ナビの北海道旅行記2008春の旅 | パート1 |
ほんの2ヶ月前に北海道に行ったばかりの俺。次は7月のツーリングかな?って思ってはいたんだけど、雪解けが進む時期友人を誘っての旅行を画策してみた。 んん〜とってもマニアックな俺!バカなことばっかり考えているな〜! 今回は前回冬の旅行で来た事のあるYさんと、初めて冬の北海道を経験するAさん。Yさんとは2回ほど北海道には来ているけど、同じ行程じゃ面白くないだろう。 んなわけで、Yさん初めての帯広に入ってみよう。そんで今年は流氷の当たり年ってことらしいので網走に抜けて女満別から帰ればいいか。 そんでも1泊2日。普通の人からみれば冬だし無謀って言われそうなプラン。でも、こんなの俺にとっては問題ないでしょ。 んなわけで、1泊2日のプチ北海道旅行がはじまります。 |
3月15日 |
目覚まし時計で早朝に起床。んん〜今日から2日間の北海道だ。多少の睡魔も吹っ飛んでしまう。って言っても、ほんの2ヶ月前に北海道に行ってきたばっかりなのに。モーニングコーヒーを飲んだだけで5時前に出発。まずYさんにお目覚めのモーニングコールをかけておく。もう起床していてくれてたらしい。出発した頃は周囲はまだ真っ暗。Yさんの自宅周辺には5時30分には到着。さすが3月の中旬だけあって、出発するころは真っ暗だったんでけど、たった30分で明るくなってきた。 そうそう、昨年の旅行の時は体調が思わしくなく辛かったっけ!でも、今日の体調は問題ない。YさんとAさんを拾って晴れて出発。最初は快適だった高速道路も都心に入るほどに渋滞気味。もしかして暖かいから千葉の房総方面にでもドライブする人たちでもいるんだろうか?だって土曜日の朝6時過ぎなのに、、、。通勤族だってまだ少ないはずだもん。 本来ならば、早めの6時30分過ぎに羽田の駐車場に到着してラウンジでサンドイッチでも食べながらノンビリしようって考えていたんだけど7時20分に到着。いや〜参った。でも出発は7時55分発だから問題はないんだけど。 |
JALグローバルクラブ専用カウンターで3名分を発券してもらう。いつもは問題なく発券できるのに、今回はやけに時間がかかる。俺ってカードに問題でもあったっけ?ちゃんと決済は済ましているんだけど、、、。どうやらマイルをICクーポンに変換して差額をクレジットしてみたんだけど、システム上ICクーポンでは1円単位の入力はできないそうだ。 すったもんだの上、仮の搭乗券をもって保安検査をパス。出発時間が迫っているんで、ラウンジに立ち寄ることもなく一般席にて待機。出発時間が来ても俺達はまだゲートに入ることはできない。システム上のエラーを解決していないので、待機させられているから。俺ってこんなの初めてだけど、、、先に搭乗しているお客さんに悪いなあ〜って感じちゃった。 |
でも、今日は目の前の15番ゲート。すっごく近くて便利。いつもならば、はるかに遠い18番や19番ゲートとか、バスに乗っての移動になるのになあ〜。 結局エラーが解決することはなく、到着地の帯広で説明を受けることにして仮の搭乗券で機内へ。おおよそ5分の遅れ。機内の俺はひたすら爆睡を決め込む。そう、実際飛行機って退屈だから、、、。 羽田の天気は晴れていても事前に調べた上では帯広は雨らしい。いやだな〜せめて雪でも降ってくれたほうがマシなんだけど。途中操縦席からの報告では雨から曇りに変わったそうだ。それを期待しつつ とかち帯広空港へ。着陸前の風景をみると、、、あっちゃ〜雪がほとんど見られないじゃん。みんな融けちゃっているんかいな。半分ラッキーで半分ブルー。 |
まずはお決まりの幸福駅へ。旅行に行く前にYさんにはメールで、「悪用しないから名刺持ってきて!」って連絡しておいたんだけど、幸福駅に入いる前に「ところで名刺もってきた?」って聞くと駅舎を見てYさん「な〜るほど!意味が判った。」だって。そう、折角幸福駅に来たなら名刺でもいいから、ここに来たんだよ!って軌跡を残しておかなけりゃ。 人によっては名刺だけじゃなく使用済みの定期券やその日来たばかりの航空券の半券やメモ書きに感想を書いたものやら、色々なものがある。俺は20年以上前にやったから、今さら名刺って柄じゃないからやらないけどね、、、、。これでも初めて来た人には感激するんだろうな。 |
さて駅前やホームには一切の雪はなく、線路に若干の雪が残っているだけで、実質春先の光景だった。これって4月の光景じゃないのかな?夏と違って車内には入れないけど、お土産屋さんが開店していた。 真冬だったら全て閉店しているのにね!Aさんは愛国から幸福駅までの切符を数枚購入。「日付は好きな日を入れてくれるよ!」って教えてあげると、色々な日付をオーダーしていたみたい。 |
そこそこの時間を取って幸福駅を出発する。幸福駅に行ったならば愛国駅にもいかなきゃ!セットで行きましょう。 愛国駅に行く前に途中、大正市街を通るので、先に「阿久津」ってお店に立ち寄る。そう、知る人ぞ知る「ごく楽プリン」を売ってるお店。まずは2人に美味しいお菓子を食べてほしいし、俺も食べたかったから、、、。あったあった!ごく楽プリン。それも20個も残っていない。やっぱり人気商品なんだ。 |
約10分弱で愛国駅に到着。まだ冬だから駅舎はシャッターが下りてて、ホームにあるSLもブルーシートが被っている、、、、、、そう思っていたんだけど、予想外に開館していた。 これも暖かくなったからなのかな?それとも3月には開館する予定だったんだろうか?愛国駅の駅舎の内部は以前と全く変わらないんだけど、駅舎とトイレの空間には東屋ができていた。 Yさんは幸福駅と同じく愛国駅でも名刺を貼りだしている。んん〜けっこうハマってしまったかな?でもこうでなくっちゃ。 |
このあと帯広競馬場に向かうことにしよう。JRAの中央競馬や地方競馬と違って直線200mのばんえい競馬って知ってる人は多いけど、実際に体験した人となると少ないでしょう。ましてや内地の観光客だと、まずいないんじゃないかな? ばんえい競馬のルールについて説明するまでもないんだけど、一昨年、北見市や岩見沢市が赤字を理由に開催を断念、帯広市が全開催を請け負うことになってしまったんだけど、、、、その帯広市ににとっても赤字開催は必至。ばんえい競馬って世界のなかで唯一北海道で行われている競馬。折角北海道遺産に指定されたのに、帯広市まで開催を断念されては恒久的になくなってしまう。 |
まあ、平場の第一レースだけ楽しんでいこうか。以前競馬新聞を購入したんだけど、中央競馬の新聞と同じ新聞を購入したんだけど何を書いてあるのか?さっぱりワカラン。んなわけで、今回も人気で馬券を購入。レートもカワイイ200円単位で5通りだけ、、、。 Aさんも倍率より可愛い名前だけで2点購入。Yさんも悩みに悩んで結構時間がかかったみたい。発走までちょっと時間があるんで、さっき阿久津で購入したプリンを2人に食べてもらう。北海道で初めて口にするAさんは「おいし〜い!」って感激してくれた。んん〜これだけじゃないんだけど、、、もっと続くよ!って思ったりして。 やっと発走時間。んでもって本命メインでゴール。結構迫力あるよね!ってYさん。意外な事に競馬に無縁なAさんが的中。 |
競馬場を出てちょと早めの昼食を摂りに行こう。競馬場に行く前に2人に、「豚丼とジンギスカンとどっちがいい?」って聞くと即座にジンギスカンって言われたので、競馬場近くの「ジンギスカン北海道」へ向かう。ここへは以前 帯広のTAKEさんに連れていってもらったことがあったので俺のお勧めしたかった場所だった。すんごく美味しい店なんだもん。 今日は土曜日なんだけど、駐車場には車が1台あるくらいで閑散としている。店内に通されても空いていた。 |
早速ラム肉のオーダー。ジンギスカンならばビールは外せないから2人には生ビール。俺はウーロン茶にご飯で我慢。っていうよりビールよりも肉食いたい。 焼き上げたラム肉をタレにつけて口の中へ! 「ウメっす。めっちゃ!ウメっす!」はっきり言ってここの肉はとっても美味しい。俺ってラム肉は基本的には臭いし噛み切れないって経験があるんで嫌いなんだけど、ここの肉は別格。2人とも美味しい!って食べてくれた。3人で5人前の肉とビールやウーロン茶で3人満腹。今度機会があったらまた来たくなっちゃった。 |
3人とも満腹なんだけど、このあと強引に俺が「食後のコーヒーとデザートを食べに行くよ!」って六花亭に向かう。ここでビールを飲んでいない俺が、今日ホテルまで運転する。さすがに3人中2人がビールを飲むと、、、車の中、、、酒のニオイがプンプンするのがわかる。へ〜そんなもんなんかな?だって2人だって生中ビール2杯だけなのに、、、。 帯広駅北口を経由して「ぱんちょう」を見ながら細い路地を入ると六花亭に到着。俺がここに来たのは、コーヒーが無料で飲めるだけじゃなくて2人にサクサクパイを食べて欲しいから。賞味時間3時間っていうサクサクパイはここ本店と一部店舗だけでしか食べることができない。んでもって2人の感想は?って〜と、、、、やっぱり美味しいそうな!でしょう!でなきゃ来ないもん。 |
道中長いのでカウンターで簡単に食べて出発。次の目的地然別湖に向かう北海道は言うまでもなく市街地を出るとな〜にもない畑が続く。もっと春先なら新芽や夏なら緑が鮮やかなんだろうけど、土がむき出しだし、、、結構速度を上げて然別湖をめざす。慣れってのは恐ろしいもんで、速度の感覚がうとくなってくる。そんなときにレーダーパト発見!!!やべ〜俺捕まっちゃうよ! って減速しても時すでにおそい。半分諦めかけたんだけど追跡してくる様子はない。んん?そうか俺の方向はパトカーと逆方向。だから来ないのかもしれない。以前俺がレーダーパトカーに捕まった時も順方向だったし。まあ〜勝手に安心しちゃう。 扇ヶ原展望台で十勝平野を見学。雪も解けかけてきていて、あまりキレイとは言いにくい光景だった。 |
何だかんだで14時ころに然別湖に到着。思ったほど人がいないなあ〜。然別湖は真冬は湖面にイグルーという村ができてコタンを形成する。そして春先には静かに消えてなくなる。 もちろん自然にできるんではなく、多くのボランティアの協力を受けて氷を使っての村ができるわけ。これは大変な労力となるだろうな。俺も協力したいけど時間の制約があって実現しそうにないけどね。真冬には氷で作った氷上露天風呂やアイスホテル、アイスバーなどができ、夜間はコンサートなどが行われる然別コタン。 |
駐車場が使えないんで路上に車を止めて、コタンに向かうと、、、、あれれ?ゲートが閉まっているじゃん。 文面を覗くと「閉村 2008然別湖コタンは3月15日朝10時 終了致しました。」だって! あんぎゃお〜 △%(■☆$#!’▼★〇〇%’&#”%)(’% 何てこったい!よりによって今日の10時に閉村かい!それも4時間前だよ!めっちゃ悲しい! ヘルメットを被ったお兄さんが出てきたんで、アイスバーまでは無理なのは判っているんだけど、せめて内部の撮影だけでもお願いしてみた。でもダメだって。ここんところ雨が何日も降っていた上に10度を越える日が続いてしまって内部は水浸しなんだそうだ。なんとか修復を試みたんだけど、それでも安全には配慮できそうにないそうで、残念ながら閉村になったそうだ。 |
ちょっと心にわだかまりを残して然別湖を出発。本来ならばアイスバーでお酒を飲んでスノーモービルを楽しんでって予定だったのに。阿寒湖方面に向かいながら、士幌の道の駅へ。 「士幌農協が作っているポテトチップスを買いたかったから。」 値段も税込み105円ってリーズナブル。このポテトチップスを士幌町を掛け合わせて「シホロチップス」って俺が勝手に名付けた名前にしている。その方が愛着あっていいんじゃないすか? |
この先阿寒湖に向かうだけなんだけど、然別コタンの遊ぶ時間が余ってしまったので、急に予定を変更してワインで有名な池田町のワイン城に向かう。 どっちにしろ土曜日なので工場は稼動していないだろうけど、ワインの試飲くらいならばできるはず。士幌町から国道は走らず道道で池田に。ワイン城の建物の前にドリカムの記念館があるんで、それも立ち寄ってみよう。 俺的にはあまりドリカムは知らないほうなんだけど、知ってる人にはたまらない聖地になっているそうな。実際コンサートやライブNHKの紅白歌合戦に使用された衣装などが真空パックされていてビニール越しだけど触ることができる。2人はそこそこ興味があったようでマジマジと見ていた。 |
このあとワイン城に向かって試飲コーナーへ。 今日は1800円する清見の丘なるワイン。酒は好きな俺だけどあまりワインは好きじゃないかな?もっとも飲めないけど。 2人は他のワインも特別に試飲させてもらってお買い求めされていたみたい。 |
本別市街に入って岡女堂で豆でも買っていこうか。そこは豆男爵の館なるお店。 「ふるさと銀河線」があった頃は、知ってる人も多かったんだけど今となっては国道沿いに面していないんで通過される人も多いかもしれない。 普段地元では絶対買わないだろう甘納豆を購入。何故かここの甘納豆は好きなんだよね。ちょっとお茶も飲ませてもらいながら試食品に手を伸ばす。んん〜けっこう腹が膨れる。 |
時間が微妙になっちゃったんだけど、最後に足寄駅跡に立ち寄ってみる。足寄町は松山千春と鈴木宗男議員の地元。売店が開いていれば宗男ストラップでも買おうかって思ったんだけど、残念ながら終了しちゃった。んん〜欲しかったなあ〜! ホームや線路は廃止時と全く変わっていない。 そのままの姿で残されていた。何だかちょっと待っていれば列車が来そうな感じ。 |
足寄駅跡を出発するとホテルに向かうだけ。ちょっとルートを変えて松山千春の事務所の前を通る。あまり2人は感心なさそう。 足寄から阿寒湖までは雪の関係で、これと言った観光地もなくただただ50kmを単純に走るだけ。ちょっと飽きてくる。こんなとき複数人で乗ると有りがたいんだよね。普段は誰も話す相手がいないし、ラジオも入りにくい。たまに入るラジオだとクラッシックが流れたり、逆に眠くなってしまうもん。 |
18時30分頃阿寒湖に到着。今日泊まるホテルは「ホテルエメラルド」。 ネットで予約を別にしてたんで俺だけ別の部屋。で、2人と別れて部屋に入ると、、、おお?ベットが4個?そんなんでいいの?ホテルマン何か勘違いしていない?って思ったんだけど、もう一歩入ると俺が正面に現れてビックリ。んん?鏡じゃん。びっくりしたなあ〜 変な所に鏡置かないでよ!って思っちゃった。でも部屋は立派。こんな所に一人でいいんでしょうか?使うこともないんだけどバスタブも大きくて窓越しにベットが見える。いや〜ちょっと恋人どうしでも考えちゃうかな? |
7時前に3人でレストランに行って夕食を摂る。まあ〜カニとか期待していたんだけど、思ったより食べたいものがないのが残念。どこにでもある中華や寿司の和食がある程度。でも来たからにはそこそこ食べていかないと損をする気持ちになってしまう意地の悪い俺。 そうそう今日の夜のアトラクションは暖かすぎるんで、アイヌのアトラクションとかは中止になったそうだ。残念だけどしかたがない。でも20時過ぎからの花火大会だけは行うそうなんで、時間と胃袋が許す限り食べまくる。そのために着替えもせずジャンパーやオーバーとカメラを持参しながらの食事になっている。 |
20時前になったので、一旦ホテルを出て遊覧線の桟橋まで歩く。道らしき場所が判らないので雪にズボってはまりながら、ひざ下のズボンがビチョビチョ! やがて花火大会が始まる。花火っていうと、普通夏の風物詩なんだけど、ここ阿寒湖では冬の風物詩の一つになっている。規模こそ大きくはないけど静かな湖面?(凍っているけど)に見える花火はいつ見ても美しいって感じる。 時間にして10分ほど、、、それでも綺麗だった。 |
帰りには散歩を兼ねてアイヌコタンまで歩いてみる。アイヌの木彫りの商品が並んでいてウインドショッピングにはもってこい。でもね、、、ふくろうの木彫りってすごい綺麗だけど買うかって言うとどうかな?こっちは外国人にうってつけじゃないかな? アイヌコタンでは21時からショーをやるそうだけど、これはいいや!ゆっくり歩いてホテルに戻る、まだまだ胃袋のご飯は消化していないだろうから大浴場でサウナでも入ろう。 ってんで一旦2人と別れて個別に大浴場に入りサウナへ。部屋に戻ってちょっとくつろいでから2人の部屋に。そこでビールをご馳走になる。テレビ見ながらなんだけど、たった2本の缶ビールでけっこう酔っ払ってしまった。あれ?俺ってこんなに弱かったっけ?Yさんに断って先に休ませてもらうことにしよう。自分のベットに入ると一気に記憶がなくなってしまった。zzzzzzzzzzzzzz |
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