ナビの北海道旅行記2007春 パート2
3月4日
朝は6時過ぎに起床。俺の布団は多少湿っているみたいで、寝ているうちに汗でもかいたのかな?(おねしょじゃないよ!)
だからかもしれないけど、昨日より格段に体調がいい。みんなで風呂に行く。
温かい温泉には体がさらに気持ちよくなるみたい。ここのホテルの大浴場はスケールがでかい。露天風呂はもちろん打たせ湯、ジャグジー、薬湯、寝湯、サウナなどなど、、昨日 速攻で爆睡決めちゃって残念だったかな。一通りの風呂にチャレンジして 最後は露天風呂でノンビリ。外気は絶対に氷点下だろうけど、温泉が暖かいので顔が寒くても気持ちいい。
どっちかと言うと息苦しさがないぶん 長湯してもよさそうだ。

このあと朝食を摂りにレストランへ。俺はとっても空腹になったみたい。もう昨日みたいな苦痛はなさそう。
大好きな生タマゴはなかったけど、温泉たまごとウインナーを中心にいただきま〜す。!一通り料理をみると、朝だってのに刺身があったりして凄いねえ〜もちろん俺も頂くし他の食材もゲット!結構食べた食べた。

今日は19時30分までに釧路空港に戻ればいいし、それ以外の時間の束縛はないから自由に走って行こう。
会計を済ましてレンタカーで出発。まずは知床峠方面に進む。途中俺のお勧めのスポット見晴橋でウトロ港を望む。ここから見る夏の夕陽も とっても綺麗なんだけど、冬の流氷に覆われた景色も最高にいい。

今の光景は残念ながら流氷は遠のいちゃったみたいで、目の前は青い海が見えてるだけだった。しばし海を見ていると対抗車側から除雪車がやってきた。

HさんもYさんもこれには興味津々と見ていた。そういえば俺もマジマジと除雪車を見たことはなかったなあ〜、けっこう削る雪も多いもんだ。
さらに先に進む。知床自然センターのところで分岐があり、道なりに進めば知床峠なんだけど、しっかりゲートで封鎖されてしまって、ここより先には行けない。そう、実は2人にこの封鎖されている国道のゲートを見せてあげたかったわけ。

多分だけど、、いつの日かは夏にでも北海道をバイクでツーリングをするであろう2人にこの雰囲気を知ってもらえれば、夏に走った際に感動がより多く感じてもらえるかもしれない。実際俺がそうだったもん。へえ〜夏は(冬は)こうなっているんか〜って。

そして自分達の車じゃないけどゲート前でレンタカーを記念撮影。
ウトロの市街地を抜けて オシンコシンの滝へ。ここは昨日行ったけど、夜間だったしライトアップされていたから、普段の滝の姿を見せてあげたい。駐車場は比較的混んでいるけど、観光バスがやっぱり多いなあ〜

何枚か写真を撮影して出発。んん〜どこ行こうかな?って思ったんだけど、、、やっぱHさんが一緒ならば、ライダーの聖地たる開陽台には行かなきゃならないでしょうね!。斜里から根北峠方面に進む。んん?これって俺一人だったら中標津に行っちゃいそうな感じ。
根北峠を通過して標津町に入り 西7号線、北19号線を走る。

峠を越えれば道路の積雪はほとんどみられなくなった。ここって冬季は観光ルートにもならない場所。除雪こそ済んでいるけど、こんなにアスファルトが見えるってことは、やっぱり温かいんだなあ〜。これも温暖化なんだろうか。

途中、車を止めて今走って来た道路を見てみる。ず〜っと続く4〜5kmはあるだろう直線でアップダウンが3ヶ所もある光景は正に北海道だからこそだよね。
北19号を走っていって、目的地である開陽台に到着。

駐車場に到着したものの、俺はパス。ここってメッチャ寒いもん。でも2人はせっかくだからって、雪を掻き分けて登っていっちゃった。(この写真はYさんからの提供です)

俺は缶コーヒーを飲みながら温かい車の中でおとなしくしている。どのみち売店も、シアターも全て休みだし、第一、暖を取るものは何もないはず。約15分ほどで2人が雪の階段ならぬ雪の急坂を駆け下りてきて車の中に避難。かなり寒かったそうだ。でしょうな!だから俺は嫌だったんだもん。
ここから摩周湖まではそんなに遠くない。一旦弟子屈に向かってから摩周湖へ。観光バスが数台いるほかは あまり車の台数はなさそう。って言うものの、やっぱりレンタカーの比重は多いのかな?

展望台でまずは摩周湖を展望。道路が凍結していないんで、多分って思っていたんだけど結氷はしていなかった。それでも摩周ブルーっていう湖面の色は冬でも神秘的に感じてしまう。

でも2人には全面結氷した真っ白なホワイト摩周湖を見せてあげたかったな。何時の日かそんな時がくるんだろうか?
そこそこユッタリしたあと摩周湖を後にする。国道のそばにある「摩周湖のあいす」って言うアイスクリーム屋さんに立ち寄る。折角ここまで来たならアイスクリームもいいかもしれない。

関東だったら、何で冬なのにアイスなんて食べるの?って言われそうだけど、寒いところで食べるアイスもとっても美味しい。

俺は欲張ってトリプルアイスをオーダー。でもそれどころかクレープまで食べちゃった。ちょっと食べすぎかな?
ここまで来たら屈斜路湖畔まで行ってみようか。スノーモービルは昨日チャレンジしたんだけど、できればもう一ヶ所、、、そう阿寒湖でも乗ってみたい。俺の想像だけど日が落ちる16時までに湖畔に到着できればスノーモービルに乗れるはず。って事は遅くても屈斜路湖は15時までに出発できればいい。

途中、川湯温泉を経由して屈斜路湖の砂湯へ。駐車場に車を止めたころから クゥワ〜クゥワ〜!!って泣き声。いるいるたくさんの白鳥が。写真を撮って、パンのミミを購入して白鳥に与える。俺も何年も前から何回か砂湯は来ているんだけど、最近の傾向なのかカラスが多くなってきているみたい。カラスってこんなに寒くても越冬できるんだ!
白鳥はかたまっているんで、パンのミミを与えるのはいいんだけど、動きが緩慢なんで、自分の視界から投げ与えられたパンが見えなくなるとウロウロするんだけど、、、それを「待ってました〜」ってばかりカラスが横取り。そんなことされても怒る白鳥なんていないから、どんどん取られる。

俺達も、、いや他の人たちもカラスにはパンなんか与えたくないから、目の前に置いてあげるんだけど、、、それでもドンくさいなあ〜。
ルート上から硫黄山にも立ち寄ってみようか。レストハウスはパスして噴出口へ。さっきまで積雪があった場所とは別の世界って感じで雪は全くない。地熱も温かいんだろうな。

で、いつものゆで玉子を売ってるおじさんががんばって売っていた。あれ?以前不法に営業していたってんで、警察のお世話になったんじゃなかったけ?俺の勘違いかな?(だったらごめんなさい)

「た〜まご、たまご!!」って売ってるおじさんにゆで卵を売ってもらい食べてみる。俺ってもしかしたら最初来たときから多分、合計10個は食べてるよ!1個食べると10年寿命が延びるっていうから170歳位生きる訳ね?んなわきゃないじゃん!!ったく。
さ〜て最後のアトラクション阿寒湖へ行こう。屈斜路湖から阿寒湖まではそこそこ距離がある。って言うか まずは弟子屈までが遠いんだよね。これといって特徴のない道路が続くだけなんだもん。

弟子屈から阿寒横断道路へ。ここは夏にはバイクでは楽しいワインディングが続くんだけど、決してあせらず走っていく。どうだろう道東でこんなコーナーの連続する国道はないよね?

阿寒湖温泉街に入って、看板にしたがって湖面に駐車場に到着。Hさんに、ここは夏は湖の上なんだよ。っていうとビックリしていた。Yさんにも以前そんなこと教えてあげたっけ!その時はサイドターンの練習をしたもんね。
さてさて、チケット売り場でスノーモービル乗車券を購入。実はHさんに

「、2kmで1500円、5kmで2000円、7kmで2500円、10kmで3000円ってなってるけど、どうします?最後の3kmの差で500円違うだけだけど、、、」っていうと、、やっぱり10kmをチョイス。んん〜そうでなくっちゃ!ここも長距離は先導となるペースカー?がつく。んでも、それが早い早い!。

俺達が250ccのスノーモービルに対して、先導車は500cc。これってどうにもならない。ここ阿寒湖のスノーモービルは網走湖と同じマシンなんだけど、スピードメーターが設置されている。だからHさんにもYさんにも全開トライしてみたら!ってアドバイス。元々バイクのテクじゃかなわないHさんYさんだったら俺より早いだろうから、、、。

出発前にお願いしておいた写真を途中止まってくれて全員パシャ!休憩もそこそこに出発。いや〜バイクみたいにニーグリップなんてできないからハンドルにしがみつくようにスロットルを開けてメータ読みで80kmくらいでた。体感速度は150kmくらいに感じるけど、それより振り落とされるんじゃないかな?って不安が多くてビビッてよくよく減速。2人はあ〜っという間に遠くに消えてしまった。んでもってゴール。お疲れ様でした。Hさんは、懲りずにここでも4輪バギーにチャレンジ。いや〜好きですな〜って言うか、そんなものも好きだったなんて知らなかった。

いや〜これで一応のプログラムは終了。たった2日で2ヶ所ものスノーモービルに乗るなんてのもマニアックだし、、、。よくも行ったもんだ。

阿寒湖を後にすると、空港に向かうだけ。でも3時間近くもの時間のタイムラグがある。これならば釧路市街にでも足を伸ばせるな。阿寒湖市街地で俺は気が付いた。そうそう、2人に鹿の肉でも食べてもらおう。赤いベレーにて一旦立ち寄る。ここでエゾシカの肉を使ったエゾシカバーガーを二個オーダー。俺はいらないけど、、、。実は以前俺もここでエゾシカバーガーを購入した食べてみた。食べてみたんだけど、、、とってもマズイ。でも、他のウェブサイトでは美味しいってことらしい。

多分俺の味覚の感覚かな?って思ったんで、その検証をしてみたかった訳。で、出来立てのエゾジカバーガーを食べてもらうと「美味しい」そうだ。Yさんなんか鹿の肉って言われなかったら牛肉って思ってしまうかもしれないって言ってた。んん〜やっぱり俺の感覚が違うんだね!十分納得。

そして釧路駅前に向かって「ねこのたまご」の購入。ちょうど帰る時間だから冷凍買って帰っていって 自宅の冷蔵庫にいれておけば、明日には自然解凍できてるはず。入店してショーウィンドウを見るとほとんど商品は陳列されていない。でも。ここは基本的に冷凍を購入される方が一般的なんで、商品がなくても業務用冷凍庫に保存されている。Hさんは興味ないかな?って思っていたんだけど、そこそこ購入していたみたい。

ここからは、真っ直ぐ空港に向かうだけ。レンタカーを19時過ぎに返却し出発口に送迎してもらって搭乗手続き。まだ1時間近い時間があるんで3階で夕食を食べる。そういえば今回はホテルでの朝食をたんまり食べたんで昼食は食べなかった。いや、途中アイス食べたりしていたんで空腹感もなかったんだよね。俺は天ザルをHさんYさんは温かい蕎麦を食べる。

保安検査をクリアして機内へ。最後はちょっぴり贅沢?にクラスJシートに。たった1000円で乗れるならばこれもいいかもしれない。Hさんは昨日初めての飛行機。今日は当然2回目。でもって昨日は一般席。だからクラスJのシートにはビックリしちゃったそうだ。それに飲み物に続いてお菓子が出て感激!だったそうな、、、、。俺には何でもないことなんだけど、、、。

羽田には15分ほど遅れて到着。ちょっとバクチだったんだけど、今回駐車した駐車場は第一ターミナルの南ウイング正面のP1にしていた。本来北海道は北ウイング出発だからP2に駐車するのが普通なんだけど、今日到着するのは南ウイングではないかなって勝手に予想しちゃってP1に止めたはいいものの、それが正解。帰るのに近くて便利。

高速の渋滞マップを見ると、、、赤の渋滞表示が全くない。実にラッキー!その日のうちに2人を降ろして自分も自宅に帰れることができた。あ〜〜あ〜〜これで眠って目が覚めたら現実の世界に戻るんだよな〜って感じになったのは俺だけじゃないでしょう。END
編集後記
以前Yさんと北海道へ旅行したことはあった。今回はHさんも誘っての旅行。そう。スノーモービルの楽しさをHさんにも味わってもらいたかっらから。

想像していた以上にHさんはハマッてしまったそうだ。実際行くまでは消極的だったそうだ。冬の北海道なんて寒いだけだし、つまらないんじゃない?って。ところが流氷船には乗る、オーロラファンタジーには感動する、スノーモービルではハングオンの物まねまでする余裕。そこに4輪バギーなで乗っちゃって、いや〜誘った俺のほうがビックリしました。

俺も一人で行動するより、すっごく楽しかったです。2人とも有難うございました。
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