ナビの北海道旅行記2008秋 パート1
序章
ほんの2ヶ月前の7月下旬に俺は北海道をバイクでツーリングしていた。毎年のことではあるが、バイクで北海道の、それも道東の空気をいっぱい吸ってきた。そして福岡から来たホンダゴールドウイング1800に乗っている博多のジージーライダーこと高〇さんとの出会いも十分楽しい思い出になった。

それともう一つ。今年4月にオープンした「りくべつ鉄道」の体験運転も鉄分の濃い俺にとっては、最大のエポックになっていった。

2万円もするコースに乗務?すると当年内で5000円の割引券をもらってしまった。
さてさてどうしたものか?そこで俺は考えた。年内もう一度「りくべつ鉄道」に乗務してみよう。

日程をみると9月の連休を使うと廉価版2000円のSコースと2万円の割引のLコースを通しで利用できる。ならば、今年最後の贅沢をしてみよう!んで、パチンコを厳禁すれば?なんとかなるか?ってんで今年4回目の渡道となる。

5000円安いために10倍の5万以上もの飛行機代を使って来るってのも変なヤツ!やっぱり俺って何だかな〜?

ただ、それだけのために行くほど鉄ヲタではないと思っている俺!!もちろん観光も欠かさない。秋は夏とは違った綺麗な色々な花が咲いているだろう。野郎には合わないかもしれないけど、、、そんな旅行がはじまります。
9月13日
9月13日の土曜日。俺は東京モノレールの浜松町駅のホームにいる。それも16時30分頃。

今回の俺の旅行は明日と明後日の2日の旅のはずだった。もちろん明日の飛行機も押さえているし。

実は今日は仕事で渡道は不可能と諦めていたんだけど、予想外に早く終わってしまったので、会社から直接来てしまったわけ。
万一の希望を持って荷物を会社に持ってきて正解だった。

もちろん会社を出発する際に女満別空港行きの予約や今日宿泊するホテルの手配、レンタカーの早期使用の依頼など、やるべき事はやっておいたんだけど、ネット社会ってのはこういう時 便利だな〜って思う。

今日の女満別空港行きのフライトは17時55分なので楽勝で羽田に間に合う。でも俺の乗るモノレールっていつも空いている。何でかな?
1時間も前に北ウイングに到着。チェックインを済ましてラウンジへ。

俺はJALグローバルクラブのメンバーだから、普段はJALのサクララウンジにいくんだけど、たまには他のラウンジにも行ってみようか?って思いカードラウンジへ。

JALグローバルクラブってことはゴールドカードであることには変わりはないんだけど、スルーで入場。
ところで俺にとってカードラウンジってのは北や南のウイングに移設されてからは初めての利用になる。

もしかして混んでいるかな?って思っていたんだけど、、、意外と空いているので窓際をゲット。目の前にはボーイング747が駐機しているから、多分新千歳空港行きかな?ジュースを飲みながらしばしマッタリ、、、。

今日レンタカーに乗らないのならばサクララウンジでタダの生ビールを飲むところだけど、それも無理だし、、、。結構くつろいじゃった。
定刻に女満別空港に到着。あ〜退屈だった〜!その後レンタカーの受付カウンターで氏名を告げてレンタカー事務所へ。

夜とはいえ単純にホテルにいくだけじゃ、いくら俺でも芸がない。網走監獄やオホーツク流氷館のそばを通って天都山経由で山越えしていこう。一応過去に走ったことはある道なんだけど、久しぶりなので夜とはいっても新鮮に感じてしまう。

途中レイクビュースキー場らしき場所で「はなてんと」なる看板が、、、。何だろう?って思い入って行くも、照明がなければ全くわからない。でも、何となく花が咲いているらしい場所らしいので、明日立ち寄ってみよう。しっかし周囲は暗いな!!!!
21時過ぎにホテルに到着。急に予約したホテルなので贅沢は求められないんだけど、エアコンの効きが悪くてちょと暑い。

窓を開けるとヒンヤリとした空気が入ってくるんだけど、開けっ放しでは風邪ひきそうなので我慢しなければ、、、。
明日は早朝から活動を開始しなければならないので早めに就寝する。zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
9月14日
朝はモーニングコールで5時に目覚める。あ〜〜超眠いっす!。エアコンがしっかり効いていればそんなこともなかったんだけど、何回寝返りしたことか、、、。

眠さ倍増のなか、覚醒を促すためにシャワーを浴びる。それもちょっと熱めで、、、。外を見る限り雨は降る気配はなさそう。そういえば今年のバイクツーリングでは、朝に雨ばっか降っていたもんね、、、。

着替えてフロントでチェックアウトしてレンタカーで出発。5時30分過ぎだけあって街中は閑散としている。昨日行ったレイクビュースキー場へ向かう。
昨日の看板の場所まで行くと、、、そこは色々な花々が咲いている花の園って光景が。とっても綺麗。特に驚いたのは、だ〜れもいない。これって俺の貸し切りじゃん。

だから車は何処に止めていいのやら?それ自体から悩んでしまう。車から降りてしばし見とれながら、ガラにもなく観賞をたのしむ。

サルビアやマリーゴールドなんてマジマジと見るのなんてどれくらいぶりだろう?って思う。もし観光客が多数押しかけて来ていたら、サクサクって帰ってしまうところなんだけど、、、、。
ところで、今俺がいるフラワーガーデン「はなてんと」ってのは、昨日俺が偶然通った時に発見した場所だった。もう少し観光ガイドでも学習していけば良かったかな?って思うけど、来て正解だった。

この花の園は網走市などが管理運営しているのかな?って思っていたんだけど、ちょっと違うらしい。「アドプトプログラム天都山」ってシステムで花園の一定区域を市が提供する代わりに市民やボランティアの方々に責任を持って花を育ててもらうシステムなんだそうだ。
だから花園のそばにはプラカードみたいな看板に個人名や企業名の名称が掲載されている。こんなシステムも有りなのかな?って感じさせてもらっちゃった。レストハウスらしき場所まで行くと、おじさんが建物から出てきて、「鍵開けたから中に入っていいよ!」って声をかけられた。どうやら施設の管理を任されているおじさんらしい。6時前なのに大変だね〜!

この建物はレイクビュースキー場のレストハウスで、そばにはスキーリフトの降り場がある。そして冬になると花園は一面雪に覆われるそうだ。で、レストハウスから出てきたおじさんが言うには、今日の11時からレストハウス前でイベントが行われるそうだ。残念だけど、その頃の時間帯、俺は多分遠軽にいるかもしれないので、諦めて出発。
「はなてんと」から20分もかからずに朝日ヶ丘展望台に到着。ここでも俺一人での貸し切り。だって時間もまだ6時過ぎた頃だもん。だからこそ嬉しくなって写真をパチパチ!

何時だったか?北竜町のヒマワリ畑にも行ったことがあったっけ!
そこよりは規模は小さいけど、小高い丘に咲いているヒマワリは、正に「ゴッホの丘」ってネーミングが合っているかもしれない。
ついでにメルヘンの丘にも立ち寄ってみる。ここは、気が付けば何回来ているだろう?っていうか国道沿いだから自然に来てしまい、自然に休憩したくなっちゃう場所。できれば椅子でもあれば最高なんだけどな!

7時前になると雲が取れてきた。よかった〜!ツーリングじゃなくても雨の旅行じゃ幻滅しちゃうもん。数枚の写真を撮って出発する。

ここから網走方面には向かわず、網走湖を迂回するルートで西岸を走って能取湖の卯原内方面に進む。その方が車も少ないし距離を稼ぐ事ができると思ったわけ。そんで途中で停車して軽い朝食を取る。セイコーマートで購入したコーヒーやパンだけども、牧場を見ながらの食事も悪くはないもんだ。
道道でショートカットして国道238号線へ。もう、ここは卯原内地区。さっそくサンゴ草の群生地へ到着。
恥ずかしながら、以前秋にサンゴ草を見に来た事があったんだけど、カッ飛ばしていたんで、その場所はわからないままだった。結局サロマ湖展望台から偶然発見したキムアネップ岬で初めてサンゴ草を観賞したんだけど、、、。

今回は速度を落として場所を確認しながら、、、、案内板がはっきりと!!!あれれ?こんなん誰でも判る場所じゃん!看板もでかいし!もしかして俺ってわき見でもしていたのかな?ってんで、駐車場に車を止めて散策。
7時30分ともなると観光バスは来ていないけど、車が数台止まっていた。もう観光客が出動する時間になったのか、、、。

サンゴ草はけっこう赤く染まっている。遊歩道が整備されていてちょっと先まで歩いていける。ここでも今日あたりは何かイベントでも行うのかな?
どうせだから、ついでにサロマ湖沿いのキムアネップのサンゴ草群落にも立ち寄ってみよう。ここは以前来たことがあるので迷うこともない。

ただ、能取湖と比べると、まだまだ色づきが少ないかな?って思う。以前来たときはかなり赤くなっていたもんね。だからじゃないけど、誰もいない。
サロマ湖は滋賀県の琵琶湖、茨城県の霞ヶ浦についで日本では3番目に大きい湖。周囲の距離はおおよそ90kmもあるので走っていても長い長い。

途中サロマ湖沿岸を通る国道293号線は内陸部に入っていったりして湖面が見え隠れするも、俺にとっては新鮮でもなんでもないルート。実際昨年末も走っていたし、、、、。8時過ぎだからか道の駅「サロマ湖」もこれから売店が開かれるみたい。立ち寄ることもなくパスする。このまま遠軽に向かっても早いかな?って思って、どさくさではないけど竜宮台に向かってみる。

竜宮台?何処それ?って思う人もいるかな?って思うんだけど、オホーツク海とサロマ湖に挟まれた砂しの先端部分にある湧別側の展望台のこと。
北見市(旧常呂町)側はワッカ原生花園があって北海道遺産に登録されて「ワッカの水」から先は自然保護の観点から一般立ち入り禁止になっている。反対側の湧別町側は三里浜キャンプ場があって、併設されるように龍宮台という展望台がある。

10mの高さもないけど展望台に上ればそこには不思議な光景が、、、。
砂しの先端部分を見ると左側にオホーツク海が、右側にはサロマ湖が見えてその幅が100m位の陸地が延びている。けっこう綺麗だ。

ここには以前来たことがあったんだけど、、、この展望台だけは登らなかったので、目的を果たした感覚にひたれる。ちなみにキャンプ場は、時期的に終了したみたいで閉鎖されていた。そんでもって歩いて砂しの先端まで行けるんだけど、アブの攻撃を受けるんで、、、それでもいい方はチャレンジしてください、、、!!。かゆいかゆい!すんごく辛いですから、、、。俺は無条件でパス。
遠軽には秋には太陽の丘公園でコスモスが咲き乱れるそうなので行ってみる。この時期は「虹のひろばコスモス園」となっているそうだ。開園は9時とのことなので、時間的には丁度ピッタリだ。

どうだろう?自宅で無理に早起きして初便の女満別空港に向かったとしても、未だに空港には到着していない。ってことは、今日出発すれば間違いなく、コスモス園までは来る事ができなかったはず。それどころか「はなてんと」「朝日ヶ丘公園」「サンゴ草」「龍宮台」まで行けたんだから、すんごいラッキーなことかもしれない。

駐車場に駐車して窓口で入場料を払って入園する。昨年までは無料だったそうだけど広大な敷地の管理費は莫大らしく町の予算での運営はかなり厳しいとのこと。だから、今年から有料施設になった旨の案内が掲示されていた。
トラックの荷台を改造したカートで園内のドライブに連れてってもらう。頂上の東屋で5分ほどの休憩。

上部から見下ろすコスモスは白やピンクのコントラストがとっても綺麗だ。俺は花に関しては無知に等しいくらい知識がない。コスモスも色の違いは判っても、その種類に「ベルサイユ」や「センセーション」なんていう種類があるんだそうだ。ふ〜ん!

カートを降りると お土産用にコスモスを5束ほど持ち帰っていいそうだ。でも俺は今日は宿に宿泊するし、、、遠慮させていただいた。ここはコスモス以外に百日草もふんだんに咲いていて、コントラストも美しい。
時間もまだ10時過ぎ。めっちゃ時間の消費がのんびりだ。これなら、もうちょっとハメを外せるかな?
今日は15時頃に陸別に行けばいいわけだから、、、。遠軽市内へ。昨年末に立ち寄った「どらまき焼き」なるお店の再訪。

遠軽では有名な、、、有名になった「どらまき」。今回は「あんこ」と「クリーム」を購入。あんこだけ食べてみる。んん〜美味しい!。でも、どら焼きとそれほどの違いはないんじゃないかな?って思うのは俺だけ?かな?
ついでに国道を挟んで反対側には「赤胴焼」なるお店が、、、。ここもついでに訪問。「赤胴焼」って何かな?って思ったんだけど、内地で言う、単なる「今川焼き」「大判焼」のたぐい。焼印に男の子らしい印が焼かれている。売られているのは「あんこ」と「クリーム」のみ

これは、かなり前に流行った「赤胴鈴之助」のイメージなんだそうだ。♪剣を取ったら 日本一の 夢は大きな 少年剣士♪って唄があったけど、、、今から40年以上前のドラマだし、、、俺だってリアルタイムで見たのは小学生だったかな?たしか30年ほど前のアニメだったから、それを考えるとかなり古くから販売しているのかもしれない。でなけりゃ名前だって変わっているはずだし。
それだけ市民に認知されているわけで、俺が購入していると、近所のひとかなぁ?おばあちゃんも買いに来ていた。

ただ不思議なのは「あんこ」には焼印があるけど「クリーム」には焼印がない。もしかして誤って販売することを防止しているのかな?
冷めてしまうけど夜食?用に購入。遠軽を出発する。その場で食べていない理由はあとで判ります。
国道経由で留辺蘂に向かう。しばらく国道沿いに石北本線が並走するんだけど、生田原からは線路とはなれて金華峠に向かう。それほど高低差のある峠ではないんだけど、並走していた石北本線にとっては常紋峠を越えることになる。この勾配の頂上あたりは、SLにとってはかなりキツイ坂なんだそうだ。そのためスイッチバックの設備が設けられたんだけど、SLが走らなくなった現在では休止(事実上の廃止)されている。

それでも鉄道マニアにとっては聖地にあたるらしく、レンタカーで林道を奥深く入って行って写真撮影するそうだ。俺はそこまでは好きじゃないけど、、、。っていうかジャンルが違うからかもね。
11時すぎに留辺蘂に到着。ここでちょっと早めの昼食にする。立ち寄ったのは「加根志め食堂」。JRの留辺蘂駅前通りにある普通の蕎麦屋さん。ただ、ここの天丼の量は凄まじく多いそうなんで、俺のリサーチ?の対象で伺ってみた。

駅前通りなのに人の気配も少ない。何だかさみしいなあ〜。暖簾をくぐって店内に。正午には1時間も早いので誰もいないみたい。
店員らしきおばちゃんにメニューも見ず迷わず天丼をオーダー。すると奥から店主らしきオヤジが出てきて調理開始。俺カウンターに陣取ったんだけど、調理場が丸見えなので、よくよく観察していける。

海老、イカ、ナス、カマボコ、ピーマン、レンコン。しいたけetc何だか食材が多くなっていくんだけど、、、、。もしかして、これ俺の分ですか?しっかり油を切ってから丼に天ぷらを載せていくオヤジ。その間全くの無口で無愛想。いや〜ガンコなオヤジなのかな?って思いながらパズルのように組み立てられていく天丼をみてビビッてしまう。
調理場が奥にあって見えないまま、突然「お待ちどうさま〜」って見せられる凄い量の天丼もビビルけど、、、今俺が目にしている無口な親父が積み木のように載せている天丼も「これって俺が食べるんだよね?」って。どこかの国の総理大臣みたいに人事に感じてしまう。」

お待ちどうさま〜の言葉もないままオヤジがユックリ俺の前に持ってきたした天丼は、目の前で天ぷらを積み上げているのを見ているからこそ今さらビビリはしないけど「凄い量ですね!」って話しかける。するとオヤジは
「ニヤ!」っとしながら俺の前から去っていった。もしかしたら「食えるもんなら食ってみろ〜ベランメ〜!!!」ってこと?じゃないよね?
まずは 何気なくタバコをセッティングしてみる。タバコ2箱でもまだ高さがある。これって、ある意味拷問だったりして、、、。それと意味のないと思われた丼のフタ。これが意外と重宝で積み木状態の天ぷらを分離するのに役立つ。上から順に天ぷらを剥がしていかないとせっかくのオブジェがくずれてしまいそう。で、海老が2本、荒川静香なみに、イナバウアーしているんですけど、、、、確か海老って普通ご飯の上に寝てなかったっけ?

それでもオーダーしているのは「普通の天丼」。で、お値段1300円。めっちゃ安いと思っちゃった。しばし格闘のすえ?やっと完食。そのうち他のお客さんも見えて天丼をオーダー!やっぱりオヤジが調理するんだけど、同じサイズ。で、お客さんもスゲ〜スゲ〜って連発していた。
いや〜バイクツーリングだったら乗車しているだけでもエネルギーを消費していくところなんだけど、レンタカーじゃシートに座っているだけなので、なかなか満腹感が消えない。でも油がいいのか?胸焼けがしないのだけはありがたい。

石北峠方面にすすむ。9月中旬だけど、まだ紅葉には早いみたいで緑の景色が続く。で石北峠を過ぎて大雪湖を左に見ながら国道39号線から国道273号線に入って糠平方面に進む。
ここって陸別に行くにはルートが大きく違うんだけど、2ヶ月前にバイクツーリングで走った時に気になった場所があったので検証してみたかったわけ。

バイクツーリングの時、三国峠展望台で休憩して帯広方面に向かった際、風が気持ちよかったので速度を落として走っていたら林道らしき看板が気になった。
何でもないT字路なんだけど、、そこには置戸町へ40km北見市へ65kmって書いてあった。林道なので、はたして置戸や北見に本当にいけるのだろうか?って気になった。
いつかは行ってみたいなあ〜って思っていたんだけど、林道だし、ダートだろうし俺のロードバイクじゃ絶対行けない場所だけにチャレンジするにはレンタカーしかない。今回は行けそうだ。

但し林道だけあって途中通行止めとかあったら、本日のりくべつ鉄道の予定は全てオジャンになる覚悟はしていかないとならないけど、、。
さっそくダートの洗礼を受けるもレンタカーには何も問題ない。

どうせ人の車だし、、、事故さえ起こさなけりゃかまわないでしょ!でも俺のバイクだったら1kmも走らないで降参だね。絶対泣きが入っていただろうな。

意外とマイナーな林道かと思っていたんだけど走りやすくて、所々浮き砂利もあるんだけど比較的フラットで楽しい。だからか対向車とも数台すれ違う。
10kmほど走って勝北峠に到着。これといって展望が開けているわけでもないし感動に浸れる場所でもなさそう。そんな場所だから写真だけ撮って出発。すると置戸側はかなりの悪路。走れないわけじゃないけどレンタカーの下回りがガンガン言ってる。それに後ろからランドクルーザーが走ってきて途中道を譲るも土煙が凄いすごい!先導車やペースカーどころの速さではなくどんどん遠ざかっていく。

札幌ナンバーのランクルなので、峠マニアなのかな?追いつけそうにないんだけど、彼の残していった土煙がいいアプローチとなって迷わず進んでいける。そう、この土煙を頼りに走れば出口に出られるでしょう!北海道には多数の林道があるけど、ここは走りやすくてビギナーにも最適なルートかもしれない。
問題なく15時には陸別に到着。今日は体験乗車の運行日なので体験運転は廉価版の2000円であるSコースしかない。予約しているのは15時30分と16時の2本連続。明日乗務?するLコースの予習のためでもある。

まずは体験乗車でスタッフの運転する列車で予習のさらに予習をして体に覚えさせる。300円払って15時発の列車に乗車するものの、お客は俺以外は2名しかいない。
これって距離の短さの弊害じゃないのかな?実際何度も乗りたいアトラクションではないもんね。今後を期待するしかないかもしれない。
ブレーキの圧力や運転の手法を見て頭の中でイメージトレーニングしながら実際の体験運転の列車のホームに移動。元運転手さんの指導のもとハンドルを握る。一般的にはSコース1回で構内を2往復できるけど、今回は2回分予約しているので運転できる距離こそ少ないけど4往復できる。

指導員の運転手さんも単純に指導するのではなく段階的なブレーキの手法とか、一歩進んだ指導をしてくださったので感謝したい気持ち。ホテルでさらにイメージトレーニングができそうだ。でも、4往復しているのにも関わらず、あ〜っという間に終了。これで今日の運行は終了する。明日が楽しみだ。
早めに宿に到着。っていうか、今日の宿は道の駅りくべつに併設されたオーロラハウス。つまりりくべつ鉄道の施設の2階が今日の宿。宿というより研修施設としての設備なのでどちらかというと無機質なビジホみたいな場所。

それでも広めのベットや机など、俺には十分な設備だ。

何と言っても今日の体験乗務?が終わってから移動することもなくベットに寝られ、明日も朝食後移動することもなく体験乗務?できるのがうれしい。
しばらくベットに横になっていたら寝てしまったみたい。そりゃそうだ!朝の5時から動いているんだもん。

夕方の6時過ぎ早めの夕食。牛肉の冷シャブやマグロのトロロがけなど、旅館などと違って決して豪華ではないけど美味しそう。今日の昼食の天丼が辛かったけど、全部消化してくれたみたいで美味しく頂くことができた。
18時40分ころ一旦外出して、銀河の森に向かう。以前「ふるさと銀河線」に乗車した際、陸別での時間の合間に訪問したことはあったけど、今日は近くだし、イベントらしきものがあるそうなので行ってみる。

入場料は昼は300円だけど夜間は500円になる。もっとも天体を観測する施設だから夜間の方が高くて当然か!

7時から中秋の名月観望会を行うとのことでメインエントランスの椅子に座りしばし待つ。およそ100名ほどが参加しているみたい。スタッフが登場してきて月についての色々なわかりやすい解説を行ってくれるんだけど、、、、眠いっす!まだまだ眠いっす!ってんで、一番前の座席にいるにも関わらず寝てしまった。ゴメンナサイ!あまりに気持ちいいもんで、、、、、。
30分程の講義のあと屋上で天体の観測。大きな天体望遠鏡で月の表面を参加するみんなが覗いている。俺も参加。今日の月はウサギさんが餅をついているような感じに見えたのは俺だけじゃないみたい。

何台も天体望遠鏡があっても全部月を見ているわけじゃなく他の星も見せてくれた。例えば木星。地球から外側に火星の次に遠い星なんだけど、太陽系で一番大きい星だ。何となく青っぽく見えた。これはアンモニアのガスが光を反射する際の色として見えるわけなんだそうだ。多少なりとて天体に興味がある俺は色々質問しちゃった。
そのまま宿に戻るのも芸がない。ならば、ちょっと遠回りして戻ろう。陸別市街に入らずカネラン峠って道道で上足寄方面に向かう。場合によっては明日通るかもしれないルートでもある。

しばらくは舗装された立派な道なんだけど、峠を下るとそこには浮き砂利のダートが、、、、。もちろんかなり前からダートである旨の看板はあったんだけどね。
うわ〜こりゃ怖いわ。ロードバイクで来る場所ではないね。こんなのが4kmも続くんだけど、闇の中10kmほどに感じてしまった。まだ続くの?って。

やっと舗装路に戻って国道に向かうも11kmも先。やっと上足寄に到着。こりゃ騙されるな。ロードスポーツバイクで行くところじゃない。国道に戻って9時30分ころオーロラハウスに到着。あ〜疲れた。シャワーを浴びて「赤胴焼」を少し食べて就寝。
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