすかぁ!嬉しいなあ〜!」

そんで保安検査をパスして、いつものラウンジへ向かう。比較的空いているサクララウンジでは窓際をゲット!あれ?昨年は着席したら真っ暗だったんだけど、まだ陽が落ちていないんだ。

セルフだけど、サッポロ生ビールとおつまみで一人で乾杯(何のため?)この一杯目が美味いのなんの。速攻でおかわり。
今日のサクララウンジは背広組はほとんど見られず、むしろカジュアル系の方々が多かった。十分ビールで酔わしていただいてから搭乗口に向かう。今回の帯広行きは地平からバスでの移動とのこと。

「何故か俺ってそのパターンが多いな!」ラウンジから結構バス乗り場まであるんですよね。

窓際をチョイスしてはみたものの、誘導路の照明が奇麗だな〜!って思う以外はいたって退屈。いつしか寝てしまったみたい。着陸態勢に入って爆睡していたのに気が付いた。そういえば結構ビール飲んでいたもんね。出発は若干遅れたんだけど、かなりの風があったらしく無事定刻に到着。
機内預けの荷物もないんで、まずトイレに入ってからバスで帯広駅に向かうつもりでいた。ゲートを出ると、
「あれ?TAKEさんだ!!お久しぶりで〜す。」実は出発前にTAKEさんとメールをして、俺が駅前のホテルに泊まるんで、そこで待ち合わせをすることになっていたんだけど、迎えに来てくれたなんて実にありがたかった。
早速TAKEさんの車で食事に向かう。

辺りは真っ暗なので想像の域を超えないんだけど、道端に雪がある程度で、走っている道路そのものには全く雪は見当たらない。TAKEさんが言うには本当に雪が降っていないんだそうだ。
つれていっていただいたのは「ジンギスカン北海道」なるお店。場所的には地元のTAKEさんが運転しているだけあって俺には何処にあるのか解らなかったんだけど帯広競馬場のすぐ近くだった。
正直なところ俺はジンギスカンは好きではない。と言うかラム肉が美味しいと思ったことがないからだ。でもTAKEさんが言うには美味しい店とのこと。

「ここ「ジンギスカン北海道」で食べられなかったら、どこの店行っても無理でしょう」って話。

お店の中は丸いテーブルにジンギスカンの鍋があって食べるスタイル。ビックリしたのはメニューの肉にはラム以外はない事。多分豚や牛のカルビとかあるかと思っていたから。野菜や漬物をオーダーして肉を焼く。そして口の中に、、、。

「ん?んん?これってラム肉なの?あの独特の臭みがない。ご飯のおかずにピッタリじゃん。」
俺っていままで、どんな肉食ってきたんだろうって思う。クセになりそう。TAKEさん言うには、

「確かにラム肉はニオイがあるんで、人の好みは様々だけど、新鮮な肉ならば美味しいはず!」ってことらしい。ってことは

「スーパーとかで売ってる肉はやっぱり俺は無理かもしれないな。」だけど、ここは値段がリーズナブル。決して高くない上に肉の量が多いこと。二人で軽く4皿も空けてしまってご飯のお代わりもして満足満足。

「いや〜いい所教えていただきました。」ちょっと一人で来るには勇気がいるかもしれないけど時間をずらせば問題ないかもしれない。いつか来てみようって思う。
十分お腹にたまったところで店を出る。結構アンティックなものも飾ってあって面白いお店だね。
ホテルまでTAKEさんに送っていただいてお別れ。わざわざ申し訳なくなってしまった。

「いや〜お世話になりました。来年もどうぞ宜しくお願いいたします。」

さて、今日泊まるホテルは十勝ガーデンズホテル。ここは以前宿泊したことがあったけど、モール温泉があるので気に入っている。驚いた事に今回は最上階の9階の部屋だった。これっていいんでしょうか?
外の景色も結構奇麗で対面するワシントンホテルのクリスマスツリー?が奇麗に見えた。でも雪が殆ど見えない。

「本当に今日は年末なんだろうか?」って感じさせられる。

大浴場に入ってモール温泉に。肌がヌルヌルするのがわかる。んん〜とっても気持ちいい。
落ち着いてきたところでテレビを見るとSTVだったか北海道2006なる番組が、、、。多分STVだけの放送だろうけど、破綻した夕張市の事の放送が流れていた。深夜0時過ぎているので寝たいところだけど、何となく人事でない事に気付き見入ってしまった。そういえばいつも寄っていた夕張のメロン農家の方はお元気かなあ〜?って思う。
12月29日
モーニングコールで6時30分に目覚める。ちょっと眠い。外を見ると晴れている訳ではないけど雨や雪が降りそうな感じはなさそう。早速大浴場で体を温めていこうか。ってんで入浴。昨日もそうだけど、誰もいないんだよね。つまり貸切状態。いや〜贅沢なこと!

一旦部屋に戻ってから2階のレストランで朝食。バイキングではないけど結構豪華な食事に驚く。そういえば以前来たときも朝食からマグロの刺身があったっけ。今日はホタテの刺身だった。結構美味しい。んんん〜満足じゃ!
出発までテレビを見ながら過ごしてチェックアウト。ここでも「みのもんたの朝ズバ!」では夕張市の記事を放送していた。しばらく見ていたかったんだけど、今日は釧路まで列車に乗らなけりゃならないから諦めた。

ホテルを出ると言うまでもなく本当に雪がない。多少道端に除雪した雪のかたまりが残ってはいるけど、走りやすそうだ。今回釧路まで列車を利用しようと思ったのは、ちょっとしたトリックがあるから!

「帯広から釧路までレンタカーを借りても、ど〜〜こも行く観光地がないなんですぅ!!!」
しかし本当のところはレンタカーの金額が問題。最終日に女満別空港でレンタカーを返却しようと思う時間が1日分延長扱いになるんで、決して安くはないんだけど特急で釧路まで乗車してみようと思った訳!、

駅で切符を購入して列車を待つ。9時19分定刻に列車はやってきた。

「釧路行きスーパーおおぞら1号。乗りたかったっす!」別に特急でなくても良かったんだけど、これより早い時間の出発の普通列車は1本もないので実質釧路まで行く一番列車ってことになる。
自由席利用なんだけど、誰もいなければ俺の特等席で独占させてもらおう。ってんで一番前に陣取る。
JR北海道自慢の振り子車両キハ283系の走りは最高だ。一気に加速してオートマチック制御の変速機でグイグイ速度を上げていく。

「俺でさえじっくり聞いていないと何時ギアを変速したのか解らない時があるもん。」

あ〜っという間に池田に到着。以前はここで下車したんだけど今日は終点の釧路まで乗車。
驚いたことに今乗っている「スーパーおおぞら1号」の次の停車駅は終点釧路。へ〜音別も白糠も止まんないんだ!すごいね。
池田駅近辺はやや雪景色だったけど、それも少しの間だけ。尺別トンネルを越え太平洋が見えてくる場所まで走ってくると、辺りは雪なんて全く見えない。白糠駅を過ぎて国道38号線と並走するところにくると、

「見えた!俺のオアシス!「道の駅白糠言恋」が右手に現れたじゃん!」黄色いでか〜い看板が目印なんだよね。この道の駅はツーリングで何度も利用している。だから俺のオアシス!休憩している時に特急が通過していくのが何度か見たことがある。一度列車からの眺めも見ておきたかったんだよね。

「んん〜感激!こんな風に見えるのね。」
定刻に列車は釧路に到着。ここからレンタカーでの旅になる。駅のそばのオリックスレンタカーで受付を済まして車に案内されると、、、、ホンダのストリームだって!

「あれ?これじゃないです!」って言っちゃった。そう頼んでいたのはビッツとかのコンパクトカーなのに、、、、。そうしたら係りの方が、コンパクトカーが手配出来なかったので、こちらを利用してください!とのこと。

「何か不都合な事ございますか?」な〜んて聞かれちゃったんだけど、

「いいえ〜!そんな理由だったら大歓迎っす!ありがたく乗せてもらいますですわ。」だって何も不満なんてないもん。多分北海道でレンタカーを借りてこんなアップグレードなんて初めてかな?
まずは乗車してちょっとした広場で車を止めて、いつものモシリバに電話を入れる。明日からの連泊をお願いしておいた。

そして釧路駅で購入したレアな蕎麦寿司を食べてみる。これって滅多に売ってるのを見た事がない商品。人気があると言うよりは、品数が少なくて2時間ほどで売り切れてしまうものらしい。だから俺も食べた事はなかった。

封を開けてみると、釧路市の南部にある春彩湖を連想する茶そば風に中には生姜が入っている。期待していたほど美味しいものではないかな?できれば生姜ではなく本物のお寿司みたいにかんぴょうかキュウリの方が良かったりして。
さ〜て昼食でも摂ろうか!ってんで、前々から行こうって思っていたレストランに向かう。その名も「泉屋」なるレストラン。なんでもすんごいスパゲッティーが食べられるらしい。

駐車場はあるらしいけど面倒なので、川沿いの市営駐車場に車を駐車する。そこからならすぐにレストランがある。お店に入ってまず驚いたのはサンプルの多さ!50品目のサンプルはあるんじゃないのかな?

「そこで気になったのがカツミートスパゲティー」地元ではスパカツって言われているらしい。
一人なんだけど、お昼にはやや早いんで4人分のテーブルに陣取る。
おまちどうさま〜〜って
「出てきたカツミート!うわ〜でけ〜」俺食えるかな?別に大盛りなんて頼んでいないのに明らかに1.5倍はあるよ。その上にカツがで〜んって乗っているんだもん。それにパチパチ音がしてすんごく熱そう。

「でも味はとっても美味しいでござんす!」
でも、、油が結構使っているのか、胃にきそう。で、サイドメニューのつもりで注文した野菜サンド、、、

「すっげ〜でけ〜!!!」写真で見ると少なく見えたのに、、ちょっとシャレにならんぜ!何とかスパゲッティーは完食したものの野菜サンドは残してしまった。う〜っぷ胸焼けがする。お店の方ゴメンナサイ!
しばし車の中で休憩。あの拷問って形容されるようなハンパない量は
「しばらく食い物なんて見たくも食べたくもない。あ〜気持ち悪いっす。」30分ほどボ〜っとして出発する。近くに市営の博物館があるので寄ってみよう。

時期的だからだろうか、訪問客は殆どいないみたいで貸し切り状態。釧路と言えば湿原がすぐ連想するんだけど、その通りに湿原に関する資料がたくさん展示されていた。またアイヌ民族の展示や漁業に関連するもの、丹頂のはく製の展示等があって結構時間がかかる。
今日の宿泊予定は阿寒湖。釧路市内のビジネスホテルでもよかったんだけど、ちょっと離れた阿寒湖もいいかもしれないって考えたから。それに2食ついて8000円なんてリーズナブルだし。

ちょっと眠くなってきたんで温泉にでも行こうかな?ってんで弟子屈方面にでも車を走らせる。で、シラルトロ湖まで来た時に以前立ち寄った場所を思い出した。
「茅沼温泉の憩いの家ってところで、ちょっくら温泉でも入って行くかぁ!」料金400円を払って温泉に。んん〜気持ちいい!何ていうのかスベスベしてくる。源泉は44度とのことで、

「源泉の浴槽に足を入れると熱いこと熱い事!あんぎゃ〜」って叫びたくなっちゃった。
仕方なく、ちょっと加水してある浴槽にて入浴。あ〜気持ちいいもんだ。露天風呂もあるんだけど、ちょっと雪が降ってきて風が強くなったんでパス。ちょっと寒すぎ。でも時間が半端なのかな?俺以外はおじさんが一人しかいない。ほぼ独占状態。
風呂から上がってソファーでくつろぐ。で、ちょっとうたた寝。これがシアワセといわずして何と言うかな?

いつもならば観光重視で走り回る俺なんだけど、時期的に行く場所もないし、こんなノンビリしたのもいいんじゃないかな?

ところが本格的な雪に見舞われ視界も悪くなり速度が落ちて阿寒市街に到着した時は17時。もう真っ暗になっちゃった。国道240号線で阿寒湖へ。市街は殆ど雪もないんだけど市街を抜けると圧雪の世界に。先頭に2台の車が走っているんでそれに追従していけばいいや!その方が神経使わず楽だもん
阿寒湖温泉街に到着。ホテルの場所だけは判りにくいんでカーナビにセットして問題なく到着。何だかかなり立派なホテルって感じ。

「こんな所に俺一人で行っちゃっていいんでしょうか?」チェックインして部屋に入って上着を脱ぐ。でも内装は、決して立派とはいえない作りで、、、、。まぁ、ツインルームを与えてくれて良かった位かな?

夕食はバイキングなんだけど18時に行こうかなって思っていたらベットで爆睡してしまい19時過ぎてしまった。レストランというよりも大宴会場って規模の会場。さすがに人も少なくて席に困る事もなかった。
昼のスパゲッティーがこたえて食欲がないに近い。ご飯と味噌汁でほとんど一杯になってしまった。殆ど食べたくない俺にとってすんごく美味しく感じられたのがアイスクリーム!胃が落ち着いてくれそうな感じがする。

大浴場に入ると不思議なことに先客は何故か2名だけ、多分200名は一度に十分入浴できる浴槽には俺一人。かえって空しさを感じさせられてしまった。今日はこのホテル何人宿泊しているんでしょうか?不思議に感じてしまった。

部屋の窓を開けると強烈に雪が舞っていた。明日は車出す時しんどいかな?

「もしかして暴風雪警報とか出ていたりして。」今日はこれと言った観光はしていなかったんだけど、ノンビリしたかもしれない。それはそれでいいでしょう。のんびりテレビでも見ながら就寝することにしよう。
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